脱・運動オンチの秘策!ADHD息子に「俺って一流選手?」と思わせた母のアイディア
ライター:かなしろにゃんこ。
ADHDと広汎性発達障害がある息子は、かけっこや球技のような運動が苦手でした。思った通りに体を動かすことができないこともあって、外遊びは1日10分すればいい方…。でも、私と一緒にやったテニスで“ある工夫”をしてみたところ、そんな息子に変化があったのです…!
ADHDがある息子は、運動が苦手
息子リュウ太は、小学生の頃「跳び箱が跳べないから体育に参加しない」「徒競走はいつもビリ」というように“運動センス0男子”でした。
他の子と比べて体幹が育っていなかったうえ、ボディイメージも悪く、思った通りに体が動かず、体のバランスをとるのも下手…。近所の同年代の子たちと遊んでいても、鬼ごっこや追いかけっこでみんなのようにうまく逃げることができなくて、「またボクが鬼!?もうやだ!」と、ふてくされて家に帰ってきていました。
このような状況になると、「鬼にならないように、次はうまく逃げよう」「もっといい場所に隠れよう」というように、失敗をくり返しながら試行錯誤して体が鍛えられていくものですが、息子の場合は「家でゲームしよ~っと!」と、簡単にやめてしまっていました。
他の子と比べて体幹が育っていなかったうえ、ボディイメージも悪く、思った通りに体が動かず、体のバランスをとるのも下手…。近所の同年代の子たちと遊んでいても、鬼ごっこや追いかけっこでみんなのようにうまく逃げることができなくて、「またボクが鬼!?もうやだ!」と、ふてくされて家に帰ってきていました。
このような状況になると、「鬼にならないように、次はうまく逃げよう」「もっといい場所に隠れよう」というように、失敗をくり返しながら試行錯誤して体が鍛えられていくものですが、息子の場合は「家でゲームしよ~っと!」と、簡単にやめてしまっていました。
少しでも運動してほしくて、ボール遊びに誘ってみることに
息子に少しでも運動してほしくて、ボール遊びに誘ってみたのですが…。ボールを蹴るのも下手なので、球をうまく追いかけられず、すぐにヤル気をなくしてしまいます。
うまくいかないと「ボクが蹴りやすいように蹴り返してよ!」と怒られるのですが、私も息子にいいボールを蹴ってあげられなくて、想定外の場所にボールがとんでいっては親子でグダグダに…。そうなると、息子は「ボク、もうやめる」と言って家に入ってしまっていました。
「自分は何をしてもうまくいかない…」という感じで、なかなかヤル気を出してくれない息子。何か良い方法はないかと考えていたとき、実家の押し入れから、私が若い頃に使っていた軟式のテニスラケットが出てきたのです。
うまくいかないと「ボクが蹴りやすいように蹴り返してよ!」と怒られるのですが、私も息子にいいボールを蹴ってあげられなくて、想定外の場所にボールがとんでいっては親子でグダグダに…。そうなると、息子は「ボク、もうやめる」と言って家に入ってしまっていました。
「自分は何をしてもうまくいかない…」という感じで、なかなかヤル気を出してくれない息子。何か良い方法はないかと考えていたとき、実家の押し入れから、私が若い頃に使っていた軟式のテニスラケットが出てきたのです。
私は昔、友だちとふざけながらこのラケットでよく遊んでいました。友だちが架空のテニスプレーヤーになりきって、自分でプレーしながら自分の実況をするという遊び方をしていて、これが本当におもしろかったのです。そのとき「そうだ!コレだわ!」と、ピーンときました。
そこで息子に、「お母さんと一緒にテニスやろう!」と誘ってみました。テニスといってもルールなどを設けず、ボールを打ち返して相手のコートに入れるという超シンプル・ルールのなんちゃってテニスです。
「うん、べつにいいけど」とあまりノリノリではない返事でしたが、とりあえずやってみることはできました。でも、小学生の息子にはラケットも大きくて扱いにくく、うまく打ち返せず、「もう飽きた」と早々にリタイア。
どうしたら楽しんでテニスができるだろう?いろいろ考えた結果、息子のプレーに母が実況をつけることにしました。
「うん、べつにいいけど」とあまりノリノリではない返事でしたが、とりあえずやってみることはできました。でも、小学生の息子にはラケットも大きくて扱いにくく、うまく打ち返せず、「もう飽きた」と早々にリタイア。
どうしたら楽しんでテニスができるだろう?いろいろ考えた結果、息子のプレーに母が実況をつけることにしました。
息子と一緒に「テニス実況遊び」。さて、反応はいかに…?
私は息子を“リュウ太選手”と呼び、スポーツ実況のマネをして応援しながら打ち合うことにしました。
空振りしても転びそうになっても「おーーっとリュウ太選手、惜しい!」と、”そのプレーはダメじゃない、ガッツがある”と絶賛する声かけを続けました。
実況されると息子も嬉しいようで喜びます。これがきっかけで、選手になった気分なのか?下手でもプレーを楽しむようになりました。そして、それまでとは打って変わって、「お母さん一緒にテニスやろう!」と自分から誘ってくるようになったんです。
この”実況つき”親子テニスは、小学校4年生の夏から6年生まで続けました。最初はボールを打つことやボールを追うことが難しかったのですが、少しずつ打ち返せるようになってきたり、ボールを追うことで足腰も鍛えられてきたように思います。
空振りしても転びそうになっても「おーーっとリュウ太選手、惜しい!」と、”そのプレーはダメじゃない、ガッツがある”と絶賛する声かけを続けました。
実況されると息子も嬉しいようで喜びます。これがきっかけで、選手になった気分なのか?下手でもプレーを楽しむようになりました。そして、それまでとは打って変わって、「お母さん一緒にテニスやろう!」と自分から誘ってくるようになったんです。
この”実況つき”親子テニスは、小学校4年生の夏から6年生まで続けました。最初はボールを打つことやボールを追うことが難しかったのですが、少しずつ打ち返せるようになってきたり、ボールを追うことで足腰も鍛えられてきたように思います。