脱・運動オンチの秘策!ADHD息子に「俺って一流選手?」と思わせた母のアイディア

脱・運動オンチの秘策!ADHD息子に「俺って一流選手?」と思わせた母のアイディアのタイトル画像

ADHDと広汎性発達障害がある息子は、かけっこや球技のような運動が苦手でした。思った通りに体を動かすことができないこともあって、外遊びは1日10分すればいい方…。でも、私と一緒にやったテニスで“ある工夫”をしてみたところ、そんな息子に変化があったのです…!

かなしろにゃんこ。
11366 View

ADHDがある息子は、運動が苦手

脱・運動オンチの秘策!ADHD息子に「俺って一流選手?」と思わせた母のアイディアの画像
Upload By かなしろにゃんこ。
息子リュウ太は、小学生の頃「跳び箱が跳べないから体育に参加しない」「徒競走はいつもビリ」というように“運動センス0男子”でした。

他の子と比べて体幹が育っていなかったうえ、ボディイメージも悪く、思った通りに体が動かず、体のバランスをとるのも下手…。近所の同年代の子たちと遊んでいても、鬼ごっこや追いかけっこでみんなのようにうまく逃げることができなくて、「またボクが鬼!?もうやだ!」と、ふてくされて家に帰ってきていました。

このような状況になると、「鬼にならないように、次はうまく逃げよう」「もっといい場所に隠れよう」というように、失敗をくり返しながら試行錯誤して体が鍛えられていくものですが、息子の場合は「家でゲームしよ~っと!」と、簡単にやめてしまっていました。

少しでも運動してほしくて、ボール遊びに誘ってみることに

脱・運動オンチの秘策!ADHD息子に「俺って一流選手?」と思わせた母のアイディアの画像
Upload By かなしろにゃんこ。
息子に少しでも運動してほしくて、ボール遊びに誘ってみたのですが…。ボールを蹴るのも下手なので、球をうまく追いかけられず、すぐにヤル気をなくしてしまいます。

うまくいかないと「ボクが蹴りやすいように蹴り返してよ!」と怒られるのですが、私も息子にいいボールを蹴ってあげられなくて、想定外の場所にボールがとんでいっては親子でグダグダに…。そうなると、息子は「ボク、もうやめる」と言って家に入ってしまっていました。

「自分は何をしてもうまくいかない…」という感じで、なかなかヤル気を出してくれない息子。何か良い方法はないかと考えていたとき、実家の押し入れから、私が若い頃に使っていた軟式のテニスラケットが出てきたのです。
脱・運動オンチの秘策!ADHD息子に「俺って一流選手?」と思わせた母のアイディアの画像
Upload By かなしろにゃんこ。
私は昔、友だちとふざけながらこのラケットでよく遊んでいました。友だちが架空のテニスプレーヤーになりきって、自分でプレーしながら自分の実況をするという遊び方をしていて、これが本当におもしろかったのです。そのとき「そうだ!コレだわ!」と、ピーンときました。
そこで息子に、「お母さんと一緒にテニスやろう!」と誘ってみました。テニスといってもルールなどを設けず、ボールを打ち返して相手のコートに入れるという超シンプル・ルールのなんちゃってテニスです。

「うん、べつにいいけど」とあまりノリノリではない返事でしたが、とりあえずやってみることはできました。でも、小学生の息子にはラケットも大きくて扱いにくく、うまく打ち返せず、「もう飽きた」と早々にリタイア。

どうしたら楽しんでテニスができるだろう?いろいろ考えた結果、息子のプレーに母が実況をつけることにしました。

息子と一緒に「テニス実況遊び」。さて、反応はいかに…?

脱・運動オンチの秘策!ADHD息子に「俺って一流選手?」と思わせた母のアイディアの画像
Upload By かなしろにゃんこ。
私は息子を“リュウ太選手”と呼び、スポーツ実況のマネをして応援しながら打ち合うことにしました。

空振りしても転びそうになっても「おーーっとリュウ太選手、惜しい!」と、”そのプレーはダメじゃない、ガッツがある”と絶賛する声かけを続けました。

実況されると息子も嬉しいようで喜びます。これがきっかけで、選手になった気分なのか?下手でもプレーを楽しむようになりました。そして、それまでとは打って変わって、「お母さん一緒にテニスやろう!」と自分から誘ってくるようになったんです。

この”実況つき”親子テニスは、小学校4年生の夏から6年生まで続けました。最初はボールを打つことやボールを追うことが難しかったのですが、少しずつ打ち返せるようになってきたり、ボールを追うことで足腰も鍛えられてきたように思います。

ホメてホメてホメまくる!実況中継に恥じらいはご法度

脱・運動オンチの秘策!ADHD息子に「俺って一流選手?」と思わせた母のアイディアの画像
Upload By かなしろにゃんこ。
実況しながらのプレーは、結構大変です。でも、これでスポーツへの抵抗感がなくなってくれるのなら…!っていう思いで、親子テニスを楽しんでいた3年間は、ひたすら実況し続けました。

もちろん、テレビのスポーツ実況中継みたいにはいきません。息子が「なんか俺、めっちゃ褒めちぎられてるゾ」と思えるような言葉を並べただけの、なんちゃって実況です。

はじめのうちは、家のそばを通りがかった人に聞かれたりすると恥ずかしいので、人が通るときは実況を中断…すると息子はすかさず、「お母さん実況やめないで!早く言ってーー!」と要求(汗)

「人に聞かれたくないんじゃい!それに実況コメントのネタ尽きたんじゃい」と思っていた母でありますが…、そのうち息子と外で遊ぶときだけは母もなりきって遊ぼうと腹をくくりました。だって、恥じらいの気持ちがあると、コレできないんですもん(笑)

実況つき親子テニスの効果や、いかに…?

脱・運動オンチの秘策!ADHD息子に「俺って一流選手?」と思わせた母のアイディアの画像
Upload By かなしろにゃんこ。
おかげさまで息子はすっかりテニスが好きになりました。

中学に入ると、早々に「オレ、テニス部に入ったから」と言うじゃないですか!運動オンチだった息子が運動部に!?…意外すぎました。

どうやら息子は、「テニスならオレに任せろ!」と完全に信じ切っていたようです。でもコレってすっごく大事なことだと、私も実感できました。テニスを通して、息子は体の動かし方を体得したり、運動への苦手意識もなくなっていったからです。

ところで…実際にテニス部の練習が始まると「こんなに厳しいの!?」と朝夕の練習に悲鳴をあげて驚いたことは言うまでもなく(笑)遊びでやっていた親子テニスとは違った!と気がついたようです。
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
あわせて読みたい関連記事

あわせて読みたい関連記事

発達障害のキホンを知る

発達障害のキホンを知る

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。