家族会議を始めたことで変わったこと
講座で学んだことを参考に、わが家では「家族会議」を始めました。
何か問題が起きたときは、すぐに言い合うのではなく、家族全員の時間を事前に決めて、『何月何日何時から行うので、必ず全員時間を空けること』と紙に書いて貼り出します。だいたい、土曜日の午前中が多いです。
学校行事にどこまで参加するか、どこまでできそうかのラインを決めるとき、家族旅行の行先や何をするかなど気になること、問題だなと思ったときに開催です。話すときは、相手の言葉をさえぎらず、最後まで聞きます。この傾聴方法が息子にはとてもよかったようです。自分の意見を聞いてもらえることが嬉しかったようで、ニコニコして「また会議やろう」と言うようになりました。
何か問題が起きたときは、すぐに言い合うのではなく、家族全員の時間を事前に決めて、『何月何日何時から行うので、必ず全員時間を空けること』と紙に書いて貼り出します。だいたい、土曜日の午前中が多いです。
学校行事にどこまで参加するか、どこまでできそうかのラインを決めるとき、家族旅行の行先や何をするかなど気になること、問題だなと思ったときに開催です。話すときは、相手の言葉をさえぎらず、最後まで聞きます。この傾聴方法が息子にはとてもよかったようです。自分の意見を聞いてもらえることが嬉しかったようで、ニコニコして「また会議やろう」と言うようになりました。
そして、家族会議を重ねていくうちに、家族の会話も少しずつ落ち着いてできるようになっていきました。息子は時に「Iメッセージで話して」と夫を嗜めるようなことを言うようになりました。
保護者が楽になることも大切だと知った
「なんなの⁉」と子どもに思うことがあっても、ストレス値を5段階評価で数値化してみて「これだけあればまぁイライラするよね」「不安になってるな」とか客観的に捉え、「疲れてる、寝よう」「さっさと病院いこう」などの判断ができるようになりました。すぐ行動に移すと気持ちも変わり、「なんか分からないけれどモヤモヤする」という時間が減り、私の心が「怒り」に持って行かれることがなくなったと思います。外注できるところは出すようにして、抱え込まず相談をするようにしました。すると、QOLは確実に向上しました。
私のQOLが向上すると家庭環境もよくなるのか、子どもが落ち着く場面も増えていったように思います。
私のQOLが向上すると家庭環境もよくなるのか、子どもが落ち着く場面も増えていったように思います。
同じように悩んでいる方へ
子どもが小さい頃から育てにくさを感じていても、どうすればいいか分からず、一人で抱えてしまうことは少なくないと思います。でも、具体的な方法を知り、少しずつ試していくことで、状況が変わることもあります。
問題がなくなるわけではありません。それでも、「どうしたらいいか」が分かるだけで気持ちは大きく変わると感じています。もし今つらいと感じている方がいたら、一人で抱え込まず、支援につながる道を探してみてください。
イラスト/志士ノまる
エピソード参考/sasa
問題がなくなるわけではありません。それでも、「どうしたらいいか」が分かるだけで気持ちは大きく変わると感じています。もし今つらいと感じている方がいたら、一人で抱え込まず、支援につながる道を探してみてください。
イラスト/志士ノまる
エピソード参考/sasa
専門家コメント 公認心理師 井上 雅彦先生
どうして良いか分からず一人で抱え込んでしまうことは、より孤立感を強め親自身が精神的に追い込まれてしまいます。誰かに相談すること自体が大きな不安であったり、それを乗り越えることにも勇気とエネルギーが必要になりますよね。相談機関にかぎらず「しっかり聞いてくれる誰か」に話すことで、自分の考えを改めて整理したり、自分の感情や行動に向き合うきっかけになると思います。「こうすれば良い」という唯一の答えを見つけるのはなかなか難しいですが、さまざまな工夫や対処法を自分自身や子どもに対してトライしてみることで、新たな発見や方向性が見えてくるのではないかと思います。(監修:公認心理師 井上 雅彦先生)
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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