小4の娘が漢字を習得した方法で気付いた、学習支援で大切なこと

ライター:SONO
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NPO法人HAHATO.CO盛岡支部SONOです。発達障害の子には、漢字や計算の繰り返し練習が苦手な子が多いですよね。我が家の子どもたちも、もれなく苦手です。子どもに合った学習方法を探し求め、いろいろ試す親御さんも多いと思いますが、我が家では、探し方そのものを見直すきっかけがありました。

文字の練習が苦手だった娘。小学校へ入学してから、漢字でつまづいたらどうしよう!?

苦手さをできるだけ感じなくても済むような工夫を、あれこれ考えました。
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小4の娘は幼稚園の頃から、平仮名などを手本の通りに書いたりなぞったり、消しゴムできれいに消す、ということが苦手でした。

おはなしを作るのが好きなので、文章やお手紙などはすらすらと書いていました。でも、小学生になって漢字の学習が始まったら、苦手意識から抵抗してしまうかもしれません。

そこで私は、小学1年生の漢字練習が始まる前に、漢字アプリで練習して漢字検定を取るなど、苦手さをできるだけ感じなくても済むような工夫を、あれこれ考えました。

小学校へ上がっても楽しく漢字を覚えられるよう、リズムで覚える漢字の本や、読み書きが苦手な子のためのワーク、カードゲームなども用意し、気が向いたときに好きなものに取り組めるようにしていました。

覚える量が一気に増える3年生。そこで練習方法に取り入れた工夫は…

ところが3年生になると、覚える漢字が一気に年間200字に増えます。毎週10個ずつ、漢字を覚えなければならないペースです。

毎日のように宿題に出る漢字練習。漢字ばかり繰り返し書くのが苦手だ、ということを担任の先生に伝えたところ、「病院 びょういん 病院」のように、間に読みを入れて練習して良いことになりました。

漢字を書く量が少し減って、何とか宿題をこなすことができ、3年生を乗り切ることができました。

練習方法につまづき、漢字を覚えることが後回しになった4年生

そして4年生の1学期のことです。

「週明けに50問テストがある…」と不安そうに打ち明けてきた娘。私は「どれくらい覚えているかチェックしてみようか?」と、テスト範囲の漢字を出題してみたところ、書けたのは全体のなんと2割。その原因を洗い出してみたところ、

●手本の通りに書かなければならない
●同じ漢字を繰り返し書かなければならない
●間違えたら消しゴムで消さなければならない
●消し残しや凸凹のあるところに、よりきれいに書かなければならない

このようにたくさんのことに気をつけながら書くための作業に集中するあまり、娘には漢字そのものの意味が全く入っていないことがわかりました。「りょうに出る」の「漁」は書けるのに、「ギョギョウ」を「魚業」と書いていたのです。

他にも、同じ音の漢字を間違えたり、へんとつくりを勝手に組み合わせて作ったオリジナルの漢字を書いたり…。

ちらっと見せると思い出して書けるので、「漢字の形」と「音」と「意味」が結びついていないのだな、と感じました。
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