入学前、息子の発達障害について中学校に相談。過保護な親?「言わなきゃよかった」とも思ったけれど

ライター:かなしろにゃんこ。
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現在22歳のADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太、小学校では浮いた存在の上に学業は伸びず...今から約10年前の中学校生活スタート目前のとき、心配な母は中学校に相談に行ったものの、発達障害の理解がなさそうな校長先生に支援のシャッターを下ろされてしまった!しかし息子を気にかけてくれた担任教員の指導でよい変化がありました。

小学校時代、クラスで浮く存在だった息子

6年間きちんと座って授業を受けることができなかった息子
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現在22歳のADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は、変わっている子と小学校ではクラスで浮いた存在でした。

先生の指示に従って課題に取り組むことをしなかったり、授業の準備をしなかったりと授業態度がよろしくない子でしたから、保護者会では担任の先生との話し合いで「授業面では短期目標を設定して取り組んでいけるようにしましょう」と指導目安を話し合ったりしてきました。

しかし自由奔放でルールを守れないリュウ太には簡単な目標でもクリアすることが難しく、小学校卒業まで、1時間目から午後の授業まで、きちんと座って授業を受けることが達成できませんでした。

このままじゃ中学ではどうなっちゃうんだろう?と心配でした。

担任の先生に相談したところ...

担任の先生から、心配なら中学校入学前に相談することを勧められ
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6年生最後の保護者会で担任の先生に相談したところ、

「中学校では発達障害があっても特別な配慮は期待できないことも多いです。少しは理解がある先生が増えてきましたが、小学校のようなフォローはない場合もあります。もしご心配ならば入学前に一度学校に相談に行かれるといいかもしれません」こうアドバイスをいただきました。

相談なんてしていいの?「自分ちの子どもに配慮をお願いします!」とお願いしに行くって恐れ多いな~と思いましたが、中学生活が合わなくて孤立してしまい登校拒否になる恐れも考えて、小学校の卒業式後すぐに中学校に連絡してみました。

挨拶に行った校長室で言われた言葉は

中学校にお願いしたいことはたくさん!
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校長先生は発達障害があっても特別扱いはしないと言っていて・・・
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校長先生と新1年生の学年主任の先生が話を聞いてくれることになり、息子と二人で校長室にご挨拶に伺いました。

落ち着きがない、物忘れが多いなどリュウ太の特性を伝え、課題を忘れたり、持ち物を忘れたりしてしまうので、帰りのホームルーム後に声掛けをしていただけないかお願いしました。

注意するときはパニックがおさまってからにしてほしいとか、暴れたときはクールダウンスペースに誘導してほしいなど、本当はもっとたくさんお願いしたいことがありましたが「過保護な親」と思っているだろうな…いくつも頼んだら嫌がられそうだな…と思い1つだけにしたのです。

ところが校長先生からは「発達障害があっても特別扱いはしません。生徒の自主性に任せているので個別のサポートはしません」と言われてしまいました。
発達障害って何?といった様子の先生たち
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発達障害の特性がある子は他にもいて、一人ひとりに配慮はできないから家庭でなんとかしてください、もし特別なサポートが必要な場合は精神科医と相談して決めるので学校が紹介する精神科に通院してください、ということでした。

息子は精神科には通いたくないというし、コレはもうサポートは望めないとわかりました。

学年主任のT先生は「部活をはじめて、運動などもしてみると良い変化があるかもしれませんから、様子をみながら指導しますよ」と言ってくれました。でも、きっと社交辞令だと思い、学年主任の先生の言葉をあまり期待しませんでした。
発達障害と伝えれ伝えるほど過保護な親と捉えられてしまう
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