編み出したのが、お手伝いカード
そこで私は、お手伝いカードを作ることにしました。お手伝いをしたらスタンプを押す…しかし、それだけではやる気が持続しない。考えた末に、20マスがすべて埋まった時、500円の買い物券と交換!という形にしました。
そうすることで早くマスを埋めたいという気持ちが起きるんじゃないかと思ったのです。さらに私は、娘の分だけではなく、夫の分も作り、2人で競ってもらうことにしました。
そうすることで早くマスを埋めたいという気持ちが起きるんじゃないかと思ったのです。さらに私は、娘の分だけではなく、夫の分も作り、2人で競ってもらうことにしました。
こうすることで、娘は負けたくない思いから、次から次にお手伝いを要求してくるようになりました。そして、夫もまた娘に巻き込まれる形で参戦し、私の家事の手伝いをしてくれるようになりました。
効果てきめんだったお手伝いカード
お手伝いカードを始めてから、わが家の雰囲気はがらっと変わりました。
娘は、自主的にお手伝いをするようになったのです。息子が散らかしたおもちゃを片付けたり、食後のテーブルを拭いてくれたり。前より、周りに気を配るようになったように感じます。忘れている時もたまにありますが、「あれ?スタンプどうなった?」って呟くと「あぁ!そうだった!」と慌ててお手伝いを探してくれます。
そうやって娘は、3週間ほどかけて、1枚目の500円券を手に入れました。
そうやって娘は、3週間ほどかけて、1枚目の500円券を手に入れました。
自分で頑張ったことでもらったお金で、物を買うはじめての経験。買い物の時に、そのお金の使い道に悩む姿を見て、お金のありがたみの勉強にもつながったように感じました。そのおかげか、最近ではジュース一つでもあまり気軽にねだらなくなりました。
お手伝いカードの思わぬ効果
そして、意外や意外。一番驚いたのは、夫の変化でした。
前は、たたんでいない洗濯物があってもスルーしていた夫でしたが、娘に巻き込まれたお手伝いでやっていた、洗濯物たたみが習慣化し、最近では洗濯物を積み上げて置いておくと、勝手にたたんでくれるようになったのです。2人がいろいろと動いてくれるようになり、私の家事の負担はかなり減り、最近では、座ってテレビを見る時間もできました。
子どものために始めたことでしたが、旦那にも浸透していったお手伝いの習慣化。あと何年かしたら、息子にも作る日が来そうです。
子どものために始めたことでしたが、旦那にも浸透していったお手伝いの習慣化。あと何年かしたら、息子にも作る日が来そうです。
障害のある娘を前に、実はパパも不安だった!夫が前向きに育児に取り組む理由
- 1
- 2