作業療法士・高畑脩平先生が厳選!子育ての「沼地問題」・偏食・読み書きに役立つ3冊【発達ナビ・あの人の本棚から】
ライター:【FOCUS】発達ナビ書籍ガイド
Upload By 【FOCUS】発達ナビ書籍ガイド
発達ナビでは、発達障害や子育て、教育の分野で活躍する専門家や実践者の皆さんに、「人生を豊かにしてくれた本」「多くの人におすすめしたい本」を紹介していただく連載【発達ナビ・あの人の本棚から】をお届けしています。今回は、藍野大学 医療保健学部 作業療法学科 講師の作業療法士・高畑 脩平先生に、「保護者向け」「支援者向け」「自著」の3つのカテゴリーから、書籍を選んでいただき、発達ナビ編集部の紹介と先生のおすすめポイントをご紹介いたします。
高畑脩平先生が選ぶ3冊は?
作業療法士の高畑脩平先生の専門は読み書き障害の子どもへの支援です。そんな高畑先生が、「保護者の方へ」「支援に携わる方へ」「著者ご自身の作品」という3つの観点から厳選した書籍をご推薦いただきました。
作業療法士の視点から厳選した三冊は、お子さんの発達に悩む沢山の方の保護者の参考になるはずです。
作業療法士の視点から厳選した三冊は、お子さんの発達に悩む沢山の方の保護者の参考になるはずです。
高畑脩平先生が選ぶ!保護者の方におすすめの1冊:『こどもと家族が人生を描く発達の地図』(山口清明・北島静香・NPO法人はびりす著)
発達障害のお子さんを育てる中で、「うちの子、何かが違う」「誰も分かってくれない」と感じることはありませんか?そんな保護者のために、『こどもと家族が人生を描く発達の地図』は、作業療法士が長年の経験から開発した、子育ての悩みに向き合うための実践的なツールです。
この「地図」は、3つの道具と9つの質問を通じて、お子さんと家族の未来に希望を描くお手伝いをします。具体的なエピソードが、あなたの心に寄り添い、子育ての新しい視点をもたらしてくれるでしょう。
行き詰まりを感じた時、この「地図」があなたにとっての羅針盤となり、お子さんとの豊かな人生を歩むための道しるべとなりますように。
(紹介文:発達ナビ編集部)
この「地図」は、3つの道具と9つの質問を通じて、お子さんと家族の未来に希望を描くお手伝いをします。具体的なエピソードが、あなたの心に寄り添い、子育ての新しい視点をもたらしてくれるでしょう。
行き詰まりを感じた時、この「地図」があなたにとっての羅針盤となり、お子さんとの豊かな人生を歩むための道しるべとなりますように。
(紹介文:発達ナビ編集部)
【高畑先生のおすすめポイント】子育ての中で起こる “沼地問題”を俯瞰的に捉える!
子育ての中で起こる“沼地問題”(できないことに注目し、前に進めなくなる状態)に対して、俯瞰的に捉える視点(発達の地図)を持つ視点を教えてくれます。具体的には、
1.行き先を変える(コンパス)
2.捉え方を変える(望遠鏡)
3.進み方を変える(船)
の3つの道具で人生を味わい尽くすという観点から紹介されています。
Youtubeチャンネルの「はびりす発達Q&A」も併せてご覧いただくと理解が深まります。
1.行き先を変える(コンパス)
2.捉え方を変える(望遠鏡)
3.進み方を変える(船)
の3つの道具で人生を味わい尽くすという観点から紹介されています。
Youtubeチャンネルの「はびりす発達Q&A」も併せてご覧いただくと理解が深まります。
こどもと家族が人生を描く 発達の地図
クリエイツかもがわ
Amazonで詳しく見る
こどもと家族が人生を描く 発達の地図
クリエイツかもがわ
楽天で詳しく見る
支援者の方におすすめの1冊:『発達が気になる子の偏食の見方と対応―口腔・感覚・認知・環境からのアプローチ』(立山清美 編著/宮嶋愛弓、丹葉寛之、中岡和代、原田 瞬 著)
発達が気になるお子さんの偏食にお悩みではありませんか?「どうして食べてくれないの?」そんな疑問に答えるのが、『発達が気になる子の偏食の見方と対応―口腔・感覚・認知・環境からのアプローチ』です。
この本は、食べない理由を口腔、認知、感覚、環境、手の不器用さなど、多角的に解説。さらに、具体的な対応策を50項目にわたって紹介しています。チェックリストで偏食の傾向も分かり、お子さんの「食べたい」気持ちを引き出すヒントが見つかるでしょう。
また、リハスタッフ・栄養士・調理員・保育士・保護者・学校の先生・療育スタッフの連携に便利な資料や保護者支援のポイントも解説。偏食のお子さんの「食べない、食べられない」を無理なく解決できる工夫がたくさん詰まった一冊です。
