ASD（自閉スペクトラム症）と3歳の時に診断を受けた長男けんとは、現在小学4年生。特別支援学級の情緒クラスに在籍しています。構音障害があり、集団行動が苦手な男の子です。
そして、発達障害グレーゾーンの次男ゆうきは小学2年生。通常学級に在籍しています。小さい頃から不安がとても強く、極度の負けず嫌いです。

新年度に夫の仕事の都合で、遠く離れた、一度も住んだことのない雪国に引っ越すことになりました。3月前半は新居探し、児童精神科のある病院探し、引っ越し作業などに追われていましたが、新居が決定したので3月後半頃から学校近くの放課後等デイサービス（以下、放課後デイ）を探し始めました。
とはいえ、引っ越しをするまで見学には行けないので、まずはどんなところがあるのかインターネットで調べてみました。

まず、わが家の場合の放課後デイの希望をまとめてみました。

希望1【けんと】【ゆうき】週に2～3回、送迎ありの小集団療育を行う施設に通いたい（※）
希望2【けんと】【ゆうき】週に1～2回、保護者の送迎で個別療育を行う施設に通いたい
希望3【けんと】週1～月1、言語聴覚士さんがいる施設に通いたい
（※）きょうだいで遊んでしまう可能性が高いので、希望1は、できれば別々の施設にしたい

長期休みの利用や、どちらかの子どもの用事（通院など）があるときに預かっていただける場所を確保したくて、送迎ありの放課後デイはわが家の場合は必須条件でした。

希望2は、子どもたちにとって必要だと思う個別療育を行う施設があったら利用しようと思いました。
希望3は、病院探しの際、構音障害のある長男けんとが言語訓練を受けられる病院を探したのですが、見つからなかったので言語聴覚士による言語訓練を受けられる放課後デイを探すことにしました。

自宅＆小学校近くの放課後デイがいくつかあったので、Webサイトを見てわが家の子どもたちに合いそうなところに電話をしてみました。しかし、残念ながら定員いっぱいでした。キャンセル待ちができるか伺ってみると、キャンセル待ちもいっぱいで受け付けられないとのこと。見学希望の段階でのお断りでした。

その後、希望1タイプの近所の放課後デイには、ほぼ電話をしましたが、全てが定員いっぱい。引っ越しをする日程が近づいてきたので、いったん放課後デイ探しはお休みし、市役所に電話。相談支援員さんにご協力いただきながら探すことにしました（地域によって制度が異なるようです）。

引っ越し後、生活が落ち着いてきたタイミングで相談支援員さんと契約し、相談できることに。その時に地域の特性や、どんな放課後デイがあるのかなどの情報をいただきました。発達支援施設の情報を入手できる地域の取り組みがあることも教えてくださったので、それを活用しながら放課後デイ探しを再開。

すると、うちの子に合いそうな希望2タイプの個別療育を行う放課後デイを発見。さっそく電話し、見学に行って通うことにしました。わが家の地域では保護者送迎の個別療育を行う放課後デイは、比較的空きがあるようです。

しかし、相変わらず希望1タイプの送迎ありの放課後デイは見つかりません。特別支援学級の先生方や保護者の方との話しの中でも、聞けそうな時は情報をいただいたのですが、やはり空きはありませんでした。