友達8人遊びに来たのに息子だけ孤立?自閉症長男、小5で初めて家に友達を連れてきて…
ライター:taeko
ASD(自閉スペクトラム症)の長男ミミは、この春小学5年生になりました。友達とのトラブルがあったこともあり心配していましたが、ついに先日「うちに友達連れてくる!」という言葉が飛び出して……。
監修: 鈴木直光
筑波こどものこころクリニック院長
1959年東京都生まれ。1985年秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。
1987〜88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。2011年、茨城県つくば市に筑波こどものこころクリニック開院。
友達関係でトラブルが起こりがちだった自閉症長男が、ついに友達を家に呼ぶ!
この春5年生になったASD(自閉スペクトラム症)の長男ミミは、今までうちにお友達を連れてきたことがありませんでした。4年生の時は学校から帰宅したとたん泣きながら友達から嫌なことをされたと訴えたこともあり、つねづね友達関係はなかなか難しいなと思っていた私。
そんなミミですが、4年生終わりの3月くらいから、友達との楽しかった出来事などを話してくれるようになり、そしてついに「友達連れてくる!」という言葉がでたのです!
今までは公園に行ってもルールを守れず浮いていたし、クラスメイトが公園に居ると「イヤな子がいる」と言って公園に入らなかったりしていたミミ。放課後は毎日自宅でゲームやテレビを見る生活だったので、私はミミがお友達を連れて来ることをとてもうれしく思いました。
そんなミミですが、4年生終わりの3月くらいから、友達との楽しかった出来事などを話してくれるようになり、そしてついに「友達連れてくる!」という言葉がでたのです!
今までは公園に行ってもルールを守れず浮いていたし、クラスメイトが公園に居ると「イヤな子がいる」と言って公園に入らなかったりしていたミミ。放課後は毎日自宅でゲームやテレビを見る生活だったので、私はミミがお友達を連れて来ることをとてもうれしく思いました。
一番はしゃいでいるけれど……浮いてる?
ミミが連れてきたのは、小学生男子8人!狭いわが家はぎゅうぎゅうでした。なにで遊ぶのかな?ゲームかな?と思っていたところ、みんなそれぞれゲームやテレビなどで楽しんでいました。そして何より、ミミが一番はしゃいで楽しそう!きっと友達たちがうちにいるのがうれしいのでしょう。
ですが、ミミが一人空回りしているなという場面も見えてきました。
ミミは漫画やおもちゃを友達に自慢しがち。でも自慢してもみんなはゲームに夢中で、誰も見てくれないのです。そんな場面が何度かあり、私はそれ見るたびに心がチクッとしました。
ですが数日後、また同じようなメンバーが遊びにきてくれ、またその後も数回お友達の訪問が続きました。
ミミは漫画やおもちゃを友達に自慢しがち。でも自慢してもみんなはゲームに夢中で、誰も見てくれないのです。そんな場面が何度かあり、私はそれ見るたびに心がチクッとしました。
ですが数日後、また同じようなメンバーが遊びにきてくれ、またその後も数回お友達の訪問が続きました。
グループが分かれた?自分の家に友達を呼んでいるのに孤立しているように見えて……
その日も朝から「今日もお友達誘っていい?」とうれしそうだったミミ。ですが、学校から帰宅したミミに「今日は何人来るの?」と聞いたところ「7人くらいかな……でも……本当はK君のお家に行きたかったんだ」というのです。
K君はミミが大好きな友達です。でも今日はK君のおうちに集まるグループと、うちにくるグループに分かれたようで、当然K君はうちには来てくれないそうで……。好きなお友達が来なかったミミは、いつもより元気がないように見えました。そして、その日もミミの周りにはお友達はおらず、わが家にいながらも孤立しているように感じました。