「長男は自閉症だって…」障害告知の日、腹が立った夫の態度に今でこそ言えること

ライター:シュウママ
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我が家の長男は生まれつきの難病に加えて、3歳で自閉症という診断が下りました。医師から告知されたその瞬間、私は頭がぼおっとし何の考えも浮かびませんでした。病院からの帰り道じわじわと悲しみが押し寄せてきたことを覚えています。自宅にたどり着き、仕事中の夫の携帯に電話をしました。混乱して泣きじゃくる私の声を聞いて、夫がかけた言葉は・・・

発育が遅いだけとも思えない、長男への違和感にふくらむ不安

我が家には双子の兄弟がいます。

長男は生後まもなく難病であると診断され、医師からは「この子は長く生きられない」と宣告されました。けれど一つの薬が大きな効果をもたらしたことで、長男は定期的な通院はあるものの、少しずつ状態がよくなり歩いたり走ったりできるようにまでなりました。本当に奇跡に近いことで、私は長男が元気に育っていく姿に安堵していました。

けれど一方で、双子の次男と比較した時、長男の行動に対する違和感が拭えませんでした。
双子の次男と比較したとき、長男の行動に対する違和感が拭えなかった母。
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インターネットで長男の行動の気になる点を次々入力して検索してみました。すると検索画面にヒットするのは「自閉症」という文字…。

私の気持ちはどんどん沈んでいきました。

自閉症かも…病院の受診を決意

このまま悩んでいても仕方がない――そう思った私は、夫に自分の考えを話しました。
夫に「自閉症かなと思うんだけど…」と自分の考えを話す。
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すると夫はしばらく黙ったあと「俺も一緒に病院行くよ」と言ってくれました。

けれどわざわざ夫が会社を休んで受診するのも…そう思って私は長男と二人で行くことに決めました。帰って来た時、自閉症じゃなかったよ~そう明るく言えることを念じながら。夫は心配そうにしていましたが了解してくれました。

「どうしてこの子だけが…」障害告知に止まらない涙

現実は厳しいものでした。

小児病院の精神保健科を受診すると、長男は室内に置かれた沢山の遊具には目もくれずひたすらボールを回し続けています。その様子を一見しただけで主治医の先生は言いました。
小児病院の主治医の先生は、「自閉症ですね」と言う。
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やはり…という思いと、とてつもない脱力感がありました。

難病の上に、そのうえ自閉症まで――

病院からの帰り道、長男の顔を見つめていると涙があふれてきます。どうしてこの子だけがたくさんの病を背負わされたのか、いろんな考えがあとからあとから押し寄せます。

家にたどり着き、苦しくなった私は夫の携帯に電話をかけました。1コールで夫が出ました。

夫が何か言うのを待たずに、私は泣きじゃくりながら話しました。
「病院で診てもらったら、やっぱり自閉症だって」と夫に電話する。
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