片づけられない娘が「荷物を置かない」しかけとは?視覚優位の特性を生かした、わが家の美化作戦
ライター:荒木まち子
発達障害の娘は片づけが苦手です。片づけの途中でも他のことに気を取られると作業を続けることができません。
自分の部屋はもちろん、玄関や脱衣所など共有スペースもぐっちゃぐちゃ。特性だと分かってはいても「せめてそこだけは散らかさないで欲しい」というのが親としての正直な気持ちです。
そこで考えた「玄関美化作戦」。視覚優位の娘に効果的だった、ある方法とは?
散らかる合図
娘の部屋を歩くときは、つねにすり足
娘の部屋は散らかっています。物が特別多いわけではないのですが、出した物や使った物を元の場所に片づけないので床や机、ベッドの上は常に物が散乱しています。
私は娘の部屋に入るときには床に落ちている物を壊したり、踏んで怪我をしないよう、常にすり足で歩いています。
私は娘の部屋に入るときには床に落ちている物を壊したり、踏んで怪我をしないよう、常にすり足で歩いています。
高校生になってからは、親は片づけを手伝わないことに
小・中学生の頃は親も一緒に片づけをしていましたが、娘が高校生になってからはやめました。自分の部屋の片づけと掃除は本人に任せ、私が手伝うのは衣替えや部屋の模様替えのときなど年に数回です。
最初のうちは「ねぇ、○○が見当たらないんだけど、お母さん知らない?」と聞かれることがよくありましたが、徐々に自分で解決するようになっていきました。
最初のうちは「ねぇ、○○が見当たらないんだけど、お母さん知らない?」と聞かれることがよくありましたが、徐々に自分で解決するようになっていきました。