「お願いだから早く寝て…!」3歳の発達障害息子との日々は起床から就寝まで母だけバタバタ!食事、トイレ、休日問題も

ライター:志士ノまる
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毎日育児、家事、そして仕事に行き…バタバタした毎日の中でまだまだ会話ができなく、言ったことが伝わっているのか分からないことも多い、自閉スペクトラム症のある息子。そんな息子との日々の生活の様子をお届けしたいと思います。

監修者初川久美子のアイコン
監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。

登園日の朝はママだけバタバタ

朝起きて、なかなか動けないリュウ
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昨年11月、自閉スペクトラム症の診断を受けた3歳の息子リュウ。今回は、リュウと過ごす1日について書いてみたい。

保育園へ行く日の朝。ママは朝ゆったりとした時間がないとダメなタイプなので最低でも家を出る1時間半前には目覚ましをかけている。目覚ましが鳴ってもすやすやと気持ちよさそうに眠っている息子。とりあえず先に起きて部屋を温めたり朝ごはんの支度を少し進めたりして30分くらいしたら起こすために寝室のドアを開けると…ガバッ!!︎と起きてくる。夜中ぐっすり眠っているときにはドアを開けても一切起きないのに朝だけは飛び起きるのだ。「おいていかれる!」とでもいうように大慌ての半泣きでついて来る。ドアを開ける音が息子にとって何よりの目覚ましになっている。

リビングに来たがまだまだ眠い息子は、ぼーっとしていてなかなか動いてくれない。朝はこうしている間に10分、20分とすぐに時間がすぎてしまう。息子は食いしん坊で基本的になんでも食べるのだが、朝はバタバタとごはんを用意して「早く食べてね!」と息子に伝えても、まぁ食べる気がない。

つい数ヶ月前に保育園から「リュウくんは、朝ごはんがパンだとお昼までもたなくて不機嫌になってしまうので、お米を食べさせてください」と言われてしまった。しかし、どちらを出してもなかなか食べてくれない。お腹すいたら保育園に迷惑がかからないかな…と私も気が気じゃない中、息子はゆっくりゆっくりぼーっとしながら1時間ほどかけて半分ほどごはんを食べる。ママはその間ずっとドタバタと支度をしたり家事をしたり…。ごはんを食べ終えたらすぐにパジャマを着替えさせて出発する。

休日の日中は電車を見に行く

休日の日中は電車を見に行く
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保育園のない休みの日。朝ごはんが終わるとすぐに始まる「デンシャ!デンシャ!!」の言葉。電車のDVDが見たくてしっかりとリモコンを持って「デンシャ!デンシャ!!︎」と訴えてくる。「電車、見たい、って言うんだよ」と毎回教えているが、なかなか2語文を引き出すのは難しい。以前、「興味のあるところから発語に繋げていきましょう」と療育の先生から言われた。、確かに「デンシャ、キター!」の2語文が出てきたので、同じように電車から「デンシャ、ハヤイ」や「デンシャ、カッコイイ」など言葉が増えてほしいなと思っている。

DVDを流すとおとなしく見ててくれるので家事がはかどるのだが、ヘタすると数時間DVDを見せ続けてしまうことになるので、休日はできるだけ外に出かける。息子はあまり自然のものに触れることが好きではない。子どもといえば、道でいろんなものを拾ってきたりどんぐりを集めたりするものだと思っていたが、息子は落ち葉や石も拾わないしドングリも触らない、砂場なんて今までで2~3回ほどしか入っているのを見たことがない。これも特性なのか性格なのか…。遊具は好きなのだがブランコ、滑り台くらいの通常の公園ではすぐに飽きてしまうのと、ママも公園があまり得意ではないため、休日はもっぱら電車を見に駅に出かける。

家から近い駅だとあまり電車の本数が多くないため、数駅先の大きい駅でいつも電車を見るのだが、じっくり時間をかけて見ることができない。2~3本電車を見送ったら手を引っ張って移動したいと言う。すぐに駅から出てごはんを食べてアイスを食べて…ウロウロして電車を見て帰る、がいつものお決まりのコースだ。数時間同じ場所でひたすら電車を見るのもつらいけど、どうせならもう少し見れば?と思ってしまう。

まだまだ先の見えないトイレトレーニング

おままごとで人形をトイレに座らせて「チッチー」と言っているリュウ
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現在息子は3歳8ヶ月。同じ歳の子がどんどんパンツになっていっている中、もちろんまだまだオムツが取れる様子はない。試しにトレパンを購入して履かせてみたが、パンツが濡れてもなんのその。たまーに気が向いたときだけ「チッチ!」や「ウッチー!」と言ってしたあとに教えてくれるのはとても嬉しいが、毎回ではないのでまだまだ長い道のりになりそうだなぁと思っている。

