昨年は早退した運動会、支援級の先生と二人三脚で参加した今年は…
ライター:hiro_michi
入学早々「学校行かれへん!」になった長男。夏休みに充電し、少しずつ元気になりました。2学期、付き添いつつ登校開始。ところが、また新たな「壁」―運動会の練習が始まりました。さて、緊張せずに運動会に参加するには、どうしたらよいのでしょうか…?
支援級の先生と相談して決めた、運動会のゴールは…
急な予定の変更や、予期しない場面への対応が苦手な子どもにとって、大きな学校行事は緊張の連続だと思います。
我が家の長男の場合、1年生の時は、母親の付き添いが無くては、学校へ通うのも精いっぱいでした。この年の運動会では、練習はほぼ見学のみ。
当日は大音量、人の多さ、暑さ、緊張感等々で気分が悪くなり、早退しました。
2年生進級時に、支援級に所属することになり、今度の運動会は学びの機会として、いろいろ作戦を練ることにしました。
最初の全校練習では、500人余りの生徒が集まる中で行われました。
整列、行進、体操などは、先生の指示通りに動くことはまだまだ難しく、行進1つとっても、周囲とずれると注目を浴びたり、前後の子に手や足がぶつかってプチトラブルになったりします。
こうした様子を踏まえ、「開会式から閉会式まで参加する」を長男と先生と私の3人の仮の目標(ゴール)としました。
そのゴールにむかって、難題を小分けしたり、長男の身体の感覚に合った難易度に調整していこう、ということになったのです。
我が家の長男の場合、1年生の時は、母親の付き添いが無くては、学校へ通うのも精いっぱいでした。この年の運動会では、練習はほぼ見学のみ。
当日は大音量、人の多さ、暑さ、緊張感等々で気分が悪くなり、早退しました。
2年生進級時に、支援級に所属することになり、今度の運動会は学びの機会として、いろいろ作戦を練ることにしました。
最初の全校練習では、500人余りの生徒が集まる中で行われました。
整列、行進、体操などは、先生の指示通りに動くことはまだまだ難しく、行進1つとっても、周囲とずれると注目を浴びたり、前後の子に手や足がぶつかってプチトラブルになったりします。
こうした様子を踏まえ、「開会式から閉会式まで参加する」を長男と先生と私の3人の仮の目標(ゴール)としました。
そのゴールにむかって、難題を小分けしたり、長男の身体の感覚に合った難易度に調整していこう、ということになったのです。
どうすれば団体競技に参加できるだろうか?
徒競走や団体競技への参加にもいろいろ知恵をしぼりました。
入学をきっかけに、空間認知がより鋭敏になった長男は、練習の待ち時間に押しあいへしあいになると、「やめて!」と言えずに強い力で同級生を押し返しすことが頻発しました。
感覚統合セラピーや、コンディショニングなどのアプローチで、感覚を和らげつつ「慣れるまでは、最後尾や端っこに並ばせてもらったり、顔なじみの子の隣にしてもらったりするとありがたい」と、先生に相談しました。
綱引きでは、長男が握りやすいようにと、特別に細いロープを継ぎ足し、それを引っ張ることになりました。
こうして、もろもろの配慮と参加する度合いは、支援級の先生が「少し頑張ればできる?」として提案したものを、長男自身が「できそう」「無理そう」と判断して全て決めていきました。
入学をきっかけに、空間認知がより鋭敏になった長男は、練習の待ち時間に押しあいへしあいになると、「やめて!」と言えずに強い力で同級生を押し返しすことが頻発しました。
感覚統合セラピーや、コンディショニングなどのアプローチで、感覚を和らげつつ「慣れるまでは、最後尾や端っこに並ばせてもらったり、顔なじみの子の隣にしてもらったりするとありがたい」と、先生に相談しました。
綱引きでは、長男が握りやすいようにと、特別に細いロープを継ぎ足し、それを引っ張ることになりました。
こうして、もろもろの配慮と参加する度合いは、支援級の先生が「少し頑張ればできる?」として提案したものを、長男自身が「できそう」「無理そう」と判断して全て決めていきました。
ダンスの練習で見えてきた、課題と長男に合った支援
学年で行うダンスの練習では、まず壇上で先生が見本を見せます。
多くのクラスメートは自然に真似をしていますが、長男はただ見ているだけで、全く身体を動かしません。
この様子から、私は「動かさない」のではなく「動かせない」のだと認識を変えることにし、どうしたら長男が理解しやすいのかを考えてみました。
人の動きを見るのに目がついていってない?
脳から手足に指令が出るのが遅れてる?
目と耳と体を強調させて動かすのが極端に苦手?
見て真似しにくい代わりに、「腰に手を当てて天井を見る」「これは”元気だよ”の表現」という具合に、口頭で動きや意味を伝えると、少し動きやすいようでした。
これらを踏まえて学校では、
・一通りできあがるまではプリントアウトした歌詞を見ながら支援級の先生としっかり見学する(誰が一番上手かな?など見るポイントがあると集中しやすい。)
・キーになる音の聞き分けや、わかりすい決めポーズからチャレンジ
・隊列変化は図示してもらう
・可能な範囲で踊りやすいポジションを選ばせてもらう
といったアプローチを試してもらいました。
家庭でも、テーマ曲の動画を見るなど、とにかくダンスの音と動きに慣れる工夫をしました。
多くのクラスメートは自然に真似をしていますが、長男はただ見ているだけで、全く身体を動かしません。
この様子から、私は「動かさない」のではなく「動かせない」のだと認識を変えることにし、どうしたら長男が理解しやすいのかを考えてみました。
人の動きを見るのに目がついていってない?
脳から手足に指令が出るのが遅れてる?
目と耳と体を強調させて動かすのが極端に苦手?
見て真似しにくい代わりに、「腰に手を当てて天井を見る」「これは”元気だよ”の表現」という具合に、口頭で動きや意味を伝えると、少し動きやすいようでした。
これらを踏まえて学校では、
・一通りできあがるまではプリントアウトした歌詞を見ながら支援級の先生としっかり見学する(誰が一番上手かな?など見るポイントがあると集中しやすい。)
・キーになる音の聞き分けや、わかりすい決めポーズからチャレンジ
・隊列変化は図示してもらう
・可能な範囲で踊りやすいポジションを選ばせてもらう
といったアプローチを試してもらいました。
家庭でも、テーマ曲の動画を見るなど、とにかくダンスの音と動きに慣れる工夫をしました。