【発達凸凹長男の中学受験】受験勉強と並行して、実は公立中選びも進行!4校の候補から選んだポイントとは…?【第2話】

ライター:スガカズ
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小6の5月に急遽中学受験が決まった発達凸凹の長男。
ドタバタながらも無事に第1希望と第2希望の私立中学校が決まりましたが、私立に合格できなかった時のことも考えて、公立進学についても検討しておかなくてはいけません。
わが家の住む地域は、学区域外の中学校でも選択することができるので、通える範囲の公立中学の中から、進学を希望する学校を決める必要がありました。
今回は、公立中学校はどのように決めたのかについてご紹介します。

発達凸凹息子の中学受験、前回までのあらすじ

2020年4月から私立中学に通うことになった長男。私立に進むのか、公立に進むのかに悩んだ小5、小6のころから入試までのあれこれをご紹介していきます。

前回は、どのように志望校を決めたかについてご紹介しました。
【発達凸凹長男の中学受験】小6の5月からスタート!中学校は私立にする?公立にする?息子に合う学校探し【第1話】のタイトル画像

【発達凸凹長男の中学受験】小6の5月からスタート!中学校は私立にする?公立にする?息子に合う学校探し【第1話】

子どもの学校生活で大事にしたいこと

マトリックスを作り公立中を比較検討
通える公立中学校を比較
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前回は私立中学校に決めた理由や学校探しについてお話ししましたが、中学受験すると決めた小6の5月より半年以上前の、小5の10月から公立中学校選びもはじめていました。

部活動体験や説明会は小6からですが、各中学校の希望者の内訳を小学5年生の10月に確認。通える4つの中学校のうち3つが受け入れ可能数を超えた申請だったようです。ただ、この中には「私立受験をする子ども」も含まれているため、なんだかんだ希望の中学校には通えると思いながらも、少し心配になったのは否定できません。

小5の10月の時点では、まだどの公立中に通いたいかはっきりと決まっていなかったのですが、長男が小6になったころから、本人のためになる環境について深く考えました。

校風、友達、家との距離などなど…どれも重要ですが、長男の学校生活に必要なのは「自分の居場所がある」ことだと思いました。そして長男にとっては、通級での時間が必要だろうと考えたのです。

そのため公立中学校では、通級に通い続けられる環境にしようと決めました。受験勉強や私立中学校選びが本格的に始まったころに、長男に対して、公立中学校の話もしました。
息子に希望の中学を確認
中学校の候補を減らしていく
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本人との会話は「4つの学校の候補を減らしていく。減った候補から決める」という非常にざっくりとした内容でした。学習を定着させる時期だったので、勉強へのモチベーションが下がらない様に、公立中学校の話を必要以上にしないようにしていました。

子どもは勉強をがんばり、親は学校選びをする…といった風に、役割を分けることに。とは言っても、公立中の部活体験や学校見学をしない事には話が進まないと思ったので、

私立中学校に進学しない場合は公立中学校
学校見学や部活体験は公立中学についても必要


という事は本人に理解してもらいました。

そして決めた中学校は…

学校を決めた様子
特別支援教室の拠点校に決めました
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どうやら令和2年より4校全てで通級が受けられるようになるとの事でした(※見学した令和元年時点では、拠点校へ通級のために通う形でしたが、令和2年からは通学している学校に特別支援教室が設けられるようになるということ)。ですが、特別支援教室を新設する中学校は前例を聞くことができないため、見通しをつけづらい長男にとっては拠点校の特別支援教室で支援を受ける方が安心できそうだと感じました。

実際に見学に行ってみると、設備が整っているし、特別支援教室の職員室があるので本人が相談をしやすい環境だと感じました。また、クラスの数も3クラスと、小学校と同じ数なので、比較的落ち着いて過ごせそうだと感じました。

部活体験では在校生と話す機会がありましたし、特別支援教室の体験では、本人は落ち着いて行動できました。支援の先生方の進め方や話し方は穏やかで、大人しい長男に合っていそうでした。長男は「私立じゃなかった時、ここなら大丈夫そう」と言っていました。

学校公開や説明会で事前に学校の様子を見ていたので、特に困る事もありませんでした。また、各中学校の希望者の内訳を見ても、A中学の立地から希望者が多くはない様で、希望通り通えそうでした。
特別支援教室と通級やほかの特別支援教育との違い、特別支援教室の指導形態や目的を解説のタイトル画像

特別支援教室と通級やほかの特別支援教育との違い、特別支援教室の指導形態や目的を解説

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