ADHD息子はコミュニケーションが超苦手。「コミュ力UP」ワークショップで得た、会話のコツとは?
ライター:かなしろにゃんこ。
ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は、人づきあいが苦手でした。「早口でしゃべる」「話が長い」などが原因になって、お友達に疎まれてしまうことも多くありました。特に、小学校高学年の頃は、コミュニケーション面でのトラブルが多発…。
そんなとき、発達障害がある人向けの「コミュニケーション力の向上」を目指すワークショップに参加したことがきっかけで、変化が…!
早口・マニアック・自己中…小学校高学年時代の息子は、友だちに敬遠されるように
ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太。小学校高学年の頃は、自分の得意な話題となると、話が止まりませんでした。そのうえ、早口でまくし立てるようにしゃべるのです。
学校では、仲がいい子からも「早口すぎて聞き取れない」「言ってることが難しくて分からない」と、ドン引きされることがあったようです。学校から帰ると「誰もオレの話を聞いてくれない」と悲しそうにすることが、よくありました。
「(自分の好きな)電車や車の話をすると避けられる」というのです。
小学生だと、趣味の話を延々とされても、話を合わせてあげるなんてことはできません。クラスメートが、興味を持てない会話を避けるのも無理はありません。
「自分の好きなことばかり話しても聞いてもらえないよ。みんなが興味を持てる話をしてみたら!」とアドバイスしても、自分が興味を持てない会話だと何を話していいかわからないようで、会話に入れず、孤立することもありました。
学校では、仲がいい子からも「早口すぎて聞き取れない」「言ってることが難しくて分からない」と、ドン引きされることがあったようです。学校から帰ると「誰もオレの話を聞いてくれない」と悲しそうにすることが、よくありました。
「(自分の好きな)電車や車の話をすると避けられる」というのです。
小学生だと、趣味の話を延々とされても、話を合わせてあげるなんてことはできません。クラスメートが、興味を持てない会話を避けるのも無理はありません。
「自分の好きなことばかり話しても聞いてもらえないよ。みんなが興味を持てる話をしてみたら!」とアドバイスしても、自分が興味を持てない会話だと何を話していいかわからないようで、会話に入れず、孤立することもありました。
流行のモノを与えても解決しない!?コミュニケーションの根っこを育てたい…!
そのころ私は、PTA役員をやっていたので週に2日ほど学校に行くことがありました。すると、休み時間にPTA会議室の前に息子がやってきて「仲間に入れない…」とボヤくのです。休み時間に一人で寂しそうにする姿を見るのは親としてやはり切ないです。
もう一度「仲良くしたい子の好きな話題に合わせて話しかけてみたら?」などアドバイスしてみたものの、息子は「がんばってみたけど、モンスターゲームの話が分からないからついていけなかったよ」と…
一番仲のいいグループの友だちの間では、モンスターゲームがブーム。休み時間も、その話に花が咲きます。でも、ゲームをやっていない息子は完全にアウェーに。話の輪に入っていけっこありません…。私も、どうアドバイスをしたらいいか途方にくれてしまいました。
高学年になると仲間の中でこれから何が流行りそうか、話題の流れはどうなっていくかなど、空気を読んだり鼻をきかせたりなどのテクニックが必要です。でも、息子はそれを知らなかった・できなかったことで、出遅れてしまったのです。
そんな姿を見ているとなんとかできないものか?息子に何を伝えれば一番いいのか?考えましたが「じゃあそのモンスターゲームを買ってやろう。早速やらせてみよう!」という、”モノを与えて追いつかせる方法”は違うと思いました。
「もっとコミュニケーションの根っこの部分をどうにかしないとどうにもならない」と感じたからです。
もう一度「仲良くしたい子の好きな話題に合わせて話しかけてみたら?」などアドバイスしてみたものの、息子は「がんばってみたけど、モンスターゲームの話が分からないからついていけなかったよ」と…
一番仲のいいグループの友だちの間では、モンスターゲームがブーム。休み時間も、その話に花が咲きます。でも、ゲームをやっていない息子は完全にアウェーに。話の輪に入っていけっこありません…。私も、どうアドバイスをしたらいいか途方にくれてしまいました。
高学年になると仲間の中でこれから何が流行りそうか、話題の流れはどうなっていくかなど、空気を読んだり鼻をきかせたりなどのテクニックが必要です。でも、息子はそれを知らなかった・できなかったことで、出遅れてしまったのです。
そんな姿を見ているとなんとかできないものか?息子に何を伝えれば一番いいのか?考えましたが「じゃあそのモンスターゲームを買ってやろう。早速やらせてみよう!」という、”モノを与えて追いつかせる方法”は違うと思いました。
「もっとコミュニケーションの根っこの部分をどうにかしないとどうにもならない」と感じたからです。
発達障害者向け自助会が主催する”コミュ力向上”ワークショップへ
親ならば、孤立しないで会話を楽しんでほしいなと思ってしまいます。中学校生活も待っています。とにかく、息子のこの先のことが心配でした…。
そんなとき、発達障害がある人向けの自助会に誘われました。そこは、発達障害がある人や、その家族、支援者などいろいろな立場の人が参加できる会で、発達障害がある人の「コミュニケーション力の向上」を目指すワークショップを全国で開催していました。
そこで私も、ワークショップに参加してみることに。そして「発達障害がある人が、なぜコミュニケーションが苦手になってしまうのか!?」ということについて教えてもらうことができたのです!
司会進行をつとめるKさんも発達障害がある当事者でした。そして「発達障害がある人はコミュニケーションが不得意になってしまう特徴がありますよね!」と少々耳が痛い(笑) 部分について、一つひとつ丁寧に説明してくれました。
そんなとき、発達障害がある人向けの自助会に誘われました。そこは、発達障害がある人や、その家族、支援者などいろいろな立場の人が参加できる会で、発達障害がある人の「コミュニケーション力の向上」を目指すワークショップを全国で開催していました。
そこで私も、ワークショップに参加してみることに。そして「発達障害がある人が、なぜコミュニケーションが苦手になってしまうのか!?」ということについて教えてもらうことができたのです!
司会進行をつとめるKさんも発達障害がある当事者でした。そして「発達障害がある人はコミュニケーションが不得意になってしまう特徴がありますよね!」と少々耳が痛い(笑) 部分について、一つひとつ丁寧に説明してくれました。