【50代・ADHD】「声に出さないと忘れる!」独り言が激しい私…娘に「完全無視」されるトホホな日常
ライター:ひらたともみ
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50代になってADHD(注意欠如多動症)と診断された私。昔からケアレスミスが多いと自覚していることもあってか、セルフチェックの意味もこめて独り言が多く……。
監修: 室伏佑香
東京女子医科大学八千代医療センター 神経小児科
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
筑波大学医学部卒。国立成育医療研究センターで小児科研修終了後、東京女子医科大学八千代医療センター、国立成育医療研究センター、島田療育センターはちおうじで小児神経診療、発達障害診療の研鑽を積む。
現在は、名古屋市立大学大学院で小児神経分野の研究を行っている。
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
独り言?話しかけている?
私は50代になってADHD(注意欠如多動症)と診断されました。
昔からケアレスミスが多いと自覚していることもあってか、セルフチェックの意味もこめて独り言が多い私。
例えば……
「えーと、今日は●時に○○に行かなきゃな……」
「メールしなきゃ。メール、メールと!」
「ケチャップどこだっけ……?ケチャップ……あ!そうだ!お醤油きらしてるんだ!」
その独り言は毎日一緒に暮らす娘の耳にも届いていました。
昔からケアレスミスが多いと自覚していることもあってか、セルフチェックの意味もこめて独り言が多い私。
例えば……
「えーと、今日は●時に○○に行かなきゃな……」
「メールしなきゃ。メール、メールと!」
「ケチャップどこだっけ……?ケチャップ……あ!そうだ!お醤油きらしてるんだ!」
その独り言は毎日一緒に暮らす娘の耳にも届いていました。
そしてある日のこと。
娘に話しかけても一向に返事がありません。「あれ?聞こえてないのかな」と思い、少し大きな声で言いましたが娘は無言です。
娘に話しかけても一向に返事がありません。「あれ?聞こえてないのかな」と思い、少し大きな声で言いましたが娘は無言です。
どうやら娘はまた私の独り言なのだろうと聞き流していたようです。
私の独り言は日頃から会話のようにはっきりしているため、娘も話しかけられているのか区別がつかないとか。独り言はもう少し小声にするよう努力しなくてはと思いました。
私の独り言は日頃から会話のようにはっきりしているため、娘も話しかけられているのか区別がつかないとか。独り言はもう少し小声にするよう努力しなくてはと思いました。
執筆/ひらたともみ
(監修:室伏先生より)
独り言についてのエピソードをご共有いただき、ありがとうございました。
独り言は、次にやることを忘れないため、注意を「今ここ」に戻すため、頭の中の思考を外に出して整理するための、とても自然で実用的なセルフサポート行動だと思っています。
特にADHD(注意欠如多動症)の特性がある方にとっては、思考や予定が頭の中で同時に立ち上がりやすく、それを言葉にすることで行動につなげやすくなることがあります。いわば独り言は、ご自身が長年培ってこられた「工夫」や「知恵」の一つとも言えるでしょう。
同じようなことは、お子さんの言動にも当てはまる場合があります。ご家族にとっては一見気になる行動が、実はお子さんが日々を乗り切るための工夫であることも少なくありません。こうした捉え方は、ご家族との日々のやりとりを、少し違った角度から見つめ直すきっかけになるかもしれません。
独り言についてのエピソードをご共有いただき、ありがとうございました。
独り言は、次にやることを忘れないため、注意を「今ここ」に戻すため、頭の中の思考を外に出して整理するための、とても自然で実用的なセルフサポート行動だと思っています。
特にADHD(注意欠如多動症)の特性がある方にとっては、思考や予定が頭の中で同時に立ち上がりやすく、それを言葉にすることで行動につなげやすくなることがあります。いわば独り言は、ご自身が長年培ってこられた「工夫」や「知恵」の一つとも言えるでしょう。
同じようなことは、お子さんの言動にも当てはまる場合があります。ご家族にとっては一見気になる行動が、実はお子さんが日々を乗り切るための工夫であることも少なくありません。こうした捉え方は、ご家族との日々のやりとりを、少し違った角度から見つめ直すきっかけになるかもしれません。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。