(紹介文:発達ナビ編集部)
この本は、食べない理由を口腔、認知、感覚、環境、手の不器用さなど、多角的に解説。さらに、具体的な対応策を50項目にわたって紹介しています。チェックリストで偏食の傾向も分かり、お子さんの「食べたい」気持ちを引き出すヒントが見つかるでしょう。
また、リハスタッフ・栄養士・調理員・保育士・保護者・学校の先生・療育スタッフの連携に便利な資料や保護者支援のポイントも解説。偏食のお子さんの「食べない、食べられない」を無理なく解決できる工夫がたくさん詰まった一冊です。
(紹介文:発達ナビ編集部)
【高畑先生のおすすめポイント】多角的な視点から偏食の理由と対応方法を整理
この書籍は、偏食の強い子どもを育てる保護者を対象に、大規模な調査結果をもとに「口腔・感覚・認知・環境」など多面的な視点から偏食の理由と対応方法を整理しています。専門的でありながら実践的な支援例が豊富に紹介されており、私自身も幅広い場面で参考にしている一冊です。
発達が気になる子の偏食の見方と対応―口腔・感覚・認知・環境面からのアプローチ
三輪書店
Amazonで詳しく見る
発達が気になる子の偏食の見方と対応―口腔・感覚・認知・環境面からのアプローチ
三輪書店
楽天で詳しく見る
発達ナビユーザーへおすすめの自著1冊:『みんなで繋ぐ読み書き支援プログラム』(井川典克 監修/高畑脩平・奥津光佳・萩原広道・特定非営利活動法人はびりす 編著)
発達障害のあるお子さんの「読み書き」のつまずきにどう対応したらいいのかお悩みの保護者の方も多いのではないでしょうか。書籍『みんなで繋ぐ読み書き支援プログラム』は、そんな保護者を力強くサポートします。
この本は、お子さんの読み書きの困難さを細かくアセスメントし、一人ひとりの特性に合わせた「オーダーメイド」の支援方法を提案しています。眼球運動や姿勢、ICT活用まで多角的な視点から考えられたプログラムが満載です。お子さんの「できた!」を増やすためのヒントがきっと見つかる一冊です。
(紹介文:発達ナビ編集部)
この本は、お子さんの読み書きの困難さを細かくアセスメントし、一人ひとりの特性に合わせた「オーダーメイド」の支援方法を提案しています。眼球運動や姿勢、ICT活用まで多角的な視点から考えられたプログラムが満載です。お子さんの「できた!」を増やすためのヒントがきっと見つかる一冊です。
(紹介文:発達ナビ編集部)
【高畑先生のおすすめポイント】読み書きのつまずきの要因と支援を視覚化!
『みんなでつなぐ読み書き支援プログラム』は、読み書きのつまずきの要因と支援をフローチャートで視覚化しながら整理できる実践書です。子ども一人ひとりに合った支援を、多職種や保護者を“つなぎながら”進められるのが特長です。評価方法から支援プログラム(遊び・道具など)まで、具体策も豊富に紹介されています。
みんなでつなぐ読み書き支援プログラム フローチャートで分析、子どもに応じた オーダーメイドの支援
クリエイツかもがわ
Amazonで詳しく見る
みんなでつなぐ読み書き支援プログラム フローチャートで分析、子どもに応じた オーダーメイドの支援
クリエイツかもがわ
楽天で詳しく見る
まとめ
作業療法士・高畑先生がオススメするこれらの3冊は、発達、偏食、読み書きなどに特性のあるお子さんやその家族、そして支援に関わる全ての人々にとって、エールになることでしょう。これまで感じていた孤独や不安を和らげ、日々の実践に新たな光や希望を届けてくれる3冊、ぜひ手に取ってその温かさと実践力を感じてみてください。これらの本が、皆さんのこれからの子育てや支援活動に、少しでも温かい光を灯し、前向きな一歩を踏み出すきっかけになりますように。
発達性協調運動症(発達性協調運動障害)とは?乳児期から小学生まで、年齢別の困りごと例も【専門家解説】ーーマンガで学ぶDCD
子どもの不器用さが気になったら。発達性協調運動症(発達性協調運動障害)の相談や支援機関、家庭でのサポート方法など【専門家監修】ーーマンガで学ぶDCD
子どもの『脳のタイプ』を伝えるには?障害告知のヒント、発達とトラウマ…精神科医・田中康雄先生が選ぶ3冊【発達ナビ・あの人の本棚から】
発達障害の子どもの「その子らしさ」に寄り添い歩んでいく。小児科医・新美妙美先生が選ぶ3冊【発達ナビ・あの人の本棚から】
「子どもを理解し、支える」ヒントに!児童精神科医・三木崇弘先生が選ぶ3冊【発達ナビ・あの人の本棚から】
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。