ただ、保育園の先生からのお話で、おままごとで人形をトイレに座らせて「チッチー」と言っているらしく、トイレですることの意味は分かっているようだ。保育園の先生も療育の先生も「来年度、頑張ろう!!︎」と言ってくれているので、今は私もあまり気にしてはいない。
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保育園から帰宅する

帰宅後はバタバタしていて、目標の21時に寝室へ行くことが難しい日も多い
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仕事が終わって、保育園から帰宅。ママは、すぐに夕飯の準備。息子はもう慣れているのか、自分でおもちゃをたくさん出して一人遊びをしてくれている。このバタバタの帰宅後はDVDを見せて!とは言わないでおもちゃで楽しく遊んでくれている。

夕ごはんは、朝とは違いバクバク食べてくれる(おかずにもよるが…)気にいるとママのおかずに手を伸ばしてきたり、お茶碗を持ち上げておかわりを要求してきたり…。こんなに食べさせていいのか…?と不安にもなる。息子は現在107センチ24.5キロ。子どもが食べなくて悩んでいる人が多い中、食べすぎて悩んでいるというとあまり悩みを共有できなく孤独感を感じることも多い。

夕飯を食べさせ終えたら後片付け、保育園の洗濯物を軽く手洗いし(米粒などついているエプロンなどだけ)、お風呂掃除、干しっぱなしの洗濯物をしまい、明日の保育園の準備、歯磨きなどをさせているとあっという間に寝る時間が近づいてくる。お風呂に入れて出てくるころにはもう21時前後。わが家は21時には寝室に行きたいのだが、なかなか難しい日も多い。

眠る前に大はしゃぎ

眠る前に大はしゃぎするリュウ。2時間が過ぎると叱る母
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まだ保育園でお昼寝があるため、お昼寝をしてきた日は寝室に行ってもだいたい21時には寝てくれない。寝ない日は寝室で数時間、飛び跳ね、叫び、転がり大はしゃぎだ。不機嫌ではなく楽しそうなのでそれはいいのだが、ママも家事や仕事があるし、明日仕事で早かったりする。早く寝てくれ。

大はしゃぎも2時間になると、さすがにママもイライラしてくる。だいたいリミットは23時…。23時になるとママに鬼が降臨し、「いい加減にして!」と大きな声で言ってしまうこともたまにはある。だいたい23時に叱ると、息子も実は眠かったのか、そのまま静かになって寝てくれることも多い。ちなみに休日は1日外に出ているため、お昼寝はしないことが多いのだが、そうなると20時前とか普段よりだいぶ早くウトウトしてしまう。まだお昼寝は必要なようだ。

執筆/まる
(監修:初川先生より)
慌ただしい日常のレポートをありがとうございます。子育ては、時間に追われずにその子のペースに合わせてやれるなら、どれほど親のイライラは軽減されるだろうか…と思うくらいに、「早くして」「もう〇時だから!」という思いで動く場面って多いですよね。
発達障害のあるお子さんを育てていると、おそらくそれは特性なのか、性格なんのか何なんだろうという視点は常にあるのだと思いますし、ほかのお子さんと比べたり、ご自身の子ども観との違いを感じたりすると、より一層そこが気になるのではと思います。

ただ、そもそも未就学児の時代はかなり個人差が大きく、また好きな遊びや興味関心は子どもによってさまざまだと感じます。何か新しく習得することに関しても、積極的にやってみる子、みんなができたのをずっと見て最後にできるようになる子、どうにもそのことには手を出さない子など本当にさまざまです(公園の遊具への取り組み方はまさにそれで、身体の発達、運動の発達とも関係して興味関心の持ち方や取り組み方が変わりますね)。

今はまだその段階じゃないのだな、それでも興味関心が出てきている段階ではあるな、など細やかな目盛りでお子さんの成長を見られるといいなと思いますし、そこにはほかの大人の目もあるといいのかもしれませんね(トイレトレーニングにおける、保育園での様子を聞けたことはよかったですね!)。

何時に何をする、特に朝晩のルーティンに関しては苦手とするお子さんは多いです。自律神経的な調整が難しく、どうしても朝ぼーっとしてしまう、夜はどうしても寝るモードにならないというのはまさによくあることです。そういう意味では、ルーティンとして儀式的に何らかやってみる(朝は音楽を流す、短いテレビ番組に合わせて行動する、夜は読み聞かせやマッサージ、部屋を暗くするなど)ということがそうした面へ役に立つかもしれません。
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