2歳半で2語文が出ない息子、初めての「ことばの教室」は驚きの連続!目からウロコの「発語を促す話し方」

ライター:keiko
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しのくんは発達障害グレーゾーンの男の子。
今回は、しのくんが2歳7ヶ月のころ、2語文が出ていないので、
ことばの教室に行くことになったお話です。

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監修: 新美妙美
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 特任助教
2003年信州大学医学部卒業。小児科医師として、小児神経、発達分野を中心に県内の病院で勤務。2010年信州大学精神科・子どものこころ診療部で研修。以降は発達障害、心身症、不登校支援の診療を大学病院及び一般病院専門外来で行っている。グループSST、ペアレントトレーニング、視覚支援を学ぶ保護者向けグループ講座を主催し、特に発達障害・不登校の親支援に力を入れている。 多様な子育てを応援するアプリ「TOIRO」の制作スタッフ。

ことばの教室に行くことになったきっかけ

しのくんは、2歳7ヶ月をすぎても2語文が出ていなかったので、小児科の先生にことばの教室を紹介していただきました。
どんなところか想像がつかずドキドキしながら連れていったのを覚えています。
ことばの教室がどんなところかドキドキするな…と緊張する母。言葉に遅れのある息子をぎゅっと抱きしめる。
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初めてのことばの教室に行ってみると、9畳くらいの部屋に、椅子と机が置いてありました。
しのくんが通うことになったクラスは、先生がマンツーマンで対応してくれるところでした。
ことばの教室は9畳くらいの広さで、椅子と机が置いてある部屋だった
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先生との時間は驚きの連続!

まず、先生の声が大きくてビックリしました。ただ声が大きいだけではありません。ゆっくり、しのくんに分かりやすく意識して声を出しているんです。
私はそれを見てハッとさせられました。それまで私は、しのくんに対して大きな声でゆっくり話しかけていなかったから…。
しのくんのペースに合わせて分かりやすく話すことの大切さを気づかせていただきました。
また、『先生がシャボン玉を吹いて、しのくんがそれを壊す』という活動をしたのですが…
しのくんが家族以外の人と、こんなに楽しそうに、「イェイイェイイェイ!」と声をあげながら、夢中でシャボン玉を次々に壊しているのを見て衝撃を受けました。
そしてもう一つ驚いたことが…!
先生は次にシャボン玉を吹く前に、指を1の形にして「もう一回する?」としのくんに聞いてから、シャボン玉を吹いていました。そして、それを3回くらい繰り返しました。
それから先生は「もう一回する?」と聞いて、しのくんの反応を待っていました。すると、しのくんも指を1の形にして、「やりたい」という意識表示をしたのです!
ことばの教室の先生が、シャボン玉を「もう一回する?」と指を1の形にして息子に話しかけると、コミュニケーションをとることが難しかった息子も、指を1の形にして意思表示することができた。
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しのくんと話すときのコツはこれだったのか!

当時のしのくんは、2語文はもちろんのこと、単語もあまり発することがなく、コミュニケーションが思うようにとれていませんでした。
私はどうすれば良いのか分からず、絶望的な気持ちで毎日を過ごしていましたが、先生のおかげで、しのくんと話すときのコツが分かり、ことばの教室に通うのが希望の光になっていました。
しのくんと初めて会ったときから、先生は私よりしのくんを分かっている感じがして「凄すぎる…!」と思いました。
初対面にもかかわらず、ことばの教室の先生と息子が楽しそうに遊ぶ様子を見て「凄すぎる…!」と思う母。
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