保育園生活3年目。行事での号泣は年々ひどく…!?でも、これも成長だと思うワケ
ライター:まる
2歳ごろから発達が気になり始めた息子。毎日通う保育園には行き渋りもなく楽しく通っているのですが、行事になると楽しめない息子。
周りの子どもたちが楽しそうに参加している中息子だけが大泣き、園の中に入ることを拒否。親としては普段と違う息子の姿を見られる!と楽しみにしていた行事なのに、なにもできずに疲れ果てて帰ってきたお話です。
監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
息子より親が楽しみな保育園行事
2歳ごろから発達が気になり始めた息子が通っている保育園では、メインの行事として夏祭りとクリスマス会、卒園式が開催される。PTAや係などがないため保護者がやることなどはほとんどなく、保育園側が準備をしてくれるので、私はただただ普段と違う息子の表情を見れる機会として楽しみにしている。
なんなら私だけではなくじぃじもとても楽しみにしていて、わざわざ息子の行事に合わせて休みを取るほどだ。先生や子どもたちによる出し物や、お店を出してくれてのお買い物ごっこなど、シャッターチャンスが山ほどあるので、わが子のかわいい表情を残そうと意気込んでしまう。
なんなら私だけではなくじぃじもとても楽しみにしていて、わざわざ息子の行事に合わせて休みを取るほどだ。先生や子どもたちによる出し物や、お店を出してくれてのお買い物ごっこなど、シャッターチャンスが山ほどあるので、わが子のかわいい表情を残そうと意気込んでしまう。
保育園1~2年目の息子
初めて体験した行事は夏祭り。まだコロナ前だったので私と祖父母全員で参加した。息子はいつもと違う雰囲気に最初泣いていたが少ししたら慣れ、お買い物ごっこでお菓子やジュースをもらい保護者もスイカをご馳走してもらったりと、とてもいい思い出になっている。そのころ息子は、1歳3ヶ月で発達の遅れなどには気づいていない時期。その後にあった1年目の行事のクリスマス会と卒園式は息子も幼いしよく分かっていなかったようで、特に泣きすぎて困ることもなく参加できた。
1歳11ヶ月での卒園式での出し物で同級生のお友達がみんな先生の膝に座っておとなしくお歌に合わせて体を揺らしている中、息子だけがフラフラごろごろしていたが「落ち着きなくておもしろいなぁ!うちの子」くらいにしか思っていなかった。今思うと、すでに多動だったのだろう。
2年目(去年)はコロナの影響で夏祭りは中止、クリスマス会は保護者1名のみの参加で開催された。先生の出し物の最中、ご機嫌斜めで泣き続ける息子。私は息子をあやしながら1番うしろの列で出し物を見たり、泣き方がひどいときは教室から出たりしつつ参加していた。どうにか後半は泣き止んで少し参加することができたが、写真を見返すとすべて真顔で笑顔の写真が一枚もなかった。
1歳11ヶ月での卒園式での出し物で同級生のお友達がみんな先生の膝に座っておとなしくお歌に合わせて体を揺らしている中、息子だけがフラフラごろごろしていたが「落ち着きなくておもしろいなぁ!うちの子」くらいにしか思っていなかった。今思うと、すでに多動だったのだろう。
2年目(去年)はコロナの影響で夏祭りは中止、クリスマス会は保護者1名のみの参加で開催された。先生の出し物の最中、ご機嫌斜めで泣き続ける息子。私は息子をあやしながら1番うしろの列で出し物を見たり、泣き方がひどいときは教室から出たりしつつ参加していた。どうにか後半は泣き止んで少し参加することができたが、写真を見返すとすべて真顔で笑顔の写真が一枚もなかった。
保育園3年目、大泣きの夏祭り
今通っている保育園は2歳児までの保育園のため今年で卒園。もうこの保育園も通い出して3年目、さすがに行事にも慣れてきて今年は楽しく参加できるだろうと私の胸も高鳴っていた。
まだまだコロナ禍だったが今年の夏祭りは保護者2人まで参加していいと言われたため、じぃじも休みを取り参加。当日は家からじぃじと手を繋いでニコニコで歩く息子と保育園へ出発した。
保育園の前に着いた途端に、息子の表情が曇ってきた。「なんかいつもと違う」とさっそく感じ取ったのか。息子自体は人見知りも場所見知りもあまりないため、どこに連れて行くのにもあまり苦労はないのだが、通い慣れた所でのいつもより多い大人と園児、いつもと違う雰囲気に明らかにのまれて泣き出してしまった。
まずは園庭に集まるように言われたが、大泣きの息子が踏ん張って動こうとしない。これには私もせっかく来てくれたじぃじも困惑だ。どうにか園庭まで引きずってきたものの、意地でも入り口に近い場所から先に進もうとしないのでそこで参加することにした。息子は園庭での出し物が終わるまでひたすら泣いていた。先生やお友達がかわるがわる声をかけに来てくれたが、息子にはなにも響かなかった。
まだまだコロナ禍だったが今年の夏祭りは保護者2人まで参加していいと言われたため、じぃじも休みを取り参加。当日は家からじぃじと手を繋いでニコニコで歩く息子と保育園へ出発した。
保育園の前に着いた途端に、息子の表情が曇ってきた。「なんかいつもと違う」とさっそく感じ取ったのか。息子自体は人見知りも場所見知りもあまりないため、どこに連れて行くのにもあまり苦労はないのだが、通い慣れた所でのいつもより多い大人と園児、いつもと違う雰囲気に明らかにのまれて泣き出してしまった。
まずは園庭に集まるように言われたが、大泣きの息子が踏ん張って動こうとしない。これには私もせっかく来てくれたじぃじも困惑だ。どうにか園庭まで引きずってきたものの、意地でも入り口に近い場所から先に進もうとしないのでそこで参加することにした。息子は園庭での出し物が終わるまでひたすら泣いていた。先生やお友達がかわるがわる声をかけに来てくれたが、息子にはなにも響かなかった。