「いろんな色を使おう」アドバイスを聞いた長男がお絵かきした結果…
ライター:モンズースー
ADHD当事者の私。息子も「発達障害の疑いがある」と言われています。そんな凸凹親子の日常を少しだけご紹介します。今回は長男のお話です。
長男が知人にされた、お絵かきへの何気ないアドバイス。それがこんなに影響するとは・・・
知人はどうやら「子どもの絵は心を写す」というような内容の情報を見て、「もっと明るい色をたくさん使って描いたほうが良いのでは」と思いなにげなくすすめたようです。
長男は当時、「色を選んで絵を描く」ということをしませんでした。
そもそも「何か描いて遊びたい!」「色をつけたい!」というより、大人が長男が線や丸を描けるかどうかを知りたがるので、興味は無いけど何か色をつけてみる…といったような感じでした。
だから長男にとっては色を変える必要はなく、最初に手にした色を最後まで使うので毎回1色の作品ができるのでした。
長男がたくさんの色を使って絵を描くと知人は喜んで褒めたので、長男は嬉しくなってだんだんと色々な色を使うようになりました。
しかし、いつからか「全色使って描くのが良い書き方」と認識したようで、毎回全色の色を使うようになりました。
それは選んでいるとかではなく、クレヨンの端から1色ずつ使い全部使ったら完成というもので、それが長男の「お絵かき」のルールになりました。
長男は当時、「色を選んで絵を描く」ということをしませんでした。
そもそも「何か描いて遊びたい!」「色をつけたい!」というより、大人が長男が線や丸を描けるかどうかを知りたがるので、興味は無いけど何か色をつけてみる…といったような感じでした。
だから長男にとっては色を変える必要はなく、最初に手にした色を最後まで使うので毎回1色の作品ができるのでした。
長男がたくさんの色を使って絵を描くと知人は喜んで褒めたので、長男は嬉しくなってだんだんと色々な色を使うようになりました。
しかし、いつからか「全色使って描くのが良い書き方」と認識したようで、毎回全色の色を使うようになりました。
それは選んでいるとかではなく、クレヨンの端から1色ずつ使い全部使ったら完成というもので、それが長男の「お絵かき」のルールになりました。
その結果児童館などでは、「こんなにカラフルな絵が描けるなんて心が綺麗な子なのね」などと褒められたのですが、何か素直に喜べませんでした。
私には、「これは自由に描いているのかな??」と少し疑問だったのです。
「好きに描いていいよ」と伝えても自分から描きたいもののない長男には伝わりません。かといって全色使う描き方を止めさせるのも違う気がするし…
結局、「別に本人が困っていないならいいか…自己流のルールで描くのも自由かな」と思いそのまま見守ることにしました。
私には、「これは自由に描いているのかな??」と少し疑問だったのです。
「好きに描いていいよ」と伝えても自分から描きたいもののない長男には伝わりません。かといって全色使う描き方を止めさせるのも違う気がするし…
結局、「別に本人が困っていないならいいか…自己流のルールで描くのも自由かな」と思いそのまま見守ることにしました。
絵の具で遊ぶことが好きになった長男。しかし、ルールはその後も変わらず…
その結果、絵の具を使い始めてもこれまで通り全色使うので、色が混ざって幼稚園から家に持ち帰る工作は全部ドドメ色に… !!
たまに「好きな色だけ使ってみたら?」「2つだけ混ぜてみたら?」とアドバイスしたのですが、もう全色使うが長男のルールになってしまったので変えることはありませんでした。
決してきれいな色とは言えませんが、長男はそんな絵の具遊びをとても楽しく取り組めていたので、強く言って変えることはしませんでした。
一度覚えたルールの変更が苦手な長男ですが、お絵かきにまでルールを作りこだわっていたようです。
たまに「好きな色だけ使ってみたら?」「2つだけ混ぜてみたら?」とアドバイスしたのですが、もう全色使うが長男のルールになってしまったので変えることはありませんでした。
決してきれいな色とは言えませんが、長男はそんな絵の具遊びをとても楽しく取り組めていたので、強く言って変えることはしませんでした。
一度覚えたルールの変更が苦手な長男ですが、お絵かきにまでルールを作りこだわっていたようです。
1色か全色かしか使えなかった長男でしたが、その後…
その後、何かを表現したいという気持ちが出てきて少しづつ色を選び、形を描き、絵にしていくことができるようになりました。
自分ひとりでは難しいことも多いですが先生と一緒だと描きたいものを見ながら色が選べるようになりました。
自分ひとりでは難しいことも多いですが先生と一緒だと描きたいものを見ながら色が選べるようになりました。
そんなふうにして描いた絵を周囲に褒められ、自分でも満足し、少しづつですが絵が好きになってきたようです。
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