子どもの心に寄り添うヒントをくれる5冊!不登校当事者の体当たりインタビューやコミュニケーションを助けるアイテムに学ぶ!

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【9月の新刊紹介】会話がうまくいかない、学校に行きたくない...もしかしたら、言葉や表現できない思いが子どもの中にあるかもしれません。そんな子どものサポートや自分を見つめるきっかけをくれる本が発売。さらに、障害のある子どもを持つ親が不安に思う障害年金などにこたえる新刊も紹介します。

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発達ナビニュース
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人生の大先輩の”不登校”エピソードが聞ける本『学校に行きたくない君へ』

不登校の経験者をはじめ、約20人の著名人に、不登校で悩む不登校新聞の「子ども若手編集者」がインタビューをしたお話が詰まっています。当事者本人たちが「自分が話を聞きたい」と思った人にインタビューをしているのが特徴的です。

日本で唯一の不登校専門紙である「全国不登校新聞社」は当事者の視点や思いを大切に、不登校や引きこもり本人、保護者や支援者が知りたいこと、体験談、進路情報やフリースクール、不登校関係のニュースや催し、インタビューなどが掲載されています。なかでも人気のインタビューコーナーのなかから選りすぐりの20エピソードが一冊にまとまりました。

不登校の若者たちが「自分」が聞きたいと思った人に聞きたい話を聞くということで、両者の想いが詰め込まれています。多くの人に読みやすい書き方で、心にすっと入ってきます。(発行:2018/8/3)
学校に行きたくない君へ
全国不登校新聞社
ポプラ社

子どもと気持ちを話すきっかけになる!『魔法のピットインカード』

ピットインカードとは、親しみやすい動物のキャラクターがさまざまな気持ちを表現している「フィーリングカード」、本当はどうしたい?などと的確な問いかけができる「質問カード」、子どものあるあるな悩みを集めた「テーマカード」の3つからなります。これらのカードによって、気持ちを分かり合えたり、子どもの悩みを解決したり、親が子どもの応援者となるきっかけが得られます。

著者の原潤一郎さんは、小学3年生のころ、友達をいじめによる自殺で失い、これ以上こんな悲しい思いをする子を出したくないという思いで活動をされてきました。子どもの心の声を聴き、子どもも大人も幸せになれるコーチングをもとに、家庭で子どもが心の充電ができるようなコミュニケーションを生み出す『魔法のピットインカード』を出版しました。

本では、子どもに対するコーチングの簡単な理解から、子どもとのコミュニケーションにおける疑問や困りごとをテーマ別にわかりやすく解説しています。ピットインカードをどのようにつかったらよいか、子どもとの会話の例を見ながら今日から実践できるようになっています。(発行:2018/8/28)
魔法のピットインカード
原 潤一郎
日本文芸社

楽しくみんなと一緒に遊びながら学べる!『アナログゲーム療育』

アナログゲームによって子ども同士の関わり合いをつくることで、自らの意思で、場の状況や相手の参加者の意図を読み取って動けるコミュニケーション力を身につける方法が紹介されています。子どもの発達過程に合わせたアナログゲームや、それを通して得られること、その身につけ方までが分かりやすく載っています。

この本を書いたのは、アナログゲーム療育の開発者である松本太一さんです。発達障害児の学習支援を行ったのち、発達障害者のための就労支援に携わっていましたが、そのときに企業で求められる障害のある求職者のソーシャルスキルが「状況の変化に合わせて臨機応変に振るまえること」や「周囲の状況に関心を持ち続けること」であることに気が付きました。「落ち着く」ことが目標になってしまう療育の現場に戻り、新たに風を吹かせました。

どんなゲームを選べばよいのか判断が難しいですが、この本では子どもの発達の状況に合わせてゲームが紹介されているため、取り組みやすいかもしれません。また、よい指導のしかたも具体例とともに書かれているので、イメージが付きやすくなっています。(発行:2018/7/30)
アナログゲーム療育ーコミュニケーション力を育てるー(幼児期から学齢期まで)
松本 太一
ぶどう社

コミュニケーションのなぞを解説!『絵でわかる なぜなぜ会話ルールブック』

ジェスチャーや会話のフレーズごとに、いつ、なぜそのようなことを言うのか、どう返したらいいのか、などが絵とともに分かりやすく説明されています。

発達障害児に向けた本を多数書いてきた東京学芸大学教育学部教授の藤野博さんと、自閉スペクトラム症の当事者でもあり臨床心理士でもある綿貫愛子さんがタッグを組んで手掛けた一冊です。

会話で悩むことが多い子どもが疑問に思うポイントが集まっています。さらに想像がしにくい相手の考えや意図が丁寧に書かれていることから、ただ会話のフレーズの暗記をするのではなく、理解していくステップが踏めるのも特徴です。(発行:2018/8/8)
絵でわかる なぜなぜ会話ルールブック:コミュニケーションのなぞ
藤野 博、綿貫 愛子
合同出版

今だからできるサポートを知ろう『障害のある子の「親なきあと」』

障害がある子どもを持つ親が抱える、親なきあとの課題に対して、親がいるうちにできるサポートなどをQA方式で説明しています。難しいと敬遠しがちの法制度や行政サービスについても、理解しやすい文言や例を用いて説明されています。

著者の渡部伸さんはご自身にも障害のあるお子さんがいるそうです。知的障害や精神障害の子どもを持つ親の悩みに寄り添い、ともに考える「親なきあと」相談室を立ち上げ、日本全国で講演や執筆活動を行っています。

もしもの将来を考えたときの漠然とした親の不安に対し、課題を分析し整理した上で、解決に向けたサポート案が丁寧に紹介されています。(発行:2018/9/7)
障害のある子の「親なきあと」
渡部 伸
主婦の友社
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