24時間息子の相手をするのはムリ!追い詰められた私を救ったのは…

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仕事のために、夏休みや冬休みの間でもずっと息子を園に預けていた私。たまたま仕事の谷間に入ったこともあり、初めて春休みを一緒に過ごしました。が、予想以上に大変な毎日に、私は眠れなくなってしまうのでした。

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初めて息子と一緒に過ごす長期休暇

私は、発達障害のある息子が0歳のときからずっと会社で仕事をしていました。なので、夏休み・冬休みといった長期休暇も関係なく、息子はずっと保育園に預けていました。

3歳になって幼稚園に変わりましたが、最近の幼稚園も仕事をしているお母さんが増えてきているため、長期休暇でも「預かり保育」というシステムがあります。幼稚園の間もずっと、長期休暇中は息子を預かり保育を利用して仕事をしていました。

振り返ってみると、仕事をすることが私にとっての良い息抜きになっていたと思います。一日中ずっと息子と二人きりというのは、息子が病気で保育園・幼稚園をお休みした日以外は基本的にはありませんでした。


しかし小学校入学にあたり、息子の預け先について考える必要が出てきました。こういった場合、よく第一候補として上げられるのは学童です。しかし私は学童保育の申請をしませんでした。理由は、私が二年前に独立して自宅で仕事をするようになっていたことが関係しています。自営業であれば仕事の仕方にある程度融通が効く利くだろうと考えていたからです。また、事務所が自宅だと学童の申請が通りにくいという話を聞いていたからでもありました。

私は「問題は、夏休みや冬休みだけど、なんとかなるだろう」と気楽に考えていました。

そして、息子が幼稚園を卒園した後の春休み、たまたま急な仕事が入っていなかったこともあり、初めて息子と一緒に長期休暇を過ごしてみることにしたのです。しかし私は、「なんとかなるだろう」という自分の考えが甘かったことに気付いたのでした。

初めての長期休み…楽しかったはずが、ストレスで眠れなくなった!?

娘と息子と3人で24時間一緒にいる初めての長期休暇。最初の数日は3人でいろいろと出かけたりして、割と楽しく過ごしていました。けれども、毎日毎日一緒に出掛けるわけにもいきません。1週間を経過したあたりから、次第に私の精神状態はおかしくなってきました。
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息子は、発達障害の特性から様々な刺激に過敏に反応するところがあります。私のちょっとしたため息や独り言すら聞き逃すことができません。

私が何か独り言を言ったり、物音をたてたりするだけで、息子はビクッとして振り向きます。そして、「お母さん今なんて言った??」「なになに??教えて!?」「今の音なに!??」と何度も聞かれるのです。

次第に私は、ため息をつくことも独り言を言うこともできなくなり、息子が反応すると思うと何をするのもおっくうになってきてしまいました。
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さらに辛かったのはテレビです。息子は自分の気に入った番組を何度も何度も繰り返し見ます。新しい番組はなかなか見ることができません。全く同じセリフを一日中聞かされ続ける苦痛は、結構なものです。

さらに、息子は私が見たい番組を一緒に見ることができません。5分もすると我慢の限界がくるようで、「いつ終わる?」「あと何分で終わる?」「ねえねえまだ?」と繰り返すため、私は息子がいる空間では自分の観たい番組の視聴は我慢するようになりました。
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さらに輪をかけて辛かったのが息子の多弁。ADHDの子は、脳内がザワザワしていることが多いようで、ひたすらしゃべり続けたりします。たまに、聞いているうちに眠たくなってウトウトしてしまうこともあります。それでも息子は遠慮なしです。立て板に水のようにしゃべり続けます。次第に、息子が寝ているときでも、息子の声が耳元にこだまするようになってしまいました。
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そして遂に、私はストレスで夜眠れなくなりました。息子とたった一週間、長期休暇を過ごしただけで…。

「ダメもとでも、学童を申請してみれば良かった」「息子がいたら、仕事なんてまずできない」「夏休みになったら、これが6週間も続くんだ…どうしたらいいの…」

こうして考えをめぐらしている間にも、私の精神状態はどんどん悪化していくことになりました。

放課後等デイサービスという選択肢があることを知る!

やがてくる夏休みという長い長い休暇をどうするか、私は考え続けました。学童の申請は、既に終わってしまっていました。児童館で何時間か遊ばせておくという手段も考えましたが、試しに息子を児童館に連れていくと、すぐに上級生のいじめの標的になりました。児童館では学校のように先生の見守りがないため、人とのコミュニケーションがあまり得意ではない息子を何時間も置いておくことは、やはり心配でした。

どこかないか、安心して息子を預けられるところは…。そして、PCの前で地域情報をガチャガチャと調べているうちに、「放課後等デイサービス」という施設があることを知ったのです。私はすぐに、息子を連れて見学に行きました。

見に行っただけで大興奮だった息子。放課後等デイサービスの魅力とは…?

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放課後等デイサービスとは、発達に特性のある子どもたちの福祉施設、という説明がよくされていますが、各施設によって内容は全く違うようです。息子と一緒に見に行ったのは、療育と外遊びと宿題の時間がバランスよく組み合わさったような施設でした。ビジョントレーニングや運動療育など、お馴染みの療育コースに息子はワクワクです。

「僕もやりたい!」「これ、病院でやったやつだー!!」と大興奮。その施設では隅から隅まで支援が行き届いており、さらにスタッフも専門性の高い方々ばかりでした。息子は、「ここ明日から行ける?明後日から?」と大騒ぎです。

けれども、私にはひとつだけ心配がありました。「私が自宅で仕事しているから利用できないと言われないだろうか…」ということ。私がその点をスタッフの方に相談したところ、スタッフの方がこう言ったのです。
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「お母さんの就労形態は関係ありません。」

そしてさらにこう続けてくれたのです。

「お母さんが疲れてしまって、少し休みたいっていう理由で預けてる方も沢山いますよ。」

私はそのとき、眠れないほど追い詰められていた心が、やっと解放された気がしました。このスタッフの方の一言に救われたのです。そして初めて、私は「ちょっと…私も疲れたんです」と弱音を吐くことができたのでした。

疲れ切ってしまう前に、使えるサービスの活用を。

発達障害児を育てていて、「もう疲れた…」と思っている親御さんがいたら、放課後デイサービスのような施設もあるということをぜひ思い出して頂きたいです。

24時間365日、親だけで相手をするのは限界があります。こういったサービスを積極的に利用して、休息や落ち着いて仕事ができる時間を得ることで、子どもと接する時間をより実りあるものにしてゆくことができるといいですね。

また、利用には市町村から発行される受給者証の申請などが必要となる場合もあります。利用を検討している場合は、余裕を持って申請しておくことをお勧めします。
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