出産入院で「お金かかりすぎ」と激怒。DV、モラハラで警察に相談、離婚寸前に。別居から3ヶ月、夫の変わり果てた姿に――発達ナビユーザー体験談
ライター:ユーザー体験談
わが家は夫と長女、次女、母の私の4人家族です。長女は今小学6年生で、小1のときに限局性学習症(学習障害)の診断がおりました。今回は次女出産から始まった夫との不仲、DV、そして別居などを経たわが家の今をお話したいと思います。
監修: 鈴木直光
筑波こどものこころクリニック院長
1959年東京都生まれ。1985年秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。
1987〜88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。2011年、茨城県つくば市に筑波こどものこころクリニック開院。
「お金がかかりすぎている」と夫が激怒して…
長女が5歳、そして次女を出産したときの出来事です。長女のときには私が出産費用の支払いなどお金関係は全てみていたのですが、次女出産直後、体調が思わしくなかった私は夫に支払いなどを任せました。しかし、夫はその出産費用をみて「お金がかかりすぎている」と激怒…。
私は前からかかる金額や内訳を夫に説明をしていました。しかし、実際に金額を見ると夫は驚いてしまったのかもしれません。怒った夫は義実家へ相談したようでした。義実家と折り合いの悪かった私…向こうでいろいろと吹き込まれたのでしょう、夫はそこから暴言が酷くなる一方でした。
私は前からかかる金額や内訳を夫に説明をしていました。しかし、実際に金額を見ると夫は驚いてしまったのかもしれません。怒った夫は義実家へ相談したようでした。義実家と折り合いの悪かった私…向こうでいろいろと吹き込まれたのでしょう、夫はそこから暴言が酷くなる一方でした。
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夫の不満が爆発!警察に相談へ…
次女が生まれて初めての年末年始のことです。私は実家からおせちをもらっていましたが、それを見た夫が家計で買ったのかと勘違いし「またお金を使って!」とおせちを投げ捨ててしまいました。
それを皮切りに夫の不満が爆発!椅子や手元にあるものなどを投げはじめました。私や子どもたちにあたらないよう気をつけていたようですが、テレビ台のガラスは割れてしまいました。また暴れて、投げたものが間違って子どもにあたってしまったら…と不安を感じ、子どもを連れて警察へ相談をしに行きました。
それを皮切りに夫の不満が爆発!椅子や手元にあるものなどを投げはじめました。私や子どもたちにあたらないよう気をつけていたようですが、テレビ台のガラスは割れてしまいました。また暴れて、投げたものが間違って子どもにあたってしまったら…と不安を感じ、子どもを連れて警察へ相談をしに行きました。
警察では「保護シェルターか実家を頼るかどちらかを選んでください」と言われました。私は実家に迷惑はかけられないと保護シェルターへ行こうと思い、その旨を実家に連絡しました。そうすると「実家に戻ってきなさい」との言葉。私と子どもは実家に身を寄せることになりました。
私は夫に対して法的措置(離婚不受理届、警察へのDV申立)を取りました。離婚協議の準備をしながら限局性学習症のある長女には家庭内療育を行う毎日。孤独でつらい日々でした。
私は夫に対して法的措置(離婚不受理届、警察へのDV申立)を取りました。離婚協議の準備をしながら限局性学習症のある長女には家庭内療育を行う毎日。孤独でつらい日々でした。
別居から3ヶ月、夫の変わり果てた姿に驚き
そして別居して3ヶ月…。夫から連絡がありました。私はとうとう離婚か…と思い、書類を準備して夫に会いに行きました。しかし、久しぶりに会った夫はみすぼらしい格好をしていて、驚きました。
一体どうしたのか?夫に聞くと、別居の間義実家に帰ったものの、義両親から「ここに住むのであればお金を払うように」と言われたようでした。それに加えて私が請求した毎月の子どもの養育費などでカツカツの生活になっていたとのこと。自宅にも帰りづらく、この一週間は車で寝泊りをしていたと話す夫…。
一体どうしたのか?夫に聞くと、別居の間義実家に帰ったものの、義両親から「ここに住むのであればお金を払うように」と言われたようでした。それに加えて私が請求した毎月の子どもの養育費などでカツカツの生活になっていたとのこと。自宅にも帰りづらく、この一週間は車で寝泊りをしていたと話す夫…。
弁護士に相談して離婚書類を用意していた私でしたが、口から出た言葉は「家族なんだから困ったら言ってほしい」でした。
私はこんな姿の夫を見たい訳ではなかったのです。子どもたちは夫のことが好きでしたし、私自身も衝突することはあるけれど、夫の全てが嫌いな訳ではなかったからです。
ただボタンをかけ違えてしまっただけ…。
夫にも子どもを大事に思う気持ちはあります。
「なんで物を投げたの?もうしないならもういいよ。あなたが嫌いな訳ではないから。あなたがこんな状態になっているのに実家にもいられないのは酷いとも思う」
私は夫へ気持ちを伝えました。
私はこんな姿の夫を見たい訳ではなかったのです。子どもたちは夫のことが好きでしたし、私自身も衝突することはあるけれど、夫の全てが嫌いな訳ではなかったからです。
ただボタンをかけ違えてしまっただけ…。
夫にも子どもを大事に思う気持ちはあります。
「なんで物を投げたの?もうしないならもういいよ。あなたが嫌いな訳ではないから。あなたがこんな状態になっているのに実家にもいられないのは酷いとも思う」
私は夫へ気持ちを伝えました。