ASDの私の朝食はグラム単位で数年間同じ!「いろいろ、おいしいものを食べさせたい」夫担当の夕食では…!?

ライター:宇樹義子
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ASDがあり、変化が苦手な私。朝ごはんはいつも決まったメニューを食べています。今回はなぜ私がいつも変わらない食事生活を送るのかについてお伝えします。

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監修: 鈴木直光
筑波こどものこころクリニック院長
1959年東京都生まれ。1985年秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。 1987〜88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。2011年、茨城県つくば市に筑波こどものこころクリニック開院。

私の毎朝のルーティーン

私の毎朝のルーティーンはここ1年ぐらいずっと以下のような感じです。

1.朝7時ごろ起きてトイレ。だいたい朝のお通じがある
2.緑内障治療のための目薬をさす
3.パジャマを脱いで体重をはかる
4.部屋着に着替える
5.歯磨きをする
6.洗顔・スキンケアをする(ここまでで起きてから45分)
7.猫のトイレの掃除、ゴミ捨て、昨晩洗った食器の片付けをする
8.朝食(だいたいここで8時ぐらい)
9.洗濯(終わるとだいたい9時過ぎ)

きっちり決まりすぎていて自分で窮屈に感じることもありますが、結局はこのとおりに動かないと落ち着かないし、効率を欠くのでいつもこのとおりにしています。

数年間変わらない、私の朝ごはんメニュー

私の朝の食事メニューはいつも以下のとおりに決まっています。

・カフェインレスのインスタント粉で作った、ミルクたっぷりのコーヒー(ミルクは必ず低脂肪乳)
・小麦胚芽フレークのシリアルに無脂肪ヨーグルトをかけたもの(シリアルは必ず60g)

シリアルは毎度必ず秤できっちり60g量ります。1g程度の前後は許しますが、2g以上違うとシリアルを1枚2枚つまんで調整します。

メニューは栄養バランス的に理想的になるように考えて決めています。タンパク質、食物繊維、ビタミン、乳酸菌がとれて、なるべく低カロリーであるように。

いつも同じメニューにしているのは、そのほうが安心して落ち着くし、健康管理もしやすくなるからです。準備の手間やコスト、味も含め、朝食として便利で身体によい最適解を今のところ他に見つけられないという理由もあります。

毎朝とる栄養成分もカロリーも同じにしておけば、体調や体重の変化があったときに、変化がほかの理由(日中の食事や運動、ストレスなど)から来ていることが分かるので、これが最大のメリットだと思っています。

このほか、水分補給も兼ねて好きなミルクティーを午前に1杯、午後に1杯飲むことに決めています。これもやっぱり飲まないと落ち着きません。

たまには変えたほうがいいかなと思うけれど…

夫も含め、周囲の人が「変わった人だなあ」という目で見るし、こんな私もたまにはトーストやらスムージーやら和食やら食べてみたいなと思うこともあるので、ときどき奮起してメニューを変えようかなと思うことがあります。

でも、やっぱり落ち着かないし、手間はかかるし、材料の保存期間に気は遣わないといけないし、おなかの調子が変わって「朝食を変えたせいかな?」と思ったりするので、結局はすぐに元の習慣に戻ってしまいます。

たまたま旅行などで朝食を外食にしたり、違う時間に食べたりするのもやはり落ち着きませんし、調子もイマイチな感じです。
次ページ「柔軟にいろいろ食べたい夫との折り合いのつけ方」

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