読み書き苦手な広汎性発達障害の娘、はじめての文通!卒園してもポストに届く、支援のきずな
ライター:SAKURA
広汎性発達障害のある娘が卒園し、小学生になった今も、私たち親子が大好きな幼稚園の先生がいます。ある日、町でばったり会った先生は、娘のために、思いがけない提案をしてくれました。それは読み書きがちょっと苦手な娘にとってちょっとハードルが高いかな、と思ったのですが…
親子が大好きな幼稚園の先生との出会い
広汎性発達障害がある娘は、幼稚園入園時、無言で、表情もない状態でした。
しかし、園で出会った先生は、無言の娘にたくさん声をかけてくれ、表情がない娘にたくさん笑いかけてくれました。
しかし、園で出会った先生は、無言の娘にたくさん声をかけてくれ、表情がない娘にたくさん笑いかけてくれました。
そして、みんなが当たり前にできることでも、嫌な顔一つせず対応してくれ、娘が一つできるようになると、一緒に喜んでくれました。当時の娘は、私の通訳がないと、言っていることを周りの人に理解してもらえない状態だったのですが…先生と娘はなぜか分かり合えていました。
前回のコラムでその出会いについてご紹介しましたが、実はそのあとも、私たち親子は先生にとても助けられています。
前回のコラムでその出会いについてご紹介しましたが、実はそのあとも、私たち親子は先生にとても助けられています。
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発達障害のある子と親が安心できる「いい先生」。漫画『光とともに…』で見つけた共通の行動は?
3年間、一緒に悩み、一緒に成長を喜んでくれた先生に、親子共々支えてもらいました。卒園式は、私の方が寂しくて泣きそうでした。
卒園後も、娘の中で先生の存在は消えず、「先生、元気かな?」「私、先生大好き!」とたびたび言っていました。
卒園後も、娘の中で先生の存在は消えず、「先生、元気かな?」「私、先生大好き!」とたびたび言っていました。
卒園後、大好きな先生とばったり再会!先生から意外な提案が
そして、娘が一年生の夏休みのこと。
偶然、買い物に行った先で、先生とばったり会いました。娘と先生は再会を喜び、たくさんお話をして大盛り上がり。私も、卒園してから今までの学校生活や娘の成長を、先生に話していきました。私たちの話を、先生はうれしそうに聞いてくれました。
偶然、買い物に行った先で、先生とばったり会いました。娘と先生は再会を喜び、たくさんお話をして大盛り上がり。私も、卒園してから今までの学校生活や娘の成長を、先生に話していきました。私たちの話を、先生はうれしそうに聞いてくれました。
「もっと、あーさんの話を聞きたい」と思ってくれたのでしょうか。
先生は私に「あーさんと文通させてくれませんか?」と言いました。
娘は「やる!やる!お手紙書く!」とやる気満々。
娘と先生は文通をすることになりました。
先生は私に「あーさんと文通させてくれませんか?」と言いました。
娘は「やる!やる!お手紙書く!」とやる気満々。
娘と先生は文通をすることになりました。
読み書きが苦手な娘、はじめての文通にチャレンジ!
しかしこの時、娘は文章を読むのもたどたどしく、まだ自分で文章を書くことができませんでした。今まで手紙を書くといっても、私が手伝いながら、頑張って書かせても一行程度。とても時間もかかっていました。
先生からの申し出を、うれしいと思うと同時に「娘に文通なんてできるのだろうか」と心配な気持ちにもなりました。
しかし、大好きな先生との手紙のやり取りは、「娘にとっていい影響を与えるに違いない!」そう考え、チャレンジしてみることにしました。
先生からの申し出を、うれしいと思うと同時に「娘に文通なんてできるのだろうか」と心配な気持ちにもなりました。
しかし、大好きな先生との手紙のやり取りは、「娘にとっていい影響を与えるに違いない!」そう考え、チャレンジしてみることにしました。
先生から届いた手紙を読む時、そして娘が返事を書く時は私がサポートしながら、二人は文通を続けました。
娘の誕生日の時は、バースディカードも送ってくれました。「4歳、5歳、6歳、7歳と、あーさんに誕生日カードを書かせてもらえてうれしい」と書かれてあり、私は涙が出るほどうれしかったです。
そして娘は、やり取りの中で少しずつ、少しずつ…先生の手紙をスムーズに読めるようになり、少しずつ、少しずつ…一人で返事を書けるようになっていきました。
娘は私が想像していた以上に、楽しみながら手紙を書いています。どんなことを書こうか…先生に何を伝えようか…自分で考え、私のアドバイスなしで書く姿は、急にお姉さんになったように見え、とても成長を感じます。
娘の誕生日の時は、バースディカードも送ってくれました。「4歳、5歳、6歳、7歳と、あーさんに誕生日カードを書かせてもらえてうれしい」と書かれてあり、私は涙が出るほどうれしかったです。
そして娘は、やり取りの中で少しずつ、少しずつ…先生の手紙をスムーズに読めるようになり、少しずつ、少しずつ…一人で返事を書けるようになっていきました。
娘は私が想像していた以上に、楽しみながら手紙を書いています。どんなことを書こうか…先生に何を伝えようか…自分で考え、私のアドバイスなしで書く姿は、急にお姉さんになったように見え、とても成長を感じます。