「なんで話せないんだろう」「私ってダメだね」場面緘黙のある小2娘。友達と話せない自分を責める気持ちを知って

ライター:まりまり
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小学2年生のときに、場面緘黙の診断を受け、現在小学5年生となった次女。
今回は、児童精神科受診前に行った遠足についてのお話です。

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監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。

小学校2年生での遠足

次女は、場面緘黙ではありますが、好奇心旺盛な性格です。校外学習などは、不安はもちろんありつつも、楽しみにして参加していました。この2年生のときの遠足も楽しみにしていて、行きしぶりなどもなく送り出すことができました。

帰宅後の次女の話

遠足から帰ってきた日の夜。次女に遠足の話を聞くと、誰とも話せなかったことを教えてくれました。
さらに、友達とはぐれてしまって不安な時間を過ごしたことも(先生が一人でいる次女を見つけて友達のところに連れて行ってくれました)。「話せない」ことで、つらい思いをしたようです。
遠足に行った日の夜、「私ってなんで話せないんだろう」と言う次女
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学校で話せないのは小学校1年生のときからだったのですが、改めて次女が自分からこういうことを聞いてくるのは初めてだったので、このときは少し驚きました。
「わたしってダメだね…」と落ち込む次女
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話せないことで大変な思いをして、そんな自分自身を責めている様子でした。もともと繊細な次女だったので、いつか話せないことで自分を責めてしまうんじゃないかと、なるべくポジティブな声掛けを心がけていたものの…。

楽しみにしていた遠足で、自分が思ったようにできなかったことや、周りと自分を比べることで自信を失っているようでした。

話せない理由

「なんで話せないんだろう」という次女に、私は次女自身が「話せない理由」をどのように考えているのかを聞いてみました。

最初は「自分で話さないって決めてるから」と言っていて、そういう風に自分自身の責任として感じていたのかと驚きました。
でも、「話そうと思えば話せるの?」と聞くと、「話そうと思っても話せない」「すごく恥ずかしくなっちゃう」との答えが。
「話そうと思っても話せない」「すごく恥ずかしくなっちゃう」と話せない理由を教えてくれる次女
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「話そうとすると、喉の奥が詰まった感じがしちゃうんだよ」と話してくれました
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さらに、「話そうとすると、喉の奥が詰まった感じがしちゃうんだよ」と話してくれました。
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