【3歳児の癇癪】息子の癇癪が止まらない!自閉症診断、療育で知った「見通し不安」。知識が実感に変わった息子の一言【読者体験談】

ライター:ユーザー体験談
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現在6歳の息子はASD(自閉スペクトラム症)と診断されています。これは、正式な診断前の発語がほぼなかった3歳ごろ、ナゾの癇癪に悩まされていた頃の話です。
【発達ナビではユーザーさんからの子育てエピソードを募集中!今回は「癇癪・見通し不安」についてのエピソードをご紹介します】

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監修: 新美妙美
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 特任助教
2003年信州大学医学部卒業。小児科医師として、小児神経、発達分野を中心に県内の病院で勤務。2010年信州大学精神科・子どものこころ診療部で研修。以降は発達障害、心身症、不登校支援の診療を大学病院及び一般病院専門外来で行っている。グループSST、ペアレントトレーニング、視覚支援を学ぶ保護者向けグループ講座を主催し、特に発達障害・不登校の親支援に力を入れている。 多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」の制作スタッフ。

ニコニコから急変、突然の癇癪

このコラムで分かること

  • ASD(自閉スペクトラム症)診断前後に見られる「ナゾ癇癪」の具体的なエピソード
  • 「見通し不安」や「予定変更」が苦手な子への具体的な環境調整のヒント
  • 親が子どもの特性を「知識」から「実感」として理解するまでのプロセス
お子さんのプロフィール
  • 年齢:6歳
  • 診断名:ASD(自閉スペクトラム症)
  • エピソード当時の年齢:3歳頃

息子と公園でたくさん遊んだ帰り道、コンビニが目に入り、私がお菓子を買いたくて「ママお菓子買いたいな、息子くんも買う?」と何気なく聞いたところ、いきなり全身でイヤイヤを表しながらワーワー騒ぎ出してしまいました。「嫌ならいいよ、コンビニ寄らずに帰ろう」と言うも泣き止まず、手がつけられない状態に。結局、泣き止むことはなかったため、コンビニには行かず無理やり帰り、楽しかったお出かけが台無しになってしまいました。
楽しかったお出かけが台無しに……
楽しかったお出かけが台無しに……
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日常に潜むナゾの癇癪スイッチ

このようなナゾ癇癪は他にもありました。

  • 行ったことのない飲食店にはかたくなに入りたがらない(たとえ看板に息子の好きな料理が描かれていても)
  • おもちゃを買ってもらったドライブ後、家へ帰る道だと分かると大絶叫(帰ったらそのおもちゃで遊べるのに)
  • 楽しみなお出かけ前「お着替えするよ」の言葉に泣きわめく

どれも、息子にとってポジティブなことのはずです。息子が好きなものを食べようと思って選んだお店だったり、行きたいところに出発するための着替えだったり、息子にとっていいことばかりなのに癇癪をおこされることが心底理解できませんでした。どこにあるか分からない癇癪スイッチに、当時の私はただただおびえ、新しい飲食店を開拓したり、ドライブすること自体が億劫になっていきました。

転機は「診断や療育」。ただ、知識と現実は違った

その後、医療機関で「療育が必要です」と言われ、実際に児童発達支援に通うようになったことで、「息子には息子に合ったサポートが必要なのだ」と理解し、少しずつ私の知識も増えていったように思います。
支援者の方からのアドバイスやASD(自閉スペクトラム症)に関する書籍などから、癇癪スイッチは「見通し不安」や「予定変更が苦手」という理由からきているのかな、と予想を立てることができました。そこで、お出かけする前に「1公園、2スーパー」のように予告(指の数+口頭で)してから出発する、飲食店の写真を見せて「今日はここに行くよ」と視覚的に示すなどいろいろ試すようになりました。うまくいくこともあれば、やっぱりスイッチが入ってしまうこともあり、「これだ!」という手ごたえはいまいち持てず……。知識として持っていても、「こういうときはこう!」のように、正解の対応を見つけることができず、単純にはいかないのだなとモヤモヤは晴れませんでした。
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