あのADHD息子が、自ら絵日記をかいた…!?自由提出の宿題は断固やらなかった息子を変えた「特別な体験」

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夏休みの宿題の中でもクリエイティブな能力を使った読書感想文・絵日記・自由研究などの宿題が苦手なADHD息子は、それらが自由提出だったこともあり、毎年絶対にやろうとしませんでした。しかし小5の夏休み。大好きな乗り物のツアー体験をしたことで、ヤル気を出してくれたのでした。

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夏休みの宿題...自由提出のものは断固としてやらなかった息子

夏休みの自由提出の宿題を一緒にやろうと言う母と、絶対やらないと言い張る息子。全部の宿題を提出必須にして欲しいと願う母の心の声。
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夏休みの宿題をやろうやろうと思いながら時間は流れ…8月後半、夏休み終了間近にいやいや腰を上げる子どもの姿は夏の風物詩(笑)。

うちの息子もその一人。ん?というか…ヤツの場合は最初からヤル気がなかったんだった。

結局半分も宿題をやらずに2学期に突入です。シクシク…怠け癖こじらせています(涙)

特に「コレは絶対にやらない!」と息子が言うのが、「できたらやりましょう」とか「時間があったらやりましょう」という自由提出で曖昧な提出物。「やってもやらなくても、どっちでもいいんだよ!だからやらない!」と断固として拒否してきます。

息子が通っていた小学校では、読書感想文や絵日記、自由研究、コンクールに出展するポスターなどが自由提出の宿題となっていました。親としては「先生がそう言うのは児童に自主的に取り組める力をつけさせるためだから、ここは自由提出っていったって全部やらなきゃいかんでしょ!」と思ってしまい、毎年ヤレヤレとお尻と叩いてきました。

「自由研究一緒にやろう」と誘ったり、「絵日記のかき方教えてあげるから」と促したりしましたが、岩のように固い信念があるのでしょうか…息子は拒み続けます。

宿題の出し方を曖昧にしないで全部必須!としてほしいな~そのほうがまだ本人もヤル気になりやすいし親も促しやすいのに…なんて思っていました。

ところが!ある年に急にヤル気スイッチが入ったのでした。

夏休みのお出かけが、息子の大好きな空の乗り物の体験ツアーに決定!

夏休みのお出かけ先を家族で話し合う様子。父と息子の意見が「飛行機整備工場の見学とヘリコプター遊覧ツアー」に行くことで一致し、乗り気でない母。
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それは息子が小5の夏休み前のこと。旅行パンフレットをたくさん集めて、夏のレジャーはどこにしようか決めていたとき、観光バスで行く『夏休み、親子で楽しむ飛行機工場見学とヘリコプター東京湾遊覧ツアー』というのにしよう!と夫が決めてしまいました。

私は高くて速い乗り物が苦手なので「え~やだ~」と反対しましたが、夫と息子は電車や車、それに飛行機といった乗り物が大スキなので「絶対それがイイ!」と多数決で決まってしまいました。

そして夏休みになり、いざツアーへ!小学生の親子がたくさん集まり観光バスへと乗り込みレッツゴー!
飛行機工場にて、飛行機を間近に見て「わー大きい!』と感動する息子。
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飛行機工場の見学ツアーでは、飛行機に関わるお仕事の展示や操縦室の展示、客席の展示など触りながら学べるものがいっぱいありました。子どものサイズに合わせたパイロットや客室乗務員、整備スタッフの制服がいくつも置いてあり、着替えて記念撮影ができるサービスもありました。

「パイロットの制服着てみない?」と誘っても息子はそれよりも早くドックに行きたい!とワクワク、ソワソワ。

ドックで大きなジャンボジェットを見上げると「わ~!」と感動していました。乗り物大好きな息子、実際の飛行機を間近で見ることができ、こんなに大きいんだ!と楽しそうにしています。通常飛行機に乗る際にはタラップを利用するので、飛行機のお腹や貨物のトビラ側を見ることってあまりありませんから、その実物を見て「おおー!」と感動。滑走路もドックのトビラから見せてもらえました。一面に大きな空が広がり、着陸する飛行機などを目の前で見られるので迫力があります。

「飛行機工場楽しかったね~!」と息子は満足そうでした。

そして親子で楽しむツアーはいよいよ東京湾ヘリコプタークルージングへと進みます。ガクブル…(汗)
ヘリコプターでの東京湾クルーズで、綺麗な景色に感動する息子と高所を怖がる母。
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ヘリコプターの飛行場へ移動してチェックイン。ヘリコプターに乗りこむときは大きなプロペラが体に当たるんじゃないかと思うような迫力があります。ブルっている私とは対照的に、夫も息子もワクワクが止まらない!といった感じでウキウキしてやがります(汗)

そしていざ、東京湾にテイクオフ!夕焼けから夜へと変わっていく空と東京のビル群を眺めて「美しい…」よりも「今日は私の命日になるのか…」と考えてばかりいました。

ツアーのアクティビティなので5分間の短いクルージングでしたが、息子にとってはとても楽しかったようで…その数日後!

「かきたいものが浮かんだから」自ら絵日記に取り組めた

楽しかった飛行機工場見学とヘリコプター体験を自ら絵日記にかく息子と、その様子に驚く母。
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なんと息子は絵日記にこのツアーのことをかきはじめました。自由提出の宿題は断固としてやろうとしなかった息子が自分から絵日記をかくなんて驚きでした。

もともと作文や日記が苦手な子ですが自分なりの表現でいつ誰と誰がどこで何をして、自分はその体験でどう感じたのかといった5W1Hを入れた文章、それに飛行機やヘリコプターの絵もカラーペンでかかれていました。

母の手伝いなしで、ひとりで絵日記を完成させた息子。

「リュウ太スゴーイ上手~!!」と久々に息子を褒めたのでありました。

旅行といえばそれまでは親のエゴで行きたい場所を決めていました。もしかしたら、本人の行きたい場所に連れて行ったり、スゴイ記憶に残る体験をさせたりすれば、絵日記って毎年かけたのかな…?と思って息子に真意を聞いてみると……!?
息子に自ら絵日記をかいたことについて聞くと、「かきたい絵が浮かんだからかく気になっただけだよ」と答える息子。
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「かきたい絵が浮かんだからかいただけ、海に行ったからって魚の絵はかけないから。かきたいものじゃないとかかない」というのでした。

もともと乗り物が大好きな息子にとって、飛行機やヘリコプターをイラストにすることは、宿題の中だとしても好きなこととして取り組めたのでしょうし、大興奮の体験だったので文章にもしやすかったのでしょうね。それまでも絵日記のかき方がわからなかった訳ではなく、かきたい気持ちが湧かなかっただけだったのかもしれません。

宿題に対して自分から進んでやりたいという気持ちを持たせるのはなかなか難しいですが…夏休みの宿題は、普段の宿題と違って自分の興味のある題材で取り組めるものもあるところが、うちの息子のように興味のあるもの以外見向きもしないタイプに実は合っていたのかも?なんて思いました。

大きな機体を整備する整備士さんが頼もしく見えたのか?この見学があったからか?空港を舞台にした映画「ハッピーフライト」が今でも好きなんだそうです。

空の乗り物を守る方々の仕事を少し勉強できたことと、今回は奇跡的にかきたいものに出会えて絵日記をかき上げることができたのですから、夏休みの親子ツアーは大成功でした。

このコラムを書いた人の著書

発達障害 僕にはイラつく理由(ワケ)がある! (こころライブラリー)
かなしろにゃんこ。 (著), 前川 あさ美 (解説, 監修)
講談社
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