不登校のまま中学を卒業した後はどうする?中2の娘と考えてみた
ライター:ヨーコ
娘は小2から不登校で中2の現在まで、ほぼ学校に行ったことがありません。不登校以来、勉強を全くしてこなかった彼女ですが、高校進学を希望しています。そんな娘と、進路について考えてみました。
小2から不登校の娘は現在中学2年生。漠然とした将来への不安に、つい出た言葉は…
アスペルガー症候群の診断を受けている娘は小2から不登校になり、全く勉強しないまま中学2年生になりました。
勉強することを頑なに拒否し、パソコンとゲームにのめり込む日々。
それでも、何も考えていない訳ではなかったようで、小5の頃でしょうか…ある日、こんなことを呟いたのです。
娘「私はブラック企業しか行くところがない…」それを聞いた私は答えました。
私「高卒資格がないと就職は厳しいのが現実だよ」
娘「働いてお金を稼げるようになりたいよ」
私「ママの経験から、コンビニでバイトするのにも小学校卒業くらいの学力は必要だと思う。学校には行かなくても、高卒資格を取るにはいろいろな道があるから大丈夫よ」
娘なりに、漠然とした将来への不安を感じていたようでした。
その後中2になった娘は、「そろそろ勉強しようと思う」と言い出し、日記を書いたり九九を覚えたり、電子書籍として学習できる「デイジー教科書」を読んだりと、本当に勉強をし始めたのでした。
そして、「高校へ行きたい。私は通信制高校で、あまり通わなくていいところに行きたい」と、現実的な希望を描き始めたのです。
勉強することを頑なに拒否し、パソコンとゲームにのめり込む日々。
それでも、何も考えていない訳ではなかったようで、小5の頃でしょうか…ある日、こんなことを呟いたのです。
娘「私はブラック企業しか行くところがない…」それを聞いた私は答えました。
私「高卒資格がないと就職は厳しいのが現実だよ」
娘「働いてお金を稼げるようになりたいよ」
私「ママの経験から、コンビニでバイトするのにも小学校卒業くらいの学力は必要だと思う。学校には行かなくても、高卒資格を取るにはいろいろな道があるから大丈夫よ」
娘なりに、漠然とした将来への不安を感じていたようでした。
その後中2になった娘は、「そろそろ勉強しようと思う」と言い出し、日記を書いたり九九を覚えたり、電子書籍として学習できる「デイジー教科書」を読んだりと、本当に勉強をし始めたのでした。
そして、「高校へ行きたい。私は通信制高校で、あまり通わなくていいところに行きたい」と、現実的な希望を描き始めたのです。
娘の変化に応えるように、紹介してもらった通信制高校。見学に行くと…
そんな娘の様子を、中学の支援コーディネーターの先生に話したところ、「小学校からずっと不登校だった生徒が通っている学校があるんです。見学に行ってみませんか?」と誘われました。
そして地元にある小さな塾のような学校に、担任の先生と見に行くことになったのです。
そこはもともと本当に塾だったところで、今は通信制高校の技能連携校になっています。
技能連携校というのは、通信制高校の分校のようなところで、通信制高校と技能連携校の両方に入学することで、技能連携校の方で卒業に必要な出席日数、レポート提出、試験をすべて済ませることができるそうです。
私が見学したところはとてもアットホームな雰囲気で、小さな教室がいくつかあり、授業は昼から行われていました。制服もなく、生徒さんが好きなときに来て、自分のペースで学習している様子でした。
そして地元にある小さな塾のような学校に、担任の先生と見に行くことになったのです。
そこはもともと本当に塾だったところで、今は通信制高校の技能連携校になっています。
技能連携校というのは、通信制高校の分校のようなところで、通信制高校と技能連携校の両方に入学することで、技能連携校の方で卒業に必要な出席日数、レポート提出、試験をすべて済ませることができるそうです。
私が見学したところはとてもアットホームな雰囲気で、小さな教室がいくつかあり、授業は昼から行われていました。制服もなく、生徒さんが好きなときに来て、自分のペースで学習している様子でした。
不登校だった生徒にも手厚く、1対1で小学校の勉強から教えてくれ、心配な必要出席日数も1年に6日なので安心したのを覚えています。
学園長に詳しくお話を伺うと、自身のお子さんも不登校だったそうです。
当時、手をあげて学校に無理に行かせようとしたらお子さんが家出し、探し回ったこと。父親である自分自身がいいお医者さんと出会い、それまでの考え方が180度変わったことなど、たくさんのエピソードを話して下さいました。
学園長の話を聞いて、「ああ、ここだったら娘も安心して学べるな…」と手応えを感じ、自宅へ戻りました。
学園長に詳しくお話を伺うと、自身のお子さんも不登校だったそうです。
当時、手をあげて学校に無理に行かせようとしたらお子さんが家出し、探し回ったこと。父親である自分自身がいいお医者さんと出会い、それまでの考え方が180度変わったことなど、たくさんのエピソードを話して下さいました。
学園長の話を聞いて、「ああ、ここだったら娘も安心して学べるな…」と手応えを感じ、自宅へ戻りました。
通信制高校という新たな選択肢を前に、本音を話してくれた娘
家に帰って、娘が「どうだった?」と聞いてきたので、学校の様子と学園長の話を伝えました。
すると娘はこう言ったのです。
「そういうところだったら不登校の子も、毎日来ない子がいるのも最初からみんなわかってるやろ?だから『不登校』とか『あの子学校来ない』とかいろいろ言われなくて済むから良い。」
「小学校はみんな行かなきゃいけないから来てる。だから行かないといろいろ言われる。だけど、その学校なら目的がはっきりした人が来るから、自分のペースで自分のやりたいようにできるからいいと思った」
その言葉で、娘がどれだけ今まで傷ついてきたのかを思い知らされました。
そして、学校という場所の本質を突いた言葉に、感心させられたのでした。
すると娘はこう言ったのです。
「そういうところだったら不登校の子も、毎日来ない子がいるのも最初からみんなわかってるやろ?だから『不登校』とか『あの子学校来ない』とかいろいろ言われなくて済むから良い。」
「小学校はみんな行かなきゃいけないから来てる。だから行かないといろいろ言われる。だけど、その学校なら目的がはっきりした人が来るから、自分のペースで自分のやりたいようにできるからいいと思った」
その言葉で、娘がどれだけ今まで傷ついてきたのかを思い知らされました。
そして、学校という場所の本質を突いた言葉に、感心させられたのでした。