高2自閉症娘、大学受験の高い壁!模試申し込み「できたよ」のはずが…放置癖が招いた失敗
ライター:寺島ヒロ
わが家の凸凹兄妹の妹、いっちゃんは通信制の高校に通っています。小中と不登校ながらも大学に進学したいという希望を持っているいっちゃんですが、ブランクは大きく、学校主催のCBTテストではよい結果を残せませんでした。そこで、学校外の試験や模試を継続的に受け、対策をするようすすめられたのですが、勉強以前の問題が...!?
監修: 新美妙美
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 特任助教
2003年信州大学医学部卒業。小児科医師として、小児神経、発達分野を中心に県内の病院で勤務。2010年信州大学精神科・子どものこころ診療部で研修。以降は発達障害、心身症、不登校支援の診療を大学病院及び一般病院専門外来で行っている。グループSST、ペアレントトレーニング、視覚支援を学ぶ保護者向けグループ講座を主催し、特に発達障害・不登校の親支援に力を入れている。
多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」の制作スタッフ。
初めての模試!申し込み日もリマインダで!
昨年の10月の終わりのことです。学校からもらった年間スケジュールを見て、そろそろ模試があるころだと知っていた私は、娘に「11月に入ったらすぐ模試があるはずだから、学校からのメールに気を付けて。期日までに申し込みしておいてね。できる?」と言いました。
娘は「おっけー」と軽い返事。
娘の在籍している通信制高校は、試験の日だけでなく申し込みや検定料の支払い日などもメールでリマインダしてくれるので、忘れることはないでしょう。私も娘に任せることにしました。
しかし…
娘は「おっけー」と軽い返事。
娘の在籍している通信制高校は、試験の日だけでなく申し込みや検定料の支払い日などもメールでリマインダしてくれるので、忘れることはないでしょう。私も娘に任せることにしました。
しかし…
できていなかった模試の申し込み
11月の最終週、その模試がある1週間前に、学校から私宛にも「今度の週末模試があるよ」とリマインダが来ました。それで念のため、娘に「模試の申し込みをした?」と聞いたら「したよー!」とのこと。
よかったよかった、自分で申し込みできたのね、WEBって便利だなあ、と思ったのですが…
「した」というのは「作業をした」ということで、「完遂した」という意味ではなかったのです…!
よかったよかった、自分で申し込みできたのね、WEBって便利だなあ、と思ったのですが…
「した」というのは「作業をした」ということで、「完遂した」という意味ではなかったのです…!
「したよ!」と言ったのは嘘じゃないけど...
模試の3日前にふっと自分の手が空いたので、車で送迎するため模試の場所を確認しておこうと、娘に「模試はどこであるの?」と聞いたのですが、なんと娘「分かんない。聞いてない」と言うじゃないですか!?
いやいや、そんなはずはないでしょう、あと3日ですよ?
娘宛のメールを確認したら模試の申し込み完了のメールが来てなかった、それでどうも申し込みができてないようだと気がついたのでした。
模試の3日前に!
いやいや、そんなはずはないでしょう、あと3日ですよ?
娘宛のメールを確認したら模試の申し込み完了のメールが来てなかった、それでどうも申し込みができてないようだと気がついたのでした。
模試の3日前に!
以前から、分からないところがあるとそこでストップしてしまうという特性がしばしば見られていたのですが、そこに見事にはまってしまった感じでした。
フォームはリロードしたら有効期限が切れてしまい、これまで記入していた文字もリセットされてしまいました。
フォームはリロードしたら有効期限が切れてしまい、これまで記入していた文字もリセットされてしまいました。