白黒思考のむっくん、叱られると褒められたことまでゼロになる…!頑張りを見える化するお手伝いシステム

ライター:ウチノコ
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ADHDと自閉スペクトラム症の診断を持つ6歳児むっくんは、お手伝いが大好き。自分のことは頑張れなくても、頼まれたお手伝いは、「苦手な切り替えもなんのその!」で頑張ります。人の役に立つ達成感や、ありがとうの言葉に最高の喜びを感じているようです。そんなむっくんが「お手伝いしたって、オレはダメなんだ」と気になる発言・・・果たしてその真意とは?

お手伝い大好き!

むっくんはお手伝いが大好き。
朝、自分の荷物は忘れますが、ゴミ出しのゴミは忘れず持っていき、お風呂掃除は洗剤がなくなるほど頑張ります。

お母さんの役に立てた!という達成感に満ち溢れ、お手伝いの後は最高の笑顔を見せてくれます。
たくさんお手伝いをして達成感に満ちているむっくん
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とは言っても、ADHDのむっくんは日常生活で危険な行動も多く、叱られることも多々あります。

ある時、危ないことをして叱られた後に気になる言葉がぽつり…
「たくさんお手伝いしたのに怒られた…」「オレはやっぱりだめなんだ」
叱られて「頑張っても叱られる…ダメダメ…」と落ち込むむっくん
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頑張ったことが消えていく?

お手伝いしたのに叱られる??いやいや、お手伝いと、今回叱られた件は別の話だよ?と言いたくなるのですが、どうやらむっくんはそうは感じないようで。

頑張ることで達成感を感じ、褒められて喜びの階段を上っても、一度叱られると振出しに戻る。リセットされてしまう様子。
ほめられるたびに「喜びの階段」をのぼって5段目まで到達したのに、叱られたことで突然0段目まで落っこちてしまうむっくん
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白黒思考の傾向があるので、頑張りを褒められても一度叱られると「何もかもダメ!」と言われたように感じるのかもしれません。

更にむっくんは一日の出来事を思い出すことが苦手で、それは頑張ったこと、褒められたり嬉しかったりしたことに対してもそう。
むっくんにとって、「叱られたこと」と「褒められたこと」では、どうやら叱られる方がインパクトが強く印象に残るため、頑張りを褒められた事実が、かき消されるようなのです。
叱られたことは思い出せるが、ほめられたことを思い出せないむっくん
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これでは頑張った事実が本人の自信として蓄積されにくいじゃないか!

そこで、記憶以外の方法で頑張りを貯められないか考えてみることにしました。

頑張りの代替品

褒められた思い出も、頑張った事実も、過ぎてしまえば目に見えません。むっくんは目に見えないものを認識するのが苦手…
そうか、頑張りを目に見える何かと交換すればいいのかも!貯められるご褒美はどうだろうか?と思いつきました。

しかし、過去にポイントを貯めてご褒美と交換制を導入したことがあるものの、むっくんは物欲に乏しく、選ぶことも苦手なので、「欲しいものを考え選ぶこと」が苦痛で失敗した経験があります。
ほしいものが思いつかず苦しむむっくん
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どうしたものかと悩んでいたところ、自分が欲しいものはないけれど、弟にカプセルトイをやらせてあげたい!と言い出したむっくん。
カプセルトイのおかげでお金に興味を持ち始めたこともあり、ご褒美はしっかり貯まって、うやむやにならず、使いたい時に使える実際の貨幣で試してみることになりました。
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