親子通園で見えてきた現実

数か月が過ぎ、リトミックには参加でいないけれど、リラックスして楽しそうに過ごしている息子
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療育に親子で通いだし、息子の日中の様子が知れたことで現実が見えてしまった。いや、早めに知ることができてよかった。それまでは「療育」という中に入れば息子はある程度できるのかと思っていた。しかしそんなことはなかったし、そういうことでもなかった。それぞれに発達の凸凹があるから「うちの子が1番できない、あの子はできる」と言うことではなく、みんな得意不得意がさまざまなので比べようがない。

まだ診断が出ていない時期だったが、一つ分かったことは「わが子は発達障害だろう」ということ。発語がないことやコミュニケーションの取り方、動きのさまざまなところで感じざるをえなかった。

療育に通い始めたときは、リトミックや親子体操など逃げて泣いて大変だったけど、今では楽しそうに教室内をフラフラしている。いまだにリトミックは踊らないけど親子体操は多少やらせてくれるようになったし、椅子にもたまに座ってくれるようになった(好きな絵本があるときなど)。とにかく常に楽しそうで、当時の泣いて怒って教室から逃げ出していたことをすっかり忘れていたほどだ。私の心境も変わり、「こんなこともできない」から「こんなことができるようになった」と見方を変えられるようになったと思う。

執筆/まる
(監修:鈴木先生より)
家庭だけではわかりませんが、集団に入って初めて我が子のつまずきに気づくことが多々あります。今回のような療育でわかることもあれば、保育園や幼稚園などでわかることもあります。集団に参加できない理由は何なのか?音なのか?人なのか?道具なのか?ほかにやりたいことがあるのか?眠いのか?…。
以前にも書いたように、”Not unable, but able” なのです。その子に何ができないかではなく、何ができるかを見極めることが重要です。理解のある療育や園では、そのお子さんにできることを伸ばしてくれます。担任との相性&担任の発達障害(神経発達症)に対する理解次第です。
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