【イベント】芸術に障害の有無は関係ない!アール・ブリュットの美術館による企画展「無意味、のようなもの」(福島県)

空港の「バリアをなくす」試みや個性光る美術展など。今月の見逃せないニュース・イベントを紹介!の画像
画像提供:はじまりの美術館
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「無意味に思えるかもしれない行動や行為の裏には、実は大切な意味や伝えたいことがあり、それはその人のひとつの表現だったりするのではないでしょうか?」─。そんな気づきを与えてくれるかもしれない美術展が福島県で開催中です。

今回の展示では、『大阪府現代アートの世界に輝く新生発掘プロジェクト第6回公募展』最優秀賞を受賞した平野喜靖さんのタイポグラフィのアートなどの平面作品をはじめ、インスタントラーメンの袋を毎日握る、ペットボトルを並べていくといった行為も表現として紹介されています。また、田中偉一郎さんの「板phone」はテレビCMで見覚えのある方もいるのではないでしょうか?今井さつきさんの「人間ノリ巻き」は、今井さんの滞在中、来館者がノリ巻きの具となって巻いてもらえるという参加型アートでもあります。障害のある人もない人も個性が光る作品を出品しています。

期間中は、館内に「こだわり掲示板」が登場!ほかの人から見ると無意味に思える日頃のこだわりや、ついやってしまう癖などを書き込めば、あなたも出展者に!?

ほかにも、美術館スタッフや作家によるトークイベントなども企画されています。行楽にぴったりの時期、美術館を訪れてみてはいかがでしょうか。

【日時】7月16日(月)まで(火曜日休館)、10:00〜18:00
【会場】はじまりの美術館(福島県耶麻郡猪苗代町新町4873)
【入場】一般500円、65歳以上250円、高校生以下・障害者手帳を持っている人および付き添い(1人まで)は無料
【出展作家】今井さつき、けうけげん、酒井美穂子、三瓶沙弥香、田中偉一郎 、平野喜靖、福田尚代、吉田格也
【問い合わせ】社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
TEL/FAX 0242-62-3454
無意味、のようなもの | はじまりの美術館 
http://hajimari-ac.com/enjoy/exhibition/muiminoyounamono.php

【イベント】「津久井やまゆり園障害者殺傷事件」「強制的不妊手術」から考える。第34回DPI日本会議全国集会in神奈川「ともに生きる~だれも取り残されない社会へ~」

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画像提供:認定NPO法人DPI日本会議 2017年の全国集会
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「ともに生きる〜だれも取り残されない社会へ〜」をテーマにしたDPI日本会議全国集会が6月1、2の両日に神奈川県で開かれます。

DPI日本会議には、身体障害、知的障害、精神障害、難病等の障害種別を超えた96団体が加盟しています。今回の集会では、19人の命が奪われた史上最悪の「津久井やまゆり園障害者殺傷事件」や「優生思想」から強制的に不妊手術を受けさせられた障害のある人たちの声が大きく社会に取り上げられてきたことなどに焦点をあてています。これらのできごとから、社会の実情を見詰め、障害のある人が取り残されない社会の実現について考えます。

初日の特別公演「インクルーシブ社会の実現に向けて」をはじめ、2日目の全体会「障害者権利条約の完全履行に向けて障害者基本法改正待ったなし!」、「地域生活」「交通」「尊厳生」「障害女性」の分野を取り上げる分科会などいずれも重要なテーマで学び、考えを深め合える機会となっています。

分科会では、障害のある当事者やその家族、支援者、研究者などがパネリストとして登壇します。障害のある人が当たり前に安心して暮らしていくために、よりよい方向へ変えていくきっかけになりそうです。フェイスブックでも随時最新の情報が発信されているので、ぜひチェックしてみてください。

