左利き・不器用娘の書き初め大作戦!フル装備で向かった先は…!?

ライター:荒木まち子
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長期休暇の宿題は数あれど、わが家に甚大な被害(!?)を及ぼすのは、冬休み恒例のアレでした。

フル装備で向かった先は…!?

フル装備で筆をもっている娘
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おおそうじ? いいえ、宿題対策です
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夏休みよりも冬休みの宿題が大問題

小学生の夏休みの宿題といえば自由研究や工作、読書感想文、ドリルが定番ですね。自由研究や工作は、本人が興味あることをテーマに取り組めばそれほど苦ではないし、作文も本人の好きな分野の本を選べば何とかなります。

でも冬休みの宿題の定番『書初め』は発達障害のある娘にとって、とても苦痛をしいられるものでした。

何が大変って

娘は左利きですが、左手では「いり」「とめ」「はらい」ができないので、習字の時だけ右手を使います。ただでさえ不器用な娘が、利き腕でない右手で字を書くことは至難の業です。さらに、お手本を見て別の紙に同じものを書くことも、視覚認知機能に弱さもある娘には、とても難しいことなのです。

それに加え習字では、適量の墨を筆に含ませ、筆先の整え、筆を半紙に押し付ける力を調節しながら適切な速度で筆を動かすことが必要です。シャーペンでさえ芯がポキポキ折れてしまう娘です。そう簡単にできるわけがありません。半紙に筆が辿り着く前に墨がたれるわ、「とめ」部分で半紙が破れるわ、半紙から字ははみ出るわ、手は墨だらけになるわで、部屋も娘もそれはすごい状態になります。

規定の文字数は毎年増え、半紙だって高学年ともなるとながーくなります。中学生の頃になると、書きあがった作品(たっぷり墨がついて穴があきかかった半紙)を乾かす場所の確保にも苦労をするほどでした。
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本当は早期療育が必要だった?芯が折れまくる娘の鉛筆事情

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