飛行機旅行でパニック!?ママ渾身の「旅のしおり」で、発達障害のむっくんと平和なフライト大作戦
ライター:ウチノコ
夏休み、旅行や帰省などで交通機関を利用することもあるかと思いますが、子連れの移動って本当に大変!ただでさえ大変なのだから、移動時はできる限りパニックを防いで速やかに行動したい!というわけで、今回初めて飛行機に乗ることになったむっくんのために「旅のしおり」を作成し、旅行に臨むことにしたのです…
むっくんのお出かけ
むっくんにとって「お出かけ」はストレスです。
日常のお出かけでも、経路や現在の位置、到着時間の見通しが分からないと不安になってしまう様子。
不安が重なると些細なことでもパニックにつながるので、いつもは不安が沸き上がるとその都度ナビやスマホを利用して見通しを立て、納得してもらいながら過ごしています。
日常のお出かけでも、経路や現在の位置、到着時間の見通しが分からないと不安になってしまう様子。
不安が重なると些細なことでもパニックにつながるので、いつもは不安が沸き上がるとその都度ナビやスマホを利用して見通しを立て、納得してもらいながら過ごしています。
そんなむっくんがこのたび飛行機を利用して遠方に帰省することに!飛行機は2歳の時に乗ったきりなので、本人にとってはほぼ初めてです。
初めては苦手、人が多いところも苦手、大きな音も苦手、行動を制限されることも苦手、待つことも苦手、通常車移動なので交通機関には慣れていない、長時間の外出は非常に疲れる…これはもう間違いなくパニックだ!
というわけで、移動時の不安を少しでも減らせるような、「旅のしおり」を作製することになりました。
初めては苦手、人が多いところも苦手、大きな音も苦手、行動を制限されることも苦手、待つことも苦手、通常車移動なので交通機関には慣れていない、長時間の外出は非常に疲れる…これはもう間違いなくパニックだ!
というわけで、移動時の不安を少しでも減らせるような、「旅のしおり」を作製することになりました。
むっくん「旅のしおり」
しおりの目的は、トータルの流れや、時間の目安などざっくりとした見通しを伝えることです。6歳なのでイラストや写真、ひらがなを使い作ります。
1ページ目:自宅(広島)→車→広島空港
2ページ目:広島空港→羽田空港
3ページ~:搭乗から着陸までの流れの手順書
と、1枚に詰め込まずに、ページをめくりながら見られるようにするのがむっくん仕様。現在のむっくんは1ページ当たりの情報量は少なめで、本人が望めばページをめくり更なる情報を得られる状態が安心なようなので、このようにしています。
1ページ目:自宅(広島)→車→広島空港
2ページ目:広島空港→羽田空港
3ページ~:搭乗から着陸までの流れの手順書
と、1枚に詰め込まずに、ページをめくりながら見られるようにするのがむっくん仕様。現在のむっくんは1ページ当たりの情報量は少なめで、本人が望めばページをめくり更なる情報を得られる状態が安心なようなので、このようにしています。
1ページ目:スケジュール1 自宅から空港まで
空港への経路と距離感を地図で説明します。地図があれば、今この辺りを走っているよと視覚的に説明ができるので地図はマストアイテム。
また、飛行機で不安を感じることが分かりきっているので、その前の移動ではできるだけ不安をため込まないように意識しました。さらに、以前「車を置いていくこと」に強い不安を感じた経験から、車をどうするかも忘れず記載しています。
また、飛行機で不安を感じることが分かりきっているので、その前の移動ではできるだけ不安をため込まないように意識しました。さらに、以前「車を置いていくこと」に強い不安を感じた経験から、車をどうするかも忘れず記載しています。
2ページ目:スケジュール2 搭乗から着陸までの流れ
空港へは「待ち時間」が発生しないよう、頃合いを見計らって入ります。
手荷物を預けるなど「待つ」工程は避け、手荷物は機内持ち込みのみになるよう準備は怠りません。
手荷物を預けるなど「待つ」工程は避け、手荷物は機内持ち込みのみになるよう準備は怠りません。
3ページ~:航空会社の手順書を活用
飛行機での移動については1~2ページ目で簡単なスケジュールで事前に伝えておき、搭乗から離陸までの流れは航空会社がHPに用意してくれている「JALすかいちゃれんじ」の手順書を印刷して使いました。
ひこうきチャレンジシートを使い、終わった工程にシールを貼りながらゲーム感覚で進めました。
飛行機に乗るまでにどうするのかという不安が強く、特に保安検査を怖がっていたのですが手順書のおかげでなんとかクリア。搭乗後のシートベルトを閉める、飲み物を頼むなども写真付きで紹介されており、スムーズに行うことができました。
飛行機に乗るまでにどうするのかという不安が強く、特に保安検査を怖がっていたのですが手順書のおかげでなんとかクリア。搭乗後のシートベルトを閉める、飲み物を頼むなども写真付きで紹介されており、スムーズに行うことができました。
次回へむけての情報収集
準備万端!めでたしめでたし…ではないのがむっくんのお出かけ。大きなパニックはなくとも、小さな不穏は度々起こります。
そこで私はお出かけ中、本人が不安を感じている状況や内容をその都度スマホのメモ機能を使い記録を残すようにしています。パニックに至らない小さなストレスでも、積み重なることで大パニックを引き起こすことがあるので、できるだけ細かいことも忘れないうちに時間を見つけ書き残しています。
そこで私はお出かけ中、本人が不安を感じている状況や内容をその都度スマホのメモ機能を使い記録を残すようにしています。パニックに至らない小さなストレスでも、積み重なることで大パニックを引き起こすことがあるので、できるだけ細かいことも忘れないうちに時間を見つけ書き残しています。
そしてこのメモは次回のお出かけ時にとっても役立つのです。
例えば行きの飛行機の中でこんな出来事も…
その場では無理でも後から落ち着いて分析することで…
新たな対策を立てて…
帰りは無事にクリア!
次回の飛行機では、手順書に「荷物は前の座席の下に置くこと」「緊急避難の予習」が加わることでしょう。このようにむっくんの「旅のしおり」は前回書き残した記録を元に、どんどんアップデートされていきます。そして前回より今回、今回より次回の方が楽しく過ごせる時間が増えていくのです。