ADHD息子の超強力な「買って!」攻撃、我慢しなかったのにはワケがあった…!?10年後に分かった意外な理由

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ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太と出掛けると、もれなく「あれ買ってー!」とおねだりの嵐!
物欲がハンパない息子のしつこいおねだり、正直キツイ!根負けしてオモチャを買ってしまうのです...どうしたら良いのか頭を抱えていたあの頃。成人した息子に聞いてみたところ、しつこいおねだりをするのは独特の考えがあったからでした。

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買うまで続く、「オモチャ買ってーー!」のおねだりに根負けしていた日々

ADHDの息子リュウ太くんがおもちゃを買ってと母にねだる様子
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子どもなら誰でも一度くらい公の場で、「オモチャ買って―――!!」と泣いたりして親を困らせることはあると思いますが、ADHDと広汎性発達障害があるうちの息子は我慢が苦手。

全てに我慢が苦手なわけではなくて、物欲にだけは我慢を頑張ろうとしてくれません。

欲しい物があると、コレだけは買ってほしい、買ってくれたっていいじゃないか、など手に入れるまで何度も何度も体全部を使って跳んだり私の腕をつかんだり私の周りを回ったりしながら"交渉"してくるので、しつこさに根負けしてしまう。
ADHD息子リュウ太くんが、「買ってくれたらしつこくしないから」と母に交渉する様子
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"交渉"というと「お手伝いするから」や「勉強頑張るから」など気の利いた約束をするのかな?と思うかもしれませんが、息子の交渉は「買ってくれたら買って買ってをしつこく言わないから」というものです。

買ってあげたら、そりゃ言わなくなるだろうね…。

しつこくされたくない、息子にしばらく大人しくしていてほしいあまりに、私はついつい財布の紐をゆるめてしまう(反省)。

一度欲しいと思うと我慢ができない息子。でも買い物に行く度にオモチャを買わされたらたまらないし、我慢を覚えてほしいので、2回に1回は「お金が無いフリ」をして諦めてもらうようにしました。
お金がなくておもちゃを買えないと言われたリュウ太君が愚痴を言う様子
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その場は仕方なく諦めてくれても、買ってもらえないとなるとこの世の終わりかってぐらいに悲しみを訴えてくるので、息子のしつこさから逃れられません。

「他の子はオモチャを買ってもらえるのにボクだけ買ってもらえない、それはうちが貧乏だからだ…なんでうちは貧乏なんだろう」などなど、たかが300円のオモチャを拒否しただけで、「ボクは数十年前の日本の貧しい家庭に生まれた子のようだ…!」と悲劇の人になってしまうらしい。メンタル弱すぎる。

よくそこまでハッキリと親の経済状況をディスりながら自分の想いを口にできるわね…と感心するほどです。
楽しい予定は我慢できるが、物欲は我慢ができないリュウ太くん
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息子の場合、オモチャのイベントやレストラン、遊園地などで体験して好奇心を満たすことにおいては、順番やルールを守るなどの我慢はできるのです。楽しいことのためには我慢ができるのに、物欲だけはキビシイってどうしてなのでしょう?

ちゃんと子どものときに物欲も我慢することを覚えてもらわないと、我慢ができない大人になってしまうのでは…?そんなことを心配したこともありました。

けれど育ててみた結果、この説は必ずしもそうとは言い切れないと思いました。
大人になったリュウ太くんに、物欲を我慢できなかった理由を聞いてみる母
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「物欲」を我慢できなかったあの頃の気持ち、大人になった息子に聞いてみたら

現在は成人した息子に、買ってもらう行為を我慢しなかったことについて聞いてみると、どうも理由があるそうなんです。

「我慢って必要じゃないと思っていたから、買ってくれそうな人には我慢なんてしないよ」とのこと。

なんじゃと!計算しとったんか(汗)

「本当に買ってくれない人には初めから買ってほしいとは言わない、お金が無くて買えないときは諦められる。だけど頑張って交渉して買ってもらえたときはとても嬉しい!その瞬間が嬉しいんだよね」と。

「そもそも我慢って必要なのかな?って思うこともあるよ、大人はなんでも我慢我慢って言うけれど、子どもが欲しいことややりたい事を達成するために頑張ることの何がいけないの?って思ったりするわけ」とも言います。
子どもの頃のリュウ太君が、母はおねだりを続けたらおもちゃを買ってくれるだろうと思い、交渉し続ける様子
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息子の中には我慢しようなんて気持ちはさらさらなかったということです。そんなことよりも、親に交渉して勝ち取ったという達成感を味わっていたそうなんです。ADHD息子の狩猟本能…!?が刺激されていたのでしょうか…。

当時の息子は、「欲しいものややりたいことを達成するために全力で頑張る!」ことに対して何より達成感を感じていた…だから、イベントなどの順番待ちは我慢できても、欲しいものを買ってもらえない状況では我慢ができなかったということだったようです。

うーん、なるほど。だから折角買ってあげたオモチャにすぐ飽きるのか…そのオモチャ自体で遊ぶ前に、欲しいものを手に入れたことに対しての達成感で満ちていたんだな。

成人して欲しいものは自分で購入するようになった息子は、金欠で欲しいものが買えないときは諦めるようになりつつあります。欲しいものがあることは、いけないことじゃありません。働く意欲に繋がるのである程度は必要ですよね。

現在、息子は車をいじるのが趣味なので、部品など高額で欲しい物が多いため毎月金欠です…それでも自分のお財布と相談し、物欲を少しずつ我慢するようになってきた息子の姿を、「よしよし」と陰で応援しています。

それからもう一つ、昔を振り返って思うことがあります。小さい頃は、今よりずっと人とのコミュニケーションがヘタだった息子。もしかすると、物を「買って買って」と求め、交渉することで、親とコミュニケーションを取ろうとしていたのかもしれない、と。もしかしたら、小さい頃のリュウ太は自分のワガママがどこまで通るか試すことで、「ボクを見て!」と私に甘えていたのかもしれません。
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