グループホームで暮らす自閉症娘はPC博士!娘のある「才能」にアナログ母は大助かり
ライター:荒木まち子
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苦手なことも多い娘。でも彼女の才能を垣間見て、改めてすごいなぁ、と感じた母なのでした。
監修: 鈴木直光
筑波こどものこころクリニック院長
1959年東京都生まれ。1985年秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。
1987〜88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。2011年、茨城県つくば市に筑波こどものこころクリニック開院。
パソコンに精通している娘
26歳の自閉スペクトラム症の娘は現在グループホームで暮らしています。娘は、パソコンの知識が豊富で学生の頃からパソコン関連の資格をいくつも取得していました。
実家にいた頃は、自宅のパソコンの不具合などはいつも娘が解決してくれていました。今でも数か月に一度の帰省の際には、自宅パソコンのバージョンアップや関連サイトの更新などをしてくれています。
実家にいた頃は、自宅のパソコンの不具合などはいつも娘が解決してくれていました。今でも数か月に一度の帰省の際には、自宅パソコンのバージョンアップや関連サイトの更新などをしてくれています。
最近の出来事
私がモバイル機器に保存しているデータの確認をしようとしたときのことです。しばらく使っていなかった機種ということもあり、対応するケーブルがどこを探しても見つかりませんでした。
娘に電話をすると、もしかしたら使えるケーブルを持っているかもしれないから持ってきてくれる、とのことでした。
娘に電話をすると、もしかしたら使えるケーブルを持っているかもしれないから持ってきてくれる、とのことでした。
娘が持参したものの一部がコチラ
そこには絡まりまくったコードの山が……。(写真は一部です)
絡まったコードを解きほぐし、1つひとつなんのケーブルなのか尋ねると、娘は一瞥しただけで何のコードか即座に答えました。
アナログ派の私は、一瞬見ただけで何のコードなのかを即答する娘の才能をすごいと感じています。
苦しかった「カメラアイ」特性――大人になった娘が模索する、特性とのつきあい方