新連載!発達障害グレーゾーン3歳のリュウとの日々。発達の遅れに気づき、ようやくスタートした療育で

ライター:まる
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ひとり親で息子と二人暮らし。コロナで仕事がなくなり仕方なく未経験の職種のパートを始めたと思った矢先に息子が発達障害グレーゾーンであることがわかり、てんやわんやの毎日を送っています。こんな人生になるなんて思ってもみなかった…。息子のリュウは現在3歳4ヶ月、発達障害グレーゾーンで軽度知的障害があり、療育に週2回通っています。
ここではそんなママと息子の手探りの日々を伝えていけるといいなと思っています。

監修者初川久美子のアイコン
監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。

息子の発達の遅れに気づくまで

発達障害グレーゾーン、軽度知的障害があるリュウと、母まるです。
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息子は1歳1ヶ月のときに保育園に入った。私は常に「人生なにが起こるかわからない」と考えて生きている。「息子がもしも発達障害だったら…」も頭の片隅にあったのだろう。保育園の面談で「なにか気になることが出てきたらすぐに言ってください。療育に通わせるので」と先生に伝えていた。

初めての育児、ひとり親、頼れる家族も近くにいない状況で息子の発達の遅れに気づける自信がなかったのだ。このころの息子は特に変わった様子もなく、保育園の先生からも気になるところはないと伝えられていた。
保育園の先生に、何か気になることがあれば教えて欲しいと伝える母。
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「発達に後退が見られる」と言われ……

ところがその1年後、コロナで1ヶ月休園していた保育園が再開したときに先生から「ちょっと…気になることが…」と呼び止められた。「やっぱりな…」私も発語の遅れなど気になりだしていたころだったのだ。

内容は休園中の1ヶ月で成長が見られない、指差しをしない。休園前は少しだが言葉が出ていたが、発語がまったくなくなっていて、発達の後退が見られるとのこと。ちょうど気づいたタイミングだったのだろうけど、休園中ちゃんと構ってた?話しかけてた?何してたの?と問い詰められているように感じられて私は落ち込んだ。
保育園の先生から、発達の後退の可能性について話を聞く母。
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それからトントン拍子に物事が進むかと思いきや…

療育スタートするまでに、気になることから半年かかり、無駄にしてしまったと落ち込む母。
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こうなったからにはすぐに療育に通わせなければ!と焦る私だが、とりあえず最初に市の保健師さんと面談をしないといけない。しかし私はコロナの影響で本業であるデザインの仕事が激減し、家から通える場所で未経験のパートを始めたばかり、生活費のこともありがっつり仕事を入れていたのだ。そして保健師さんも忙しい。

面談に行けたのはそれから3ヶ月後だった。保健師さんとの面談で、「次は支援センターで面談して」と言われ1ヶ月後に心理士さんと面談。心理士さんから発達外来や息子に合っていそうな療育をいくつか紹介してもらい、仕事の合間を縫い1ヶ月半かけて4つの施設を見学。療育に通い出せたのは保育園から「気になることが…」と伝えられてから半年もたってしまっていた。
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