ポジティブもプレッシャーになることがある

長期休暇明けの不安について、対策も含めて紹介してきました。私の対策はすべて「行動」であり、あえて「考え方」には何も手をつけていません。というのもポジティブな考えもプレッシャーになってしまうからです。

とにかく変化や見通しが立たないことが怖い状態なので、「これを機に新たに人間関係を築こう」とか「心機一転頑張ろう」とかポジティブな思考も、「そうしなければいけない」「でもどうしたら達成できるか分からない」という負担になりかねません。そうすると、ただでさえ吊り橋みたいな道が綱渡りのように感じられてしまいます。

プラスでもマイナスでも不確定要素は減らしておくほうが良いと感じているので、私はただ行動のみを決めるようにしています。事前準備と当日の行動。自分を主語にした対策を心がけることで、休み明けや新たな場所への不安を乗り越えています。

執筆/くろまる
(監修:鈴木先生より)
神経発達症の人にもルーティンがあります。「朝はトイレへ行ってから顔を洗い、着替える」といった決まった順番を大切にしている場合、誰かにその流れを乱されると、思い通りにいかない不安からイライラを感じてしまうことがあります。また、初めて行くところは不安なため、下見や予習することで安心感が生まれます。旅行へ行くにあたっても、旅先のVTRがあればそれを見てから行きます。卒業式などの学校行事なら、前年のVTRがあればそれを見ていくと、どんなことをやり、どんな人が来ているかが分かり、不安が取れてスムーズな参加を後押ししてくれます。前日準備もそうですが、見える化が重要です。例えばタンスなども、できれば引き出しを透明なタイプに替えるだけでも、中身が一目で分かりやすくなります。身近なところから、ぜひ「分かりやすさ」を整えてみてください。
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https://h-navi.jp/column/article/35030915
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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