プロゲーマーレベルの才能が埋もれていた

一つ具体的なエピソードを書きます。

子どもたちとの座談会で一緒にゲームをしました。

来ていた子どもの中には大会で優勝経験もあり、すでにプロゲーマークラスの子がいて、一緒にゲームをしていると、一緒にやりたそうに見ていた子が近くに来ました。

「じゃあ一緒にやろう」と誘ってみると、僕はもちろん、なんとプロゲーマークラスの子どもにも勝ってしまったんです。

その子の親御さんはゲームに反対で、どうやって辞めさせるかを考えていました。もちろん大会などに連れて行ってくれるわけもないですし、その子は家でもあまり居心地がよくなかったでしょう。

一方でプロゲーマークラスの子どもは親御さんもゲームが大好きで、大会にもどんどん連れて行くし、ゲームを通じて多くの友達ができています。

この差は親が作り出したものです。

もし将棋や囲碁ならどうでしょうか?自分の子どもがプロ棋士レベルに勝ったら嬉しいし、その才能をどんどん伸ばしてあげようと思うのではないでしょうか。

子どもの才能を伸ばしてあげるのは親の役目なのではないでしょうか。

ゲームを教える家庭教師の可能性

実は海外だとゲームを教える家庭教師が存在します。プロゲーマーが職業として一般的に認められているので、プロゲーマーを目指すための家庭教師が徐々に広がってきたんですね。

日本ではまだまだ厳しいと思いますが、僕はプロゲーマーを目指すものではなく、教育プログラムとしての習い事にゲームを使えないかと考えています。

ゲームを通じて脳を鍛え、不登校をはじめ、コミュニケーションが苦手な子どもがゲームを通じて人と関われるようになっていく。ゲームが強くなって大会で結果が出ることで自己肯定感が高まっていくなど、ゲームを通じた教育に繋げる家庭教師の可能性を感じています。実は9月から試験的にはじめているのですが、とても評判がいいです。

僕はこれから、囲碁や将棋を習うように、ゲームを習う文化を作っていきます。
参考:日本初、ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』
https://gametrainer.jp/

このコラムを書いた人:小幡和輝(おばたかずき)/ゲムトレ代表

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