「え、私がADHD!?」息子の個人面談でまさかの指摘…病院を受診してみると
ライター:星きのこ

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皆さまこんにちは。漫画家の星きのこです。9歳になるダウン症の男の子を育児中です。
息子のきいちゃんは現在、地域の特別支援学級に通う小学4年生。
昨年の個人面談で、担任の先生からきいちゃん、そして私にADHD(注意欠如多動症)の傾向があるのではないかと指摘され、病院を受診した時のお話です。

監修: 室伏佑香
東京女子医科大学八千代医療センター 神経小児科
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
筑波大学医学部卒。国立成育医療研究センターで小児科研修終了後、東京女子医科大学八千代医療センター、国立成育医療研究センター、島田療育センターはちおうじで小児神経診療、発達障害診療の研鑽を積む。
現在は、名古屋市立大学大学院で小児神経分野の研究を行っている。
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
子どもの個人面談で指摘された私のADHD(注意欠如多動症)⁉
去年、小学3年生だったきいちゃんの個人面談で、担任の先生からきいちゃんはダウン症という特性だけではなく、発達障害(ADHD/注意欠如多動症)の特性もある可能性を指摘されました。
しかも、きいちゃんだけではなく私まで……(!)。
しかも、きいちゃんだけではなく私まで……(!)。

ダウン症息子の担任教師「癇癪の原因は発達障害かも」と衝撃発言!?さらに母親の特性まで指摘され…
これにはさすがに驚いてしまいましたが、でも、きいちゃんだけではなく、私自身にも思い当たるふしはたくさんありました。
それは、
……などなど、ADHD(注意欠如多動症)の特性とあてはまる点が、私にもあったからです。
それは、
- 忘れ物が多い。時間や場所を間違えてしまうミスも多々ある。
- 掃除がとーっても苦手
- 人と話していても時々、全く違うことを考えてしまう
……などなど、ADHD(注意欠如多動症)の特性とあてはまる点が、私にもあったからです。
「きのこちゃんってADHD(注意欠如多動症)なんじゃないの?」と言われたことも……
実は、今でこそ「発達障害」や「ADHD(注意欠如多動症)」という言葉や診断名は世間一般に浸透していますが、私の子どもの頃にはなかった「言葉」でした。私が大人になってから、発達障害という言葉が一般的にも使われるようになり、私も耳にすることが増えました。「大人の発達障害」という言葉を聞いたのも、私が大人になってからでした。
知人から「きのこちゃんってADHD(注意欠如多動症)なんじゃないの?」と言われたこともあり、「え?どういう意味?」と思ったこともあります。
でも、ADHD(注意欠如多動症)のもう一つの傾向である「多動」が、のんびり屋の私にはあてはまりませんでした。なので、おっちょこちょいだけど、これは性格なのかもなあ……と、とくに病院で受診することがなくここまできてしまったのです。
それが……まさか自分の子どもの個人面談で、また向き合う日がくるとは……‼
知人から「きのこちゃんってADHD(注意欠如多動症)なんじゃないの?」と言われたこともあり、「え?どういう意味?」と思ったこともあります。
でも、ADHD(注意欠如多動症)のもう一つの傾向である「多動」が、のんびり屋の私にはあてはまりませんでした。なので、おっちょこちょいだけど、これは性格なのかもなあ……と、とくに病院で受診することがなくここまできてしまったのです。
それが……まさか自分の子どもの個人面談で、また向き合う日がくるとは……‼
病院で簡易的な検査を受けてみる
担任の先生から、「気になるようでしたら専門の先生にご相談されてみてもいいかもしれません」とアドバイスいただき、自分のことだけならまだしも、きいちゃんにも関連することなので、病院でまずは私が簡易的な検査を受けてみることにしました。
すると、結果は……
多動はほぼなく、不注意がかなり高い不注意優勢のADHD(注意欠如多動症)傾向が強いという結果に……!!
この時はショックというよりも、自分なりにADHD(注意欠如多動症)のことを調べていたので「やっぱりなあ……」という感想でした。
女性の場合は多動傾向が出ない人もいて、私のように自他ともに見過ごされてしまう人も多いようです。
主治医によると、ADHD(注意欠如多動症)は遺伝する可能性もあるとのことでした。
(※)ADHD(注意欠如多動症)の遺伝について:現段階では親からの遺伝が原因となって発現する可能性を確率によって表すことはできませんが、ゼロであるとは言い切れないと考えられています。
そういえば……と、幼いころの記憶がよみがえります。
私の母は、私以上に掃除が苦手で、いつも何か物を探していて、「(物が)ない、ない」が口癖の人でした。
子ども心に、母はなんでそんなに物を失くすのが不思議で仕方がなかったのですが、今、私は母とソックリになっているのです。
「母よ、あなたもADHD(注意欠如多動症)だったのか……」と、ある意味謎が解けてスッキリ(?)しました……。母は母で、自分でもどうしようもなく、困っていたんだな、と……。
すると、結果は……
多動はほぼなく、不注意がかなり高い不注意優勢のADHD(注意欠如多動症)傾向が強いという結果に……!!
この時はショックというよりも、自分なりにADHD(注意欠如多動症)のことを調べていたので「やっぱりなあ……」という感想でした。
女性の場合は多動傾向が出ない人もいて、私のように自他ともに見過ごされてしまう人も多いようです。
主治医によると、ADHD(注意欠如多動症)は遺伝する可能性もあるとのことでした。
(※)ADHD(注意欠如多動症)の遺伝について:現段階では親からの遺伝が原因となって発現する可能性を確率によって表すことはできませんが、ゼロであるとは言い切れないと考えられています。
そういえば……と、幼いころの記憶がよみがえります。
私の母は、私以上に掃除が苦手で、いつも何か物を探していて、「(物が)ない、ない」が口癖の人でした。
子ども心に、母はなんでそんなに物を失くすのが不思議で仕方がなかったのですが、今、私は母とソックリになっているのです。
「母よ、あなたもADHD(注意欠如多動症)だったのか……」と、ある意味謎が解けてスッキリ(?)しました……。母は母で、自分でもどうしようもなく、困っていたんだな、と……。

