足袋は断固拒否!発達障害娘の「七五三」、親に必要だったのは潔さで…!?あるあるエピソードをカルタで紹介

ライター:荒木まち子
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子供の成長を祝い、健康を願う日本の伝統的な行事「七五三」。昔からの習わしでは、数え年で、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いをしますが、わが家の場合は…
3年ぶりの発達障害あるあるカルタです!

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監修: 三木崇弘
社会医療法人恵風会 高岡病院 児童精神科医
兵庫県姫路市出身。愛媛大学医学部卒・東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了。早稲田大学大学院経営管理研究科修士課程修了。 愛媛県内の病院で小児科後期研修を終え、国立成育医療研究センターこころの診療部で児童精神科医として6年間勤務。愛媛時代は母親との座談会や研修会などを行う。東京に転勤後は学校教員向けの研修などを通じて教育現場を覗く。子どもの暮らしを医療以外の側面からも見つめる重要性を実感し、病院を退職。 2019年4月よりフリーランスとしてクリニック、公立小中学校スクールカウンセラー、児童相談所、児童養護施設、保健所などでの現場体験を重視し、医療・教育・福祉・行政の各分野で臨床活動を行う。2022年7月より社会医療法人恵風会 高岡病院で児童精神科医として勤務。

フォトスタジオでの早撮り

3歳の七五三の記念写真撮影で、足袋をはきたくないと癇癪を起こす娘
Upload By 荒木まち子
発達障害かるたの読み札(七五三 足袋が履けずに ご破算に)
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娘が3歳になってすぐの夏に、わが家はフォトスタジオで七五三の早撮り(前撮り)撮影をすることにしました。
理由は
・早撮り撮影だと料金が安かったり、いろいろなサービスがつく場合が多い
・早めに撮影しておくと年賀状用の写真として使える
・冬季よりも子どもの体調の心配が少ない
・ママ友に「小さいうちに撮ったほうが可愛い」と聞いたから(笑)

などでした。

撮影当日

予約した時間に写真スタジオに行くと、3組の親子がいてそれぞれ着付け、撮影、写真選びをしていました。娘は美容院で髪を切ることに慣れていたのでヘアメイクはスムーズにできました。でも着付けが終わり、娘の写真撮影の順番がきたところで問題が起きました。

娘が足袋をはくのを嫌がったのです。靴下と違い、親指だけが分かれている足袋の違和感が娘には耐えられないようでした。

撮影スタッフさんはとりあえず裸足のまま娘を撮影ポイントまで移動させ、そこで何回か娘に足袋と草履をはかせようとチャレンジしました。でも娘は頑なに拒否。徐々に機嫌も悪くなってきました。

私は(ヘアとメイクと着付けはできてるし、もう裸足のままでも良いんじゃないかな?上半身だけ撮影するとか、足の部分をカットした写真にするとか…)と思いましたがどうやらそれはダメなようでした。

スタッフさんは数十分ほど粘りましたが次の撮影の親子もいたため、私たちは撮影をあきらめその場を後にしました。

結局、その日は娘が“ヘアメイクをして着物を着て、それを脱いで帰っただけ”の一日となりました。

わが子には早かった。ただそれだけのこと

この時期の「子どもに〇〇させたい」は、親の希望であって、ほぼ本人の希望ではないと思います。季節のイベントへの参加も“親がそうしたいから”がほとんどでしょう。

子どもが小さいうちに“本人が好きそう”と習い事をさせるのも親ですし(子どもがそう言うように親が誘導しているフシもある)、「友達と仲良く遊んでほしい」というのもじつは“親の希望”だったりします。

それでうまくいかなくて落ち込んだりショックを受けてしまうのもまた親自身(笑)

でも子どもの成長の速度はそれぞれで『半年後、1年後、3年後にはできるようになっている』ということがけっこうあったりします。実際、娘は翌年の写真撮影のときには何事もなかったかように平然と足袋をはいていました。7歳の撮影のときに至っては、着物だけでなく自らドレスも着たがっていましたし、撮影中はスタッフの方と楽しそうに話をするほどの余裕すらありました。
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