発達障害のある子と親が安心できる「いい先生」。漫画『光とともに…』で見つけた共通の行動は?
ライター:SAKURA
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秋田書店
広汎性発達障害のある娘は、幼稚園入園当初、言葉もあまり出ず、無反応でした。でも担任のA先生が続けてくれた関わりで、娘は変わりました。漫画『光とともに…』にも、素敵な先生が登場しますが、発達障害のある子と親にとって、いい先生との出会いは何よりも大きな宝物です。
(漫画『光とともに…』の印象的な場面を隔月で取り上げてのコラボ連載です。 制作協力: 秋田書店)
幼稚園入園、発達障害の子を育てる親の関心NO.1は「先生はどんな人!?」
漫画『光とともに…』には印象的な先生が何人も登場します。接し方を工夫する先生、自分のやり方を通そうとする先生…。光くんの行動や成長が担任の先生によってずいぶん違うことに驚かされます。発達障害のある子どもにとって、いい指導者との出会いはとても重要です。
例えば、光くんの保育園の担任、ユミ先生。第一印象でユミ先生を「いい先生」と見抜いた光くんママ。その理由は「今まで出会ったいい先生は みんな光という子を知ろうとしてくれるのよ」(『光とともに…』戸部けいこ/著、1巻p.152より引用)。
この言葉に共感する発達障害のある子の親は多いのではないでしょうか。私達親子が出会った幼稚園の担任も、まさにそんな先生でした。
例えば、光くんの保育園の担任、ユミ先生。第一印象でユミ先生を「いい先生」と見抜いた光くんママ。その理由は「今まで出会ったいい先生は みんな光という子を知ろうとしてくれるのよ」(『光とともに…』戸部けいこ/著、1巻p.152より引用)。
この言葉に共感する発達障害のある子の親は多いのではないでしょうか。私達親子が出会った幼稚園の担任も、まさにそんな先生でした。
人との関わり「塩対応」なわが子、幼稚園でやっていけるかな…
幼稚園入園を迎えた3歳の頃、娘は表情もあまりなく、ほとんど会話ができない状態でした。
母である私は、娘のしたいことや言いたいことが経験的にわかります。しかし幼稚園では、言葉なしで娘の要求は伝わるだろうか、友達に受け入れてもらえるだろうか…不安を抱えての入園でした。
案の定、娘は担任の先生が話しかけても鉄壁の無表情…
母である私は、娘のしたいことや言いたいことが経験的にわかります。しかし幼稚園では、言葉なしで娘の要求は伝わるだろうか、友達に受け入れてもらえるだろうか…不安を抱えての入園でした。
案の定、娘は担任の先生が話しかけても鉄壁の無表情…
「あーさんの頑張る姿を見ていると、私も頑張らなきゃと思えます!」と言ってくれた先生。反応がなくても、笑顔で声をかけ続ける先生を、娘も大好きになりました。先生からのたくさんの愛情は、刺激となり、娘は少しずつ言葉と表情が出るようになったのです。
また先生は「好きなこと、嫌いなことは?」「泣いた時はどう対応したらいいですか?」と常に娘のことを理解しようとしてくれました。具体的な対応をお願いすると、なんでも取り入れようとする姿勢もとても嬉しく感じました。
離れていても、愛♡を確かめ合う二人?
保育のプロである幼稚園や保育園の先生であっても発達障害の子は扱いが難しく、大変だと思われます。しかし、先生は、娘がどういう気持ちの時に、どういう行動をするのか、その規則性を見つけてくれました。娘の代わりに、友達に気持ちを代弁してくれることもありました。そんな先生のおかげで、卒園する頃には会話ができるようになったのです。『光とともに…』を読みながら、改めて先生との出会いが、今の娘にとってかけがえのないものだったとあたたかい気持ちになりました。
現在、小学二年生になった娘は、幼稚園の先生と手紙のやり取りをしています。
二人は今も信頼関係を深めているようです♡
現在、小学二年生になった娘は、幼稚園の先生と手紙のやり取りをしています。
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