数分おきに発生!ADHDむっくん家の激しすぎる兄弟ゲンカ、母が見つけた「3つの方法」で激減…!
ライター:ウチノコ
わが家は6歳の兄むっくんと3歳の弟くーちゃんの男兄弟。2人が一緒に過ごす時間の多い夏休みは、数分おきに泣き声に怒鳴り声。パンチにキックにおもちゃも飛び交う地獄絵図でした。「いいかげんにしなさい!」と何度雷を落としても状況は改善しない。そんな日々の中でちょっとした対応のコツを覚えたので紹介します。
数分おきに発生!激しい兄弟ゲンカ、どうすればいい…?
6歳の兄むっくんと3歳の弟くーちゃん、2人が一緒に過ごす時間の多い夏休みは、数分おきに泣き声に怒鳴り声が…。パンチにキックにおもちゃも飛び交う中、「いいかげんにしなさい!」と何度も雷を落としてみても、状況は改善しません。
そんな日々の中で試行錯誤の末、ちょっとした対応のコツを覚えたので紹介します。
そんな日々の中で試行錯誤の末、ちょっとした対応のコツを覚えたので紹介します。
兄弟ゲンカから学べることもある
本音では勘弁して欲しい兄弟ゲンカですが、いい経験なのかも…と思うこともあります。衝動的で怒りやすいむっくんは、お友達トラブルでは周囲がむっくんの剣幕に驚いて譲ってくれることが多いのですが、弟くーちゃんは違います。くーちゃんにとって生まれた時から兄とはそんなもの、怒鳴ろうが、脅そうが果敢に立ち向い折れることはありません。むっくんにとってくーちゃんは正面からぶつかってきてくれる貴重な相手です。
一方くーちゃんにとってむっくんは、発想力豊かで面白い遊びを次々と考えだす憧れの兄。常にむっくんの後を追い回し、ひたすらまねる。くーちゃんにとってむっくんは己を高める先生でありよきライバルのようです。
一方くーちゃんにとってむっくんは、発想力豊かで面白い遊びを次々と考えだす憧れの兄。常にむっくんの後を追い回し、ひたすらまねる。くーちゃんにとってむっくんは己を高める先生でありよきライバルのようです。
2人はケンカを通して、それぞれ必要なスキルを獲得しているようにも感じられます。どれだけぶつかり合っても時間がたてば元の関係に戻れる兄弟だから、安心して本音をぶつけ、本気のケンカができるのかもしれません。なので心に余裕のある時は、軽い小競り合いは見守り、興奮しはじめてから介入するように心がけています。
わが家のケンカが激減!心がけた「3つの介入方法」
1.頻繁な声かけ
どんな時に小競り合いがエスカレートするのか観察してみると、家事中など私が別のものに集中して、2人から意識が離れていることが多いように感じました。そこで、家事の途中でも頻繁に声をかけるように意識してみることに…
私は家事中なので、2人の状況を言葉にして感想を述べるという、口と視線だけの介入です。5分おきにけんかになるのなら。4分おきに声を掛けます。するとトラブルが減ったのです!
お母さんが注目してる!と嬉しくなって、お互いの気に入らない面をスルーできるのか?見られて嬉しい男子たち、単純でかわいい…。
お母さんが注目してる!と嬉しくなって、お互いの気に入らない面をスルーできるのか?見られて嬉しい男子たち、単純でかわいい…。
2.どっちつかずを極める
それでもうっかりしていると取っ組み合いのけんかが始まることもあります。馬乗りの姿なんて、思わず上に居る子を怒鳴りたくなりますが、ぐっとこらえて片方を裁くことはしないよう気を付けています。わが家の2人の場合、片方だけが100対0で悪い!なんてことはそうありません。
なので、介入時の声かけは「どうしたの?お母さんに教えてくれる?」で始めるようにしています。
なので、介入時の声かけは「どうしたの?お母さんに教えてくれる?」で始めるようにしています。
そして2人を引き離し一人ずつ話を聞いて、気持ちの部分を繰り返します。泣いていても状況と気持ちを言葉に起こしてそれぞれに返していきます。
暴力など、どうしても許しがたい時は落ち着いた後に「お母さんは人を蹴ったり叩いたりすることはやめてほしいと思っている」と伝えます。「お兄ちゃんは我慢しなさい!」「人を蹴るなんて悪い子ね!」など一方的に裁くと、心にしこりが残るようでその後もいざこざが起こりやすいのです。
一方、気持ちを聞いて、話してくれたことを繰り返すように言葉にすると、それぞれ気持ちが落ち着き、相手の思いも入りやすく、そのうちまた一緒に遊びだすから不思議…。
ケンカの時は白黒つけず、肩入れせず、中立の立場でのらりくらりに限ります。一見不誠実に見えるかもですが、それぞれに寄り添うってこういうことなのかなぁと思ったり。母は裁判官にも検察にも弁護士にもならず、ふわふわと八方美人に徹するに限ります。
一方、気持ちを聞いて、話してくれたことを繰り返すように言葉にすると、それぞれ気持ちが落ち着き、相手の思いも入りやすく、そのうちまた一緒に遊びだすから不思議…。
ケンカの時は白黒つけず、肩入れせず、中立の立場でのらりくらりに限ります。一見不誠実に見えるかもですが、それぞれに寄り添うってこういうことなのかなぁと思ったり。母は裁判官にも検察にも弁護士にもならず、ふわふわと八方美人に徹するに限ります。
3.小さな子の発達を教えてみる
中立で、と言っても兄であるむっくんが我慢を強いられることの多い兄弟トラブル。「弟なんていらない!」と憤るむっくんに、2~3歳の子の発達と対応について教えてみました。
「くーちゃんは今お兄ちゃんになりたいお年頃だから、小さなぬいぐるみを使ってお話するとお兄ちゃん気分で聞いてくれるかもしれないよ」と教えたら早速試してくれたむっくん。おやつを分けてほしい気持ちを、ぬいぐるみで話しかけて穏便にクッキー1枚ゲットです!
「くーちゃんは今お兄ちゃんになりたいお年頃だから、小さなぬいぐるみを使ってお話するとお兄ちゃん気分で聞いてくれるかもしれないよ」と教えたら早速試してくれたむっくん。おやつを分けてほしい気持ちを、ぬいぐるみで話しかけて穏便にクッキー1枚ゲットです!
私もむっくんが小さい頃、こういう時はこういう理由や対応が考えられると学ぶことで、いろいろと受け入れられることが増えたように思います。むっくんも同じように学ぶことで、受け止め方が変わることもあるのかもしれません。