【リアル体験】肘が抜けた!?多動なADHD息子の「飛び出し」防止でまさかの事態。「肘内障」リスクとハーネスへの葛藤
ライター:メイ
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こんにちは。メイです。
息子のトールは現在中学1年生。ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受けています。
今回はトールがまだ幼稚園に入園する前の、小さい頃のトラブルのお話をしたいと思います。
監修: 室伏佑香
東京女子医科大学八千代医療センター 神経小児科
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
筑波大学医学部卒。国立成育医療研究センターで小児科研修終了後、東京女子医科大学八千代医療センター、国立成育医療研究センター、島田療育センターはちおうじで小児神経診療、発達障害診療の研鑽を積む。
現在は、名古屋市立大学大学院で小児神経分野の研究を行っている。
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
突然の走り出しと「絶対に離さない」手の繋ぎ方
トールは小さい頃、一緒にお出かけした時など急に走り出してしまうことがよくありました。何か興味をひくものがあるのか、ただ走りたいだけなのかは分かりませんでしたが、今思えば、ADHD(注意欠如多動症)の衝動性やASD(自閉スペクトラム症)のこだわりといった特性の表れだったのだと思います。しかし、当時の私は原因が分からず、急に走り出してしまうことは大きな悩みのひとつでした。
スーパーなどのお店の中でふとした時にどこかへ行ってしまうこともよくありました。迷子になったり、事故につながったりすることも怖かったので、「繋いだ手を絶対に振り解かれないようにしなければ」と思い、私は独自の振り解かれない手の繋ぎ方を考え、実行するようにしていました。
スーパーなどのお店の中でふとした時にどこかへ行ってしまうこともよくありました。迷子になったり、事故につながったりすることも怖かったので、「繋いだ手を絶対に振り解かれないようにしなければ」と思い、私は独自の振り解かれない手の繋ぎ方を考え、実行するようにしていました。
予期せぬアクシデント……動かなくなった腕に恐怖
しかしある日の外出中、トールが癇癪を起こしたので道の端っこでなだめていたところ、急に腕を痛がり始めました。
トールがあっちに行きたいと私の手を振り払おうとしていて、私は払われないようにしっかりと手を握っていた時だったので、引っ張り合いのようになっていたのです。腕を痛がったのは一瞬でしたが、次の瞬間、トールはその腕をだらんと下げ、全く動かさなくなってしまいました。
家に連れて帰ってからも様子を見ていましたが、遊ぶ時、ご飯やお風呂の時など、その腕を全く動かそうとしませんでした。反対の手はいつも通り動かすし、ニコニコと機嫌よく過ごしていて痛がる様子もありませんでしたが、こんなことは初めてだったのでとても不安を感じました。しかし、翌朝目が覚めた頃には、普通に腕を動かすようになっていたので、結局この時は病院には行かずじまいでした。
トールがあっちに行きたいと私の手を振り払おうとしていて、私は払われないようにしっかりと手を握っていた時だったので、引っ張り合いのようになっていたのです。腕を痛がったのは一瞬でしたが、次の瞬間、トールはその腕をだらんと下げ、全く動かさなくなってしまいました。
家に連れて帰ってからも様子を見ていましたが、遊ぶ時、ご飯やお風呂の時など、その腕を全く動かそうとしませんでした。反対の手はいつも通り動かすし、ニコニコと機嫌よく過ごしていて痛がる様子もありませんでしたが、こんなことは初めてだったのでとても不安を感じました。しかし、翌朝目が覚めた頃には、普通に腕を動かすようになっていたので、結局この時は病院には行かずじまいでした。
肘が抜けている?必死の行動が招いた事態
その後、腕に関しては何事もなく過ごしていたのですが、忘れた頃にまた同じようなことが起きてしまいました。
その時は泣いているうちにすぐに元に戻ったのですが、二度目だったので病院で相談してみたところ、「肘が抜けてしまった状態(肘内障/ちゅうないしょう)」ではないかと言われました。
病院の先生から教えてもらった肘が抜けた時の症状とトールの症状が一致していたので、おそらくそうだったのだろうと思います。そして、「腕を強く引っ張ることでそうなってしまう」という説明を聞き、大きなショックを受けました。
トールが急に走り出そうとしたり、急に方向転換をしたりすることは日常茶飯事でした。手を離してはいけないとしっかり握っていたので、振り払われることはありませんでしたが、その代償として、私の必死な力がトールの肘に強い負荷をかけていたのだと、初めて気づかされたのです。
その時は泣いているうちにすぐに元に戻ったのですが、二度目だったので病院で相談してみたところ、「肘が抜けてしまった状態(肘内障/ちゅうないしょう)」ではないかと言われました。
病院の先生から教えてもらった肘が抜けた時の症状とトールの症状が一致していたので、おそらくそうだったのだろうと思います。そして、「腕を強く引っ張ることでそうなってしまう」という説明を聞き、大きなショックを受けました。
トールが急に走り出そうとしたり、急に方向転換をしたりすることは日常茶飯事でした。手を離してはいけないとしっかり握っていたので、振り払われることはありませんでしたが、その代償として、私の必死な力がトールの肘に強い負荷をかけていたのだと、初めて気づかされたのです。