【日時】6月1日(金)13:30〜20:30、2日(土)10:00〜16:30
【会場】横浜市技能文化会館
【参加】3000円(介護者で資料が必要ない場合は無料)、弁当代1000円(2日希望者のみ)、懇親会(定員80人、1日希望者のみ、18:30〜20:30)
【内容】
<1日目>
DPI日本会議2017年度総会
特別講演「インクルーシブ社会の実現に向けて~相模原障害者殺傷事件を二度と繰り返さない~」鈴木治郎氏(神奈川県障害者自立生活支援センター事務局長)
<2日目>
午前の部:全体会「障害者権利条約の完全履行に向けて障害者基本法改正待ったなし!」
■報告1「DPIレコメンデーション(最終版)発表」 DPI日本会議
■報告2「障害者基本法成立と改正の経緯」 内閣府(調整中)
■シンポジウム「障害者権利条約の完全履行に向けて障害者基本法改正待ったなし!」
午後の部:分科会
■地域生活「『自立生活』という選択肢を当たり前に~重度知的障害者の日常を追ったドキュメンタリーフィルムが描き出すリアル~」
■交通「検証!改正バリアフリー法~バリアフリー法の課題と私たちの取り組み~」
■尊厳生「厚生労働省「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」をめぐって~終末期医療に関する国の考えを学び、備える~」
■障害女性「旧優生保護法被害者の語りを通して〜国家賠償請求と経過、今後に向けて〜」
【申し込み・問い合わせ】認定NPO法人 DPI日本会議
TEL:03-5282-3730
ファックス:03-5282-0017
第34回DPI日本会議全国集会in神奈川実行委員会
TEL:045-341-0869
FAX:045-341-0888
※クリックすると、NPO法人DPI日本会議のページに遷移します
NPO法人DPI日本会議
http://dpi-japan.org/
DPI日本会議フェイスブック
https://www.facebook.com/DPIJAPAN.Office/

【ニュース】パラスポーツを盛り上げる!フリーマガジン『GO Journal』 2号が5月17日に発行

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パラスポーツの興奮とアスリートの息遣い、それを取巻くカルチャーの交差点を伝えるグラフィックマガジン「GO Journal」2号が5月17日に発行され、21日から全国の蔦屋書店などで無料配布されます!

「GO Journal」は、日本財団パラリンピックサポートセンターが2017年11月に創刊したフリー(無料)マガジンです。表紙は写真家で映画監督の蜷川実花さんが手がけています。蜷川さんは、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事でもあり、このフリーマガジンのクリエイティヴ・ディレクターを務めます。

2号では、水泳の一ノ瀬メイ選手(リオパラリンピック日本代表)、山田拓朗選手(リオパラリ ンピック S9クラス50m自由形銅メダル)の撮り下ろし写真とインタビューのほか、車いすフェンシング・安直樹選手と日本フ ェンシング協会会長で北京・ロンドンオリンピックの銀メダリスト太田雄貴さんとの対談、そして、リオパラリンピック閉会式・フラッグ ハングオーバーセレモニーでダンスを披露した義足ダンサーの大前光市さんを取り上げています。

蜷川さんは、2号の発刊にあたり、「『この本が、パラスポーツ、パラアスリート、障がい者を取り巻く環境や意識がかわるキッカケになれたら本当にうれしい』という創刊の思いは、ますます強くなってきました。私を含め、GO Journal に関わっていただいているみんなの意識や、世界の見え方は変わってきた気がします。そして、パラアスリートのかっこよさを伝え続けていきたいと思います。」とコメント。

障害のある人の取り組みやパラスポーツが、ポジティブにかっこよく発信されています。

【発行】2018年5月17日(木)※配布は5月21日(月)から開始、在庫がなくなり次第終了
【価格】無料
【部数】20,000部
【判型】A3タブロイド判型/ページ数48p
【問い合わせ】日本財団パラリンピックサポートセンター
メール:gojournal@parasapo.tokyo
パラスポーツと未来を突き動かすグラフィックマガジン GO Journal
https://www.parasapo.tokyo/gojournal/
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