大事なプリントが届かない!ADHD息子の「持ち帰れない」問題――友達・先生に助けられた小学生時代から、ある方法で解決した高校時代まで

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ADHDと広汎性発達障害がある息子は、学校から配付されたプリントを持ち帰らず机にためてプレスしてしまいます。オイオイ紙の塊にするんじゃない!息子がプリントを無事に持ち帰るには、周りの支援が必要でした。

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プリントを持ち帰れない息子!大事なお知らせも、目にするのは1ヶ月後...

学校からのお知らせプリントを、日付をすぎてから渡されることにショックを受ける母の様子。
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小学校の頃のお話です。

ADHDの息子は教科書を持って帰ることができない!学校からの大事なお知らせも、もちろんちっとも持って帰りません。

息子に発達障害があるとわかる前は、口酸っぱく「配布されたプリントは持って帰ってちょうだい!」と伝えていたんですけど、放課後になると「早くお家でアレして遊ぼ~」ってルンルンしちゃうみたいで、帰り支度のときに持ち帰るものをランドセルに入れることをスッカリ忘れちゃう。
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「学校からの手紙は必ず持って帰ってね」と母に言われていたが、「帰ったらアレしてコレして遊ぶぞ」とワクワクする気持ちが強く忘れてしまうリュウ太くん。
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親の手が届かないところ...ありがたかった先生のフォロー

給食費入れの封筒・運動会のプログラム・PTA活動の集まり。親はなんでもギリギリに知ったり、または過ぎてから知ったりといった感じです。

運動会などの大きなイベントの予定は近所のママさんたちから聞いて「お知らせのプリントが出てたのね!」とわかるのですが、学年通信やクラスの通信などは1ヶ月後に手元に届くんです。

奇跡的に持ち帰れるのは、先生が帰りの会が終わったタイミングで息子に「プリント持って帰りましょう」と声をかけてくれて、”持ち帰るリスト”というものを特別に作ってくれて渡してくれた時です。
学校の先生が作ってくれた、持ち帰るものリスト。
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持ち帰るものリストを見ながら帰り支度をするリュウ太くんと、見守る先生。
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もちかえるもの
・学校からのおてがみ
・工作のさくひん
・しゅくだい・ドリル

見やすいリストをわざわざ息子のために用意してくれたんです。先生の特別なフォローに嬉しくなります。そしてリストの通りにランドセルにしまうところまで、見届けてくれることもありました。この支援は毎日ではなかったので、先生は息子に合った支援の方法を探ってくれていたんだと思います。そこまでしないとできない息子でした(涙)

先生から電話で「今日机の中にたまっていたプリントを持たせましたから、確認してくださいね」と教えてくれるなど嬉しいフォローもありました。

注意欠陥の特性があるので、プリントを忘れずにランドセルに入れることができないのは仕方がない...息子に頼るのはやめよう!でも先生に頼ってばかりいてはいけないよね…。

いろいろな人の力を借りて乗り切った小学生時代

お便りが配布された頃かもしれないと予測して学校に取りに行く母。
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お便りを取りに行ったついでに机の整理整頓や文房具のチェックを行う母と、その様子を見守るリュウ太くん。
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小学校に慣れてくると親も学校の行事がいつ頃なのかわかってきます。そこで、行事の予定がそろそろありそうだなとか、学級通信が刷られる頃かな~?というタイミングで、学校に取りに行くことにしました。息子の机の中はゴチャゴチャなので、ついでに整頓したり文房具のチェックもしようと決めました。

忙しくて学校に行けていない期間は同じクラスのしっかり者の女の子が代わりに整頓してくれたりして、助けてもらったこともあります。

先生やクラスメイトの力も借りて、小学校6年間は学校からのお知らせを確認することを乗り切った感じです。

小4までは私が学校に行くと息子が「お母さ~ん」と嬉しそうに抱きつきに来てくれるのがイイ思い出として残っています。小6になると「また来たのかよ」って細い目でウザそうにされましたけど…(涙)

持ち帰り忘れが激減した高校生時代!ポイントは"すぐにしまえること"

高校生になり、机のすぐ横にかけたカバンにプリントをすぐに詰めるリュウ太くん。
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学校からのお知らせをきちんと持って帰ることができるようになったのは、高校生になったときでした。

机の真横に鞄を置けるようになってやっとです=3=3 配られたプリントをすぐにカバンに入れることができるので改善できたのでした。

ADHDの息子は”今が大事”な特性があるので、「(一旦机の中に突っ込んだプリントを)”後で”ランドセルに移そう」というのは本当に苦手だったんですね。

小学校ではロッカーにランドセルを入れていて、引き出しに入れたプリントをさらに帰るときにランドセルの中に移すという2段階の作業が必要だったので、息子はプリントを机の引き出しに突っ込んだままになっていたのでした。

もしかしたら小学校のときから、もらったプリントをすぐカバンに入れられる環境だったら、もう少し忘れずに持ち帰ることができていたのかもしれないなとも思います。大人になって出かけるときも、カバンは基本的に手元にあるから「すぐしまう」「一箇所にまとめる」ができればそこまで困りませんよね。

そして特性に気づく前の小1小2のときには特にガミガミ言っちゃって息子に悪かったな…って反省してます…ショボン。

このコラムを書いた人の著書

発達障害 僕にはイラつく理由がある! (こころライブラリー)
かなしろ にゃんこ。 (著),前川 あさ美 (監修)
講談社
発達障害の人の会話力がぐんぐん伸びる アイスブレイク&ワークショップ (こころライブラリー)
冠地 情 (著), かなしろにゃんこ。 (著)
講談社
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