発達検査の結果に驚き!「子どもは親に似てるはず」と思い込んでいた…

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就学に向けて発達検査を受けた息子。その結果は、私が考えていた息子の発達特性とは全く違うものでした。検査結果を見て気付いた、私の思い込みと、発達検査の意義について考えてみました。

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林真紀
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息子をよく理解した上で、幼稚園にお願いしていた支援

現在6歳の息子が、発達障害と診断されたのが3年前。

私は息子の育てにくい部分や、幼稚園の先生方のお話などから、息子の苦手な部分、支援が必要な部分について、以下のように把握していました。

●言語理解が弱く、指示が伝わりにくい

●ワーキングメモリ(短期記憶力)が弱い

●気持ちの切り替えが苦手

●聞いて理解するよりも、見て理解する方が得意

これらのことを踏まえて、幼稚園や習い事などでは、「少ない単語数で簡潔に指示を出さないと、理解ができません」「指示が通らない場合は、絵カードや表などを使って、説明すると理解できます」などの支援をお願いしてきました。

ところが、検査を受けて見えてきた特性は

先日、来年度に迫る就学に向け、息子は発達検査(WISC)を受けました。

ところが、WISC検査の結果は、衝撃的なものでした

●「言語理解」は年齢をはるかに上回る値

●「ワーキングメモリ」が高い値

●「視覚からの情報処理」は低い値

このように、私の見立てと全く逆の結果だったのです

支援が必要だ、と考えていた不得意なことは、むしろ息子の得意分野だったという、驚きの結果となりました。

自分の子どもなら「似ていて当然」という思い込み

なぜ私はこのように、特性について真逆の思い込みと、支援をしていたのでしょうか。

それは、私が「発達障害といっても特性の出方は様々である」という1番大切なポイントを、理解していなかったからだと思います。

まず1番最初に考えていたのは、「息子は、自分の子どもなのだから、自分に似た特性を持っているはず」という思い込みでした。

私を困らせる息子を見るたびに、「私も小さい頃こうだった」「私も似た特性があった」と、自分の方に寄せて考えていたのです。

私にはもともと、聴覚による言語理解に苦手意識があり、いろいろと説明を受けたりしても、ほとんど理解できないままのことが、よくあります。

ですから、「息子も当然同じだろう」と思い込んでいたのです。

たくさんの情報からも刷り込まれていった、思い込み

また、「ワーキングメモリが弱い」というのは、「発達障害児とは一般的に、ワーキングメモリが弱いものだ」という思い込みがありました。

発達障害児への、支援に関する本を読んでいると、必ずといって良いほど「ワーキングメモリの弱さを補うための支援」という項目が、出てくるからです。

また、「発達障害児には、数学が得意な子どもが多い」「理系には発達障害の人が多い」というような、インターネット上の情報にも、惑わされていました

息子が「言葉の力が弱い」「国語ができない」という風に思い込んだのは、これが原因だったのです。

親の思い込みを払しょくできるのが、発達検査。客観的に子どもを分析するツールとしても

発達検査というと、数値のアップダウンに翻弄されてしまう、親御さんも多いと思います。

現に私も、WISC検査の結果をもらったとき、「全検査IQ」と呼ばれる、総合的なIQ値しか見ていませんでした。でも実は、全検査IQはそれほど大事なことではありません。

発達検査の項目ごとの数値を見てみると、その子の得意と苦手が見えてきます。それに応じて、適切な支援の仕方を、考えていくことができます。

親は、子どものことをよく見ているようで、実は「一般的な発達障害児の特性」や「自分や配偶者の特性」に判断を引きずられていることがあります。

でも、発達検査の結果を見ることで、より客観的に、子どものことを分析できるようになります。

つまり、発達検査というのは、子どもを分析するだけでなく、子どもが過ごしやすい環境を、調整するという目的でも、とても大切なものだと言えるのではないでしょうか。
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