私たちに求められるのは「個人の努力」ではなく「社会の変化」

今回の研究結果は、私たちに非常に重要な視点を提示しています。それは、当事者の生きづらさを解消するために必要なのは、当事者本人に「(多数派に合わせる)努力」を強いることではない、ということです。
本当に求められているのは、社会の側が受け入れ方を変えていくこと。つまり、「神経多様性(脳や神経の働きには多様なあり方があるという考え方)」を尊重する、包摂的な社会環境を形成することなのではないでしょうか。
あなたの「生きづらさ」は、あなたのせいではありません。その苦しみの正体を一つひとつ知っていくことが、あなた自身を守り、そして社会全体を変えていく力になります。
千葉大学ニュース「\包摂的な社会環境の形成へ/能力主義的なさりげない差別にさらされて、自閉スペクトラム症者はひっそりと孤独感を高める」
https://www.chiba-u.jp/news/research-collab/pdf_1.html
※クリックすると、発達ナビのWebサイトから千葉大学Webサイト内ニュース『\包摂的な社会環境の形成へ/能力主義的なさりげない差別にさらされて、自閉スペクトラム症者はひっそりと孤独感を高める』に遷移します
「普通に見えるね」「なんでできないの?」悪気のない言動が、発達障害当事者への差別・社会的孤立につながる――「オールマイノリティ・プロジェクト」代表大島教授インタビューのタイトル画像

「普通に見えるね」「なんでできないの?」悪気のない言動が、発達障害当事者への差別・社会的孤立につながる――「オールマイノリティ・プロジェクト」代表大島教授インタビュー

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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