休日の「おかーさん!」攻撃には…母も楽しめて言葉の力や先読み力もつく!?「短歌大喜利」と「はさみ将棋」【親子の室内遊び編】

2020/04/03 更新
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雨の日、カゼ、長期休暇などによって自宅で息子がヒマと体力を持て余した時、「おかーさん!」「なんかヒマ…」「何したらいい?」「何かすることある?」の猛攻を受けがちな私です。

“息子がしたがる遊び”にフルで付き合っていると息子よりも先に私のヒマと体力が尽きてしまうので、息子の遊びに付き合いつつ、時々は彼にも“私が好きな遊び”に付き合ってもらうことにしています。

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丸山さとこ
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大人だって動きたくない日もある!のんびり室内遊び

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家の中で1日子どもと過ごす日が続くと、「おかーさん!」「なんかヒマ…」「何したらいい?」「何かすることある?」の猛攻を受けがちな私ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

前回は体を使う遊びを兼ねたトレーニングを紹介しましたが、今回は“体を使わず、のんびりしながらできる室内遊び”について書いていきます。

実験や工作、お絵かきやテレビゲームなど、子どもと行う“体を使わない室内遊び”は色々ありますが、それらの遊びは「子どもに合わせる」内容になりがちです。

たまには母親である私の好きな遊びにも付き合っていただきたい!

ということで、今回は実際に我が家で行われている「私が好きな遊び」をする私とコウの様子を書いていきます。

上の句 下の句ゲーム

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私とコウのどちらかがまず“上の句”を詠み、もう一方が“下の句”を詠むだけのゲームです。実際にあったことを詠んでもいいし、全く架空のことを詠んでもいいので自由度は高く、大喜利的な感じで楽しめます。

暇な時にストックしておいた川柳や無季俳句を渡しておくと、親の休憩時間が稼げます。

一見“頭を使う高尚な遊び”のようにも思える、この「上の句 下の句ゲーム」ですが、字余り字足らずOK、季語はなし、大体文字数さえ当てはまっていれば成立してしまうゆるい遊びなので結構ゆるゆると遊べます。

何なら、“全く字足らず・大幅に字余り”でも大丈夫。「全然七七になってないじゃーん!」と笑えば、それはそれで盛り上がったりします。
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また、このゲームの良いところは、子どもさえ許してくれるのであれば「親はゴロリと横になったままで行えるゲーム」だということです!

私は血圧が低く貧血もあるためなのか、どうしようもなく体を起こしていることが辛い時が珍しくありません。「これは…体を使った遊びどころかゲームやお絵かきだって辛いぞ…」という状態でも、横になったまま口頭だけで行える遊びはかなり助かります。

「今はそういう気分じゃないんだよねー。」とコウが乗り気じゃない時も、「ごめんね、今起きてるの辛いから、横になってできる遊びしかできないんだよね。」と言うことができます。

とにかく構って欲しい時なら「じゃぁ3回だけやる!」となりますし、運(?)がよければ「じゃあいいや、仕方ないから図鑑の模写するー。」とひとり遊びを始めてもらえます。

相手の駒をはさんで取る“はさみ将棋”

コウは夫と時々将棋を指します。私も基本のルールだけは覚えているのですが、もっと気楽にできる遊びの方が好きなので、コウとは主に“はさみ将棋”をしています。親の関わり度は高い遊びですが、コウの手番の間はボーッとできるので結構らくちんです。

オセロより簡単?はさみ将棋の遊び方

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はさみ将棋はシンプルな遊びです。使う駒は“歩”だけで、一方が“歩”の面を、もう片方が歩を裏返した“と金”を使います。

通常の将棋やオセロのように、一手ずつ交代で進めていきます。駒は縦横に好きなだけ動くことができますが、他の駒を飛び越えることはできません。縦か横に相手の駒を自駒ではさんだら、その駒を取ることができます。

通常の将棋とは違い、取った駒を手駒として再配置して使うことはできません。多く駒を取った方が勝ちです。

私とコウは「3駒先にとった方が勝ち」にしているのですが、それくらいが今のコウの集中力にとってちょうど良いゲームのボリュームになるようです。

コウにとって、はさみ将棋は“楽しみやすい”ゲーム

似たようなシステムのゲームにオセロがありますが、オセロよりもコウにとっては楽しみやすいところがあります。

まず、「折角はさんで自分の色にした石が再び相手に取り返されるストレス」がありません。その結果、相手の一手で「積み上げてきた物が一気にムダになる」と感じることが少なくなるようです。
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取られた石を取り返したり一気に形勢逆転をしたりできるところがオセロの面白いところだと思うのですが、その結果“一手一手の良し悪しが分かるまでのタイムラグが大きくなる”ため、衝動性が強いコウにとっては戦略が組みづらく、考える面白さが半減してしまうようです。

もちろん、はさみ将棋にも「目先の一手」が後々の損を生み出す展開はあるのですが、取られたコマが取られっぱなしになることで“どの手が後々の不利に影響したのか”が見えやすくなるようです。
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また、負けても「取れた駒の数」で善戦が見える辺りも、「ムダになった!全部台無しだ!」という気持ちを防いでくれるようです。親の側の一手の持ち時間を短くしたり、“待った”を数回使えるようにしたりすることでハンデを設けることもできます。

はさみ将棋の面白さは“駒を何度でも動かせる”こと?

オセロでは一度置いた石は動かすことができませんが、はさみ将棋では一度置いた駒もどんどん動かすことができます。

私は、このシステムが特に面白いなと思います。衝動性の強いコウが甘い手を指してしまった時、「これ、大丈夫?お母さんはうれしいけど…?」などとヒントを与えることで、すぐに「今の手は間違っていたこと」に気付いた上で、次の手番になったらその駒を逃がすことができるのです。

はさみ将棋で得られた副産物?

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はさみ将棋によって得られた思わぬ副産物もありました。はさみ将棋をしばらく続けた後は、衝動性で動きかけた時に「ん?これしていいのかな?」と1拍置くようになったのです。

これは多分、「目先の刺激や利益に飛びつくと即痛い目を見る」という経験が染み付いたことで、一時的に衝動性に“待て”がかかるようになったのだと思います。

1拍置く間に考えるという行為は、「これをしたらどうなるのだろう?」と“行動の結果を予想する”ということです。

はさみ将棋では、「自分のしたいこと」の為に「相手のしたいこと」を読まなくてはなりません。コウにとって頭から抜けやすい要素である「人の気持ちや考え」を読むことの良い練習になっているのかもしれません。

未来の自分も、ある意味“(今の)自分ではない別の人”です。「今の僕は面倒くさいって思ってるけど、未来の僕は『あの時やっておけばよかった』って思うのかも…?」と考えることは、“見通し”にとって重要なことのひとつだと思います。
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喉元過ぎれば…なのか、1~2週間やらない時が続くと、“1拍置く習慣”はスーッと消えていってしまいます。今後定着することがあるのかどうかは分かりませんが、何かしら「1拍置かないと即座に(分かりやすく)損をする、リカバリーやリトライができる」遊びを探していきたいなと思います。

とは言っても、コウは思春期も始まるであろう5年生。段々と親が用意したものにホイホイ乗る子どもではなくなっていくだろうと思います。

今の内に経験した「分かりやすいレスポンス」の記憶が、どこかに残っていってくれるといいな、そしてできれば今後も良い経験に恵まれていくと良いな…と思いながら、今日も「ねーねーお母さん!」の嵐に揉まれています。
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