病院のサポートを受けましょう

これまで子どもの夜尿症については、「仕方がない」などの認識からあまり注目されてきませんでした。しかし、現在では医療の進歩により、適切な治療を行えば大多数の夜尿症は改善することが分かってきました[11]。

発達障害のあるお子さんにとっても夜尿症が改善されることは、単なる排泄行動の改善だけでなく、子どもの自信や行動を向上させ、成長を促す効果があると考えられています[6]。一度、専門医を受診して、お子さんにとって最適な治療法を相談してみましょう。「おねしょ.com」のような夜尿症専門サイトで、相談できる病院を探すことも可能です。
おねしょ卒業!プロジェクト
https://onesho.com/patient/clinic/

東京成徳大学 田村節子(学校心理士スーパーバイザー、公認心理師、臨床心理士)

田村節子先生
Upload By 田村 節子
東京成徳大学応用心理学部臨床心理学科教授。東京成徳大学大学院心理・教育相談センター長。学校心理士スーパーバイザー。公認心理師・臨床心理士。
学校心理学に基づく研究、および実践の専門家。現在、家庭、教育、医療との連携について夜尿や発達障害の子どもに焦点をあてて研究と実践を行っている。
【引用文献】
1. 石崎優子. 夜尿症研究 . 2011; 16: 11-15
2. Robson WL, et al. South Med J. 1997; 90: 503-505
 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9160067
3. 夏苅郁子. 児童青年精神医学とその近接領域. 2008; 49: 336-353
4. 夏苅郁子. 夜尿症研究. 2011; 16: 63-66
5. 平谷美智夫. チャイルド ヘルス. 2011; 14: 1333-1336
6. 大野友子. 小児看護. 2007; 30: 112-115
7. Equit M, et al. Acta Paediatr. 2014; 103: 868-878
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24799133
8. Elia J, et al. J Pediatr. 2009; 155: 239-244
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19446845
9. 田村節子. 小児科臨床. 2016; 69: 1263-1271
10. 田中幸代. 大阪小児科学会誌. 2011; 28: 12
11. 池田裕一. 特別支援教育研究. 2016; 16: 29-31
12. 石崎優子. 外来小児科. 2013; 16: 364-367

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