きょうだい児として育まれていた優しさ
心の余裕をなくしてしまったことに対して、いろいろな思いが巡りました。「でもお母さんイライラして怒鳴ったりするよ。シュウは失敗したと思ってるんじゃないかなあ」。
次男は「うーん。それはあるかもしれないけど…」とまた考え込みます。(そこは否定して欲しかった!)
けれど、すぐに「名案を思いついたぞ」という表情をして
「まあ、お母さん荷が重いよね。だったら…」
次男は「うーん。それはあるかもしれないけど…」とまた考え込みます。(そこは否定して欲しかった!)
けれど、すぐに「名案を思いついたぞ」という表情をして
「まあ、お母さん荷が重いよね。だったら…」
「シュウの世話手伝ってやるから頑張れ~」と言い残し、ランドセルを背負って玄関へと走っていきました。
次男もまだ4年生。まだ子どもと思っていてもしっかりと大人に近づいているんですね。もしかしたらそれは長男に手がかかるゆえに味わってきた、きょうだい児としての寂しさが次男の成長を後押ししているのかもしれません。
それでも、障害のある長男だけでなく、母を思いやる優しさも育まれていたことに気づき、たくましくなった次男の後姿を見送りました。
次男もまだ4年生。まだ子どもと思っていてもしっかりと大人に近づいているんですね。もしかしたらそれは長男に手がかかるゆえに味わってきた、きょうだい児としての寂しさが次男の成長を後押ししているのかもしれません。
それでも、障害のある長男だけでなく、母を思いやる優しさも育まれていたことに気づき、たくましくなった次男の後姿を見送りました。
入園式で脱走した自閉症の長男に目の前は真っ暗。それでも変わった!療育で大切なこととは
「本当は、ちょっと寂しかった」−障害児のきょうだいだった私が、いま思うこと
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