【発達ナビの読書週間】言語聴覚士・井上いつか先生のおススメ本

ライター:発達ナビBOOKガイド
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読書の秋、10月27日~11月9日は読書週間!発達ナビでも様々な方に発達ナビユーザーさんへのオススメ本をご紹介いただきます!

今回は、言語聴覚士の井上いつかさんに、発達が気になるお子さんの保護者や支援者におススメの本を教えていただきました。

井上いつか先生に聞いた、発達ナビユーザーにおすすめしたい本!

井上いつか先生は、医療・福祉機関などで、言語聴覚士として多くの子ども達と接してきました。発達ナビでもコラムの監修をご担当いただいています。

先生がおススメしてくださったのは、保護者や子どもにも読みやすく、様々なヒントがもらえる本ばかりです。

『発達障害のある子とお母さん・先生のための思いっきり支援ツール―ポジティブにいこう! 』

発達障害のある子とお母さん・先生のための思いっきり支援ツール―ポジティブにいこう!
武藏 博文 、高畑 庄蔵
エンパワメント研究所
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「子どもたちを支援するための具体的なやり方を紹介する本です。様々な支援ツールのねらいや作り方、活用例、成功のポイントなどが、イラストを使って解説されています。

わたしは、お子さまご本人にとってわかりやすい支援ツールづくりのヒントとして、また、お子さまの長所を見つけるワークを入り口にサポートブック作成を進めるために、ご家族と一緒に読み進めることが多いです。

パラパラと見ていただいて、少しでも楽に過ごすことができるようなヒントが見つかると良いなと思います。」
(井上いつか先生)
発達障害があると、目に見えないものやことを推測したり、実行するのが苦手なことがあります。そうした、「見えないもの・こと」を理解しやすくするためのツールやヒントが紹介されています。

日常生活のなかの様々な場面で、”自分で理解し、考え、実行できる”ことが増えると、子どもたちは自信をつけ、自立にもつながっていきます。「支援といっても、具体的になにをしたらいいの?」と悩む保護者にとって、そのやり方を分かりやすく教えてくれる本です。

『キラキラ どもる子どものものがたり』

キラキラ どもる子どものものがたり
堅田 利明
海風社
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「吃音(どもり)のあるお子さまが、周囲の大人の支えとともに、“クラスのみんなに吃音を理解してもらうための作戦を考えていく”物語です。吃音を抱える本人や支える人が、吃音をどう捉えると良いのか、どう関わると良いのか、何ができるのかを考えるキッカケを与えてくれる一冊です。平易な文章で書かれており、漢字には読み仮名がふってあります。小学校低学年のお子さまが理解できる内容になっているので、お子さま自身が読むのも良いですし、ご家族や先生など身近な大人と一緒に読むというのもおススメです。」(井上いつか先生)
本の著者は、病院の小児言語科などに勤務してきた言語聴覚士。子どもにも読みやすい物語の形をとって、クラスメートや保護者・教師などの、吃音のある子どものまわりにいる人達が、どう関わればよいのか、なにができるのかについて、具体的に紹介されています